夏の風物詩、花火大会。出店も出たりして、なんかワクワクしますね。懐かしい誰かに会える気がして、人混みも苦になりません。でも、あれ、小さい子でも大丈夫なの?なんか体に良くないとかも聞くし…。花火大会についてのまとめです。
花火大会は何歳から行ける?
自分自身の花火大会デビューはいつだったか、覚えていますか?
私は、年齢はあまり覚えていませんが、やたら人が多くて、暑くて、煙くて、店がいっぱいあって…そんなにぎやかな印象が残っています。
私の地区では、お盆に開催されることもあって、夏の終わりの切なさも漂ってました。
花火大会の思い出は強烈です。
自分が親になって、子供を連れて行くようになると、今まではたいして気にならなかったことが、俄然気になってきます。
我が家の場合、初めて花火大会に連れて行ったのは、うちの子が1歳の時。
背中でぴょんぴょん飛び跳ねていたのを覚えています。
喜んでいるものとばっかり思っていたのですが、後から聞いてみると、夜空に広がる花火の大きさが、逆に怖かったらしいです。
それからしばらく、夜泣きがひどかったような気がします。
まだ早かったかな?
じゃ、子どもを花火大会に連れて行くとしたら、いくつぐらいからがいいのでしょう?
せっかく行くからには喜んでほしいし、楽しい思い出にしてほしい。
最悪、トラウマにはしたくない。
赤ちゃんは大丈夫なのでしょうか?
【0歳児の場合】
花火大会の音は、赤ちゃんの鼓膜には影響はありませんが、大きな音を後で思い出して夜泣きすることもあるそうです。小さいうちは大きな音にもびっくりしやすいですよね。
また生活リズムが整ってきたとはいえ、夜中に出かけるのは再び生活リズムが狂ってしまう可能性もあります。せっかく夜に寝てくれるようになったのに、また新生児の頃のように夜中に起きられても困りますよね。
なので0歳児の花火大会への参加はあまりおすすめしません。
【1,2歳児の場合】
しっかりと歩けるようになってくる年齢ですが、まだ大きな花火の音を怖がる子が多いと思います。また落ち着きがなくあちこちに興味がいきやすい頃ですよね。会場も結構暗いので迷子になる可能性も高いでしょう。
それだけ小さい子を連れて行くと大人も落ち着いて花火を見ることは難しいかもしれませんし、花火大会も1度行くと帰ってくるまでに結構な時間がかかるのでぐずる可能性もあります。
1,2歳児は、家から見るか、会場近くまで車で行って車内からサクッと見てくるくらいがちょうど良いでしょう。
【3歳の場合】
子供によっては、座って花火をしっかりと楽しめるような年齢ですね。花火が好きな子や、集中して花火を見られるような子なら花火大会に行っても良いかもしれません。
ただ3歳頃はおむつが取れてすぐの子もいるでしょう。トイレはかなり混みますから、おむつを履いていくか、トイレの近くで見るようにすると漏らす心配もありませんよ。
子供によっては初めて見る大きな花火にびっくりしてしまい、泣いてしまうこともあると思います。そのため、事前に子供と一緒に動画などで花火大会の様子に慣れておくと良いかもしれませんね。
まとめると、子供が小さいうちは、近くで花火を見るのはあまり良くないかもしれません。
小さい子を連れて花火大会に行く場合は、泣いたらすぐに撤収してくるという気持ちで行くのが大切です。
では、3歳以上の子供はどうでしょうか?
うちの子ばかりではなく、年長さんぐらいまでは、大きな音と暗闇、人の多さ、花火のスケールなどが原因で花火大会を怖がる子が多いようですよ。
小学校になると、学校でたくさんの経験をしますので、いろんな刺激にもだいぶ慣れてくるので小学生くらいなら花火大会に参加しやすいでしょう。
ただ小学生でも大きな音が苦手な子には、花火大会もやはり苦手なようです。
お家でできる市販の花火を使って、楽しく遊ぶ経験をしておくといいかもしれません。
また、小児喘息を持っている子は、花火の煙で発作が出ることがあるので、注意が必要です。
小学校生活にも慣れて、花火に興味も出てきて、子どもが「花火大会、行きたい!」と思った時が行きどきなのではないでしょうか。
花火大会に子供と行った時の暇つぶし。どんなものがいい?
いい場所で見るためには、早く行って場所取り、ですね。
お父さんに一人で頑張ってもらう、という手もありますが、お疲れのお父さんに頼むのは気の毒な時もあります。
場所取りにしても、花火が始まってからