来年度にはいよいよ小学生、その前に「就学時検診」があります。健康診断と言っても、面接や簡単な検査があったりする場合も。
「親子共々、どんな服装で臨めばいいの?」
「どれくらいの時間を要するの?」
全く想像がつかない・・・どうしよう!?という方に、今回は、就学時検診についてお伝えします!
就学前検診の内容や時間!
まずは、就学時検診の内容と所要時間についてお伝えします!
- 受付
- 校長・先生からの話
- 健康診断
- 面談
就学時検診は、どこの自治体でも、秋に行われることがほとんどです。
目的は、学校保健安全法の規定によって行われています。就学予定者の状況を把握して、保健上必要な助言を行うためのものです。
①受付
事前に郵送されてきた就学時健康診断票・健康調査票は自宅で記入してから持参します。
受付で記入済みの書類を提出し、体育館へ行きます。体育館に並んだ椅子に親子座り、説明が始まるまで待機です。
学校によりますが、受付の順番で、所要時間が変わってくる場合があります。
受付を早くした順番でグループ割をされて、最初に半分のグループぐらいがさっそく健診に行き、残りの半分は体育館で待機となります。
早めに受付をすれば、早々に健康診断に連れていかれ、内科・歯科・視力・聴力検査などを終えることができます。
体育館で待機となったグループは第1陣グループが帰ってきてから、健康診断に連れていかれるので、終わるまで結構時間がかかるようです。
早めに受付を済ませるのがおすすめ!
②校長・先生からの話
校長先生など先生方から、就学前検診の流れなどについてのお話があります。
その説明などが終わり次第、子供たちは5~6人ずつのグループに分かれてさっそく健康診断に連れていかれます。
連れていってくれるのは、5年生の児童です。つまり、新一年生のペアになる新6年生の子どもたち!
我が家の場合はコロナだったのもあったのか、1人の先生が10人ほどをまとめて連れて回ってくれました。
③健康診断
各教室を会場にして、内科・眼科・耳鼻科・歯科それぞれの検診が行われます。
つまり、就学前検診の健康診断では、内科・歯科・聴力・視力検査といった内容です。自治体によっては、知能検査もあるようですよ。
それぞれの検査をする教室を回って、全部終わると体育館に戻ってきます。
健康診断は、5年生と年長児がペアになって一緒に健診をまわることが多いですが、その間は母子分離です。
もし、母子分離の経験が少なかったり、苦手に感じてしまう子どもの場合には事前に心づもりをしておいた方がよさそうですね。
④面談
健康診断から戻ってきたら、親子で面談です。
先生の前に子どもが座り、子どもに対して質問がされます。
・名前
・幼稚園、保育園の名前
・好きな遊び など
子供でも緊張すると、なかなか応えられないことも多いですが、先生方は、慣れています。あの手この手で話しかけてくれるので安心しても良いでしょう。YES.NO.で答えられるように問いかけてくれたりもしますよ。
私の学校では面談はありませんでしたが、心理学の先生がセミナーをひらいてくれました!
事前に聞きたいことや心配ごとがある場合は、質問内容をまとめておくと良いですね。
子供が健康診断から戻ってくるのが遅くなると、面談の列で待たなくてはなりません。そこで時間がかかることが多いようです。
スムーズでしたら、就学時検診全体で30分程度で終了するという情報もありました。
所要時間は?
それぞれの自治体の内容や、クラス数などにもよりますが、早ければ30分くらいで終わります。
内容が多かったり、待ち時間が長い場合は、3時間ほどかかったという情報もあります。
特に、1学年5~6クラスもあるような大きな学校だと、3時間以上かかることもあり、とにかく待ち時間が長いようです。
平均だと、1時間~2時間という学校が多いです。待ち時間が長いのは、子どもにとっても大変ですよね。少しでも早く終わるには、受付をとにかく早く済ませるのがよさそうですね◎
我が家も1時間ほどで終了でした!
当日受診できない!どうなる?
就学時検診当日、さまざまな理由で、どうしても受診できない場合もありますよね。そんな場合、小学校からの回答は、さまざまなようです。
「各自で、それぞれの校医を受診してください。」という対応の学校も。
校医といっても、内科・眼科・耳鼻科に歯科・・・
それぞれの医院を訪れるということになりますので、なるべくなら就学時検診に参加できると効率的です。
就学時検診当日の付き添いの保護者は、必ずしも親ではなくてもいい場合がほとんどです。
つまり、祖父母でも大丈夫ということですが、子どもの健康のことを聞かれるので、ある程度把握している人にお願いした方がよいです。
就学時検診の予備日が設けられていないかどうかを確認しましょう。
地域によっては、学校で予備日を設けているところもあるそうなので、心配な場合には学校へ確認しておくと良いと思います。
転居、国・私立学校への入学などの場合は?
転居予定や、国・私立学校への入学、越境などの場合、通知書の一例によると以下の通りでした。
国・私立学校への入学が決まっている場合
①区で健康診断を受診すべきか、入学する学校に確認する
②入学する学校で健康診断を受診するため、区での健康診断を受けない場合、事前に実施会場と教育委員会学務課保健給食係へ電話連絡をする
③最寄りの特別出張所または教育委員会学務課学事係に入学許可書等を添えて「国立私立学校就学届」を提出する
という手続きが必要なようです。
転居する場合
・区内転居
転居先へ通知書が送付されるので、そこに記載されている実施会場にて健診を受ける。
転居先の健診が終わってしまっている場合、現在手元にある通知書の会場にて健診を受ける。
・区外転居
転出先の教育委員会に問い合わせる。
転出先の健診が終わってしまっている場合、現在手元にある通知書の会場にて健診を受ける。
基本的には、今住んでいる学区の小学校での健診を受けるのが一般的のようです。
つまり、就学時検診に来ている全員と入学式で会えるわけではなく、転居の方も検診を受けている可能性があるということになりますね。
親の服装と子供の服装は?
