保育園に入園してしばらく経つと、親子遠足についてのお知らせが届きます。
持ち物を見てみるとこれといった指定などもなく、家庭に合わせて必要なものを持ってきてください、と。
その中でも頭を悩ますのが、お弁当です。
親と一緒にして持っていくのか、子供と親別々に作って持っていくのか、悩みますよね。
私も初めての親子遠足の時は、遠足がどんな雰囲気なのか、お弁当はどんな風に食べるのか、想像できず、準備に苦労した記憶があります。
今そんな風にお悩みのあなたに、お弁当はどうするべきかなどご紹介していきたいと思います。
ちなみにぼっちママでも親子遠足を乗り越えるコツもご紹介していますので、よろしければのぞいてみてください。
お弁当は一緒?別々?
親子遠足のお弁当を親と一緒に作って入れるのか、子供と親のお弁当を別々に作るのか、どちらが良いのか悩みますよね。
結果から言うと年齢によって分けるのがベストだと思います。
年齢ってどういうこと?と思うかもしれませんが、子供が親と一緒に食べるのか、子供同士で食べるのかということです。
4,5歳になれば友達とのコミュニケーションもしっかりと取れるようになってきているため、「一緒に食べよう?」なんてお誘いがあるかもしれません。
そんなとき、親と一緒のお弁当しかなかったら、お友達の輪に大人の自分だけが1人だけポツンと参加することになりうる可能性があります。それはそれで楽しいとは思いますが、他のお母さん方が別のところでまとまって談笑しながら食べているなんて状況だったらものすごい疎外感ありますよね。私だったら早く帰りたくなるかもしれません(笑)
私の園では先生方の配慮なのか、おおまかに年齢別と言いますかクラス別に分かれてまとまって食べていました。
もちろん家庭で用意したレジャーシートを使い、おのおの好きな場所で好きなように食べているのですが、やはり女の子などは特に仲の良いお友達数人とまとまって食べていましたよ。その横ではその子達のお母さんが一緒にお弁当を食べていました。
このように子供にも子供なりの付き合い(?)があります。お子さんと一緒にお弁当を食べる機会もなかなかないので一緒に1つのお弁当を食べたいとは思いますが、年齢の高い子は別々に作っていってあげるのが良いかなと思います。
また遠足の醍醐味といえばやはり「おやつ交換」ではないでしょうか。特に子供たちなんかはササッとお弁当を食べて足早におやつタイムを楽しんでいました。子供としてはお弁当を食べるのもすっ飛ばしてお菓子を開けたいところなのでしょう。
なので、おやつの前にしっかりとご飯を食べて欲しい場合は子供と別々のお弁当を作って、自分のお弁当を食べきってからおやつ交換をするという約束をしても良いかもしれませんね。
自分の子が友達と食べたいのか、親と一緒にたべたいのかわからない場合は、お弁当を別々に作って行けばその場で臨機応変に対応できますよ。
そして、2,3歳の子の場合はまだまだ甘えん坊ですし、食べるのもそんなに上手ではありません。好き嫌いもあるでしょうし手がかかりますよね。
なので親と一緒のお弁当にしてしまえば、お母さんも自分のお弁当持って食べて、次は子供のお弁当を持って食べさせて、というお弁当ラリーもなくなり、食べさせやすくなります。
また荷物もかさばらずにコンパクトになりますね。年齢の低い子供の場合、荷物も多いのでお弁当もひとまとまりにしてしまうと楽チンです。
ただ子供によってはお弁当を自分で持ちたがったりしますよね。まさに我が子がそうでした。
女の子なのもあってか、おままごとが大好きです。お弁当だって自分でリュックに入れて持ちたいし、なんならお弁当を作ってる最中にお弁当のおかずの味見だってしちゃいます。
そのため我が子が2歳の時は、別々のお弁当を用意しました。なので小さい子は一概に親と一緒のお弁当が良いとは言えません。
我が家の場合、2歳の時はお弁当を持ちたがったのもあって別々のお弁当を持っていき、一緒に食べましたし、1歳の時の親子遠足では親と一緒のお弁当を持って行きました。1歳なので食べる量が少ないのもありましたし、単に私が2個もお弁当を作るのが面倒だったというのがあります(笑)
つまり小さい子の場合、親と一緒のお弁当を持っていくメリットは、荷物も減り、子供にも食べさせやすいという点、別々に持っていくメリットは子供の自立心をくすぐるという点なのだと思います。
また最近では子供用のお弁当箱は子供の喜びそうなアンパンマンなどのキャラクターものが多いですよね。別々に作る場合は子供のお弁当箱を選ぶという楽しさもありそうです。
ちなみに、小さい子にお弁当を持たせると食べる頃にはぐちゃぐちゃになってる可能性大なので、そのへんの分別がつくくらいの年齢になったら、自分で持たせることをおすすめします。
子供が飛んで走ったので、我が家のお弁当はおかずがミックスされてました…(涙)
そんな親子遠足、実際周りの方のお弁当事情はどうなのかというと…
子供が小さい家庭は1つのお弁当を一緒に食べる、子供が大きい家庭は別々に持ってきているところが多かったです。
3歳頃になると親子遠足でなくとも保育園などでは子供だけでお弁当を食べる機会も増えてきます。あなたのお子さまが3歳以上ならば別々のお弁当にしてみても良いかもしれませんね。
親子遠足におすすめのおかず、デザート
お弁当のおかずって結構悩みますよね。見栄えも良くしたいし、栄養バランスも整えたいし、子供が喜ぶようなおかずも入れたい… etc
そんなあなたにおすすめのおかず、デザートをご紹介します。
お弁当作りのコツはズバリ「いつもと違う!」と子供が感じてくれること!
いつもと違う具材を使うのではなく、おにぎりなら星やハートなどの形にしてみたり、ウィンナーなどもカニや花など食材を飾り切りすると良いと思います。
最近ではデコレーションされたお弁当が流行っていますから、得意な方はデコ弁にしても良いかもしれません。私はできてもアンパンマンの顔を作る(チーズと海苔を貼るだけ)くらいしかできないので器用な方が本当に羨ましいです…。
私のように不器用な方はクッキーの型抜きなどで人参やチーズを型抜きしても可愛くなるのでおすすめです。最悪、キャラクターがプリントされたかまぼこも売っているのでそれに頼るのもアリですね。
実際周りの方のお弁当をチラッと覗いてみましたが、唐揚げやブロッコリー、おにぎりなどの定番のおかずが多かったですよ。
おすすめのおかず
・唐揚げ
子供はやはりこれが1番喜ぶのではないでしょうか?
唐揚げがオススメなのは子供が喜ぶというだけではなく、小さな子でもフォークに刺して食べやすいという点です。いつもはテーブルの上に食事を置いて食べますが、遠足はシートを敷いて地べたで食べることがほとんどだと思います。
普段ならお皿から口までの距離が近いですが、地べたで食べる遠足では口までの距離が少し遠くなりますよね。そんなときはフォークでしっかり刺せるおかずが食べやすいですよ。
我が子も1歳半の頃に行われた親子遠足には唐揚げを持って行きました。
・ブロッコリー
彩りも栄養もあって便利なのがブロッコリー。お子様によっては苦手な方がいるとは思いますが、我が子はブロッコリー大好きです。フォークでもしっかりと刺せるので落とすことなく食べやすいですね。
・卵焼き
斜めにカットしてハートにしたり、中にたらこマヨを入れてピンクにしたり、ほうれん草などの葉ものを刻んでいれたりとアレンジの幅が広い卵焼きも世代を問わず人気ですよね。
また柔らかいので1歳頃の小さな子供でも食べやすいです。実際に親子遠足に行った時に他の方のお弁当をチラッとのぞきましたが皆さん、やはり卵焼きが入っていましたよ。
※ポテトサラダなどのサラダ系おかずは傷みやすいので暖かい日の遠足には持って行かない方が良いです。以前、某スーパーでもポテトサラダによる食中毒がニュースで話題になりました。
おすすめのデザート
・いちご
洗うだけでカットする必要のないいちごもお弁当におすすめです。小さい子供でもヘタを取れば手掴みで食べられますし、お友達とデザート交換をする時も交換しやすいですよ。