健康診断に行く際の子どもの服装は、事前配布された書類には、具体的に「これ」という服装は書いてありませんが、注意書きがあることも。
●脱ぎ着のしやすいもの(ジャンパースカート・ワンピース等は避ける)
●幼稚園、保育園の名札をつけてくること
健康診断があるので、検診がスムーズに行われるような服装に留意した方がよさそうですね。
地域によっては、幼稚園や保育園の園服を着用していくところもあるようですので、先輩ママに聞いてみるといいかもしれません◎
おすすめの服装
①ズボンはジャージなどの脱ぎやすいもの
デニムのズボンを履いてきている子もいますが、生地が固いせいか、脱ぐのに時間がかかっているお子さんが多いようです。
②シャツは伸縮性があるもの
内科ではシャツをめくるだけではなく上半身裸になるので、シャツも下着も襟ぐりは広く体にピッタリしていないものが良さそうです。
ボタンなどがついているもの(自分でうまく外せない場合)は、避けたほうが良いでしょう。
「サッと脱げて、サッと着れるものを着ていくこと」がポイントです!
診察が始まると、お医者さんは短い時間に何十人もの子どもを診なくてはならないので、スムーズに診察してもらうよう配慮したいですね!
とはいえ、そこまで慎重になることはありません。
私が見た中では、皆普段着で来ていましたよ
身だしなみに注意!
事前に配布された案内には、健診を受けるにあたっての注意事項が記載されています。
①お風呂に入って体をきれいにしておく。
②耳垢をとっておく。
③歯をきれいに磨いておく。
④爪を切っておく。
⑤下着には名前をつけておく。
⑥髪の長い子は前髪を短くするか束ねておく。
健診をスムーズに終えるためにも、一応確認しておきましょう。
親の服装
親の服装については、特に記載はありません。
しかし、初めて小学校へ足を運ぶ機会。どんな服装をしていいていいかわかりませんよね。
不安に思っている方!ラフな格好で大丈夫です◎
公立の小学校でしたら、ほとんどのお母さんがラフな普段着です。本当に普段通りの格好の方が多かったです。
それでも不安…という方は、白シャツ・カーディガン・きれいめパンツスタイルが無難だと思います。
中には、きちんとしたシャツやアンサンブルにパンツやスカートというお母さんもいますが、そうした格好は、目立つかもしれません。
ただし、都市にある小学校や私立の小学校は、事情が変わってきますので、事前に、先輩ママに聞いて参考にしましょう!
就学時検診の持ち物!
就学時検診のときの持ち物や持っていくとよいものなどをお伝えしますね◎
必要な持ち物
基本的に、事前に配布された就学時検診の案内に書いてある持ち物を持っていけばOKです!
①就学時健康診断実施についての通知書
事前にハガキや封書で通知書が送られてきているので、そこに必要事項を記入しておきます。
②就学時健康診断票
住所・氏名、また既往歴や予防接種についてを細かく記入して持参します。
③母子手帳
問診の際に母子手帳を診ながら既往歴や予防接種を確認するためです。
④スリッパ
保護者のものと子どものものが、それぞれ必要です。
子どもは、保育園(幼稚園)で使っている上履きを持って行けばOKです。
⑤筆記用具
現地で記入漏れに気づいた際に、ササっと記入できますし、メモしておきたいことがあればあると便利です。
⑥名札
幼稚園や保育園で使っているものを付けていきます。
持ち物は、みなさんがお住まいの各地域ごとに変わってくると思いますが、だいたいこんなところです。
詳細は、送付されてきた就学時検診の案内をしっかりとご確認くださいね◎
あると便利!持って行った方がよいものは?
基本は、上記のような案内に記載された持ち物となりますが、
実際に、就学時検診へ行った方々の「あったらよかったもの」をまとめてみました◎
●電卓
就学時検診では、学用品の注文があったりします。自分で計算して提出となるかもしれませんので、電卓があると便利です。
スマホがある!と思われる方、多いと思います。
スマホでも計算できますが、写真を撮ったり調べながら注文するので、スマホを電卓として使うのは少々不便です。
また、会場でも貸し出しがあることもありますが、わざわざ借りたり返したりする手間を考えると、手元にマイ電卓が単体であった方が楽なのです。
●大きめなバッグ
A4サイズが余裕で入るくらいのサイズのバッグ。これがあると、便利です。
就学時検診では、持ち物は、書類などだけでなく履物もありますし、子どもたちが健康診断で、上着を脱がなければなりません。
そうすると、それらは、親が持っていないといけないんですが、親は親で、いろいろと書類をもらうので結構荷物になります。
大き目なバッグを持っていれば、とにかくバッグに押し込むことができるので、助かります。
●クリアファイル
事前に送られてきたいろいろな書類をクリアファイルに入れておくと、さっと取り出せます。
かつ、書類がしわくちゃになることも防げますし、新たにいただく資料があった場合も、他のたくさんの荷物とごちゃごちゃにならずに済みます◎
まとめ
いかがでしたでしょうか。就学時検診のイメージがつかんでいただけたでしょうか。
いよいよ小学校への第一歩!となると、どきどきもしますが、就学前検診は、ほとんどが簡単な健康診断だけで終わります。
この記事が少しでもみなさまの参考となり、準備してもらえたら幸いです。
年が明けるといよいよ入学説明会が待っています。
わが子といっしょに、親も少しずつ経験です!ね♪
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