いちごを嫌いな子供もそんなにいないですし、バナナなどのように変色もしないので持ち歩くのにはぴったりなデザートです。
・ぶどう
巨峰などの皮をむくものではなく、マスカットのように皮ごと食べられるものが良いです。ゴミもでないので、暑い時期でも臭いが出ません。水分も多いので水分補給になるので遠足に持っていく方は多いです。ただ小さい子供には誤嚥の危険性もありますから、十分注意しましょう。
・みかん
みかんは持って行く時にお弁当箱を用意する必要がないので、荷物がかさばることがありません。また、食べる時も家族や友達とシェアして食べられるので、親睦を深める目的の親子遠足にはもってこいのデザートですね。
※卵や小麦粉のアレルギーをもつ子供もいます。食物アレルギーがあることを知らずに子供同士でお菓子を交換してしまわないように、気をつけましょう。
また2歳、3歳の子供も家庭によってはチョコレートやグミなどをまだ与えたくないと考えている家庭もありますので、小さいお子さん同士で交換したがった場合は、親御さんに「チョコ交換しても大丈夫ですか?」などと一言聞いておくと安心です。
失敗したおかず
・ミートボール
子供がこの頃大ハマリしてたので持って行きました。子供は大喜びして食べていたのですが、なんせミートボールのタレが他のおかずにもついてしまい、何だか見た目にも味にもミートボール味…(笑)
大人が持っていくしそんなにお弁当がひっくり返ることはないでしょ!とたかをくくっていた慢心が仇となりました。
保育園からお弁当についてのこんなお知らせも
暖かくなってきてお弁当を持って出かけることも多くなったため、保育園からお弁当についての注意が書かれたお知らせが来たのでその一部をご紹介します。
子供の年齢や咀嚼の発達に合わせて食材を選ぼう
・誤嚥しやすい食材は避ける(丸飲みしやすいもの)
ミニトマト、ぶどう、うずらの卵、丸いチーズなどお弁当にとってはどれもレギュラーメンバーの食材ですが、丸飲みしてしまい誤嚥になる可能性が高いです。
年中年長さんならそこまで心配いりませんが、年齢が低くなるにつれて誤嚥の危険性は高まっていくので、小さくカットしてお弁当に入れるのが良いでしょう。
ミニトマトなんてお弁当作りにはハズせない定番おかずですもんね。
・食べにくい食材を避ける
お弁当に入っていて子供が食べづらいものってすぐには思い浮かばないですよね。
私も言われてたしかにと思ったのが「焼きのり」です。
確かにうちの子(2歳の時)ものり巻きとかうまく噛みちぎれませんでした。しかも時間が経ったおにぎりとかってのりがしなしなになって、噛みちぎりにくいわ、のどにくっつくわで小さい子には食べるのが少し難しいですよね。
なので私も子供が1、2歳の時のおにぎりはラップで巻いて持って行きました。ラップなら手も汚れませんし、アルミホイルほど簡単にちぎれないので子供が飲み込んでしまうことも少ないですよ。
持ち物に注意しよう
お弁当を可愛く彩ってくれるピックにも注意が必要です。食べ終わったあとも口にくわえたまま走り回る子もいるため、誤嚥やピックで口の中を切ってしまう可能性だってあります。
大人と一緒に食べている子なら良いですが、親と離れて食べている子なんかは特に注意が必要ですね。
トマトやチーズなどを挿して可愛くしてくれるピックですが、子供の年齢や食べるシーンに合わせて使うか否かを考慮すると良さそうです。
まとめ
親子遠足のお弁当を一緒にするか、別々にするかについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
子供がお友達と一緒にお弁当を食べたがるような子でしたら別々に、親と一緒に食べてくれるような年齢の子は一緒にして持っていくと良いと思います。
また小さい子でもお弁当を持ちたがる子もいると思うので、そういう主張があれば別々のお弁当を用意しても良いですね。
それでは親子遠足、楽しんできてくださいね。
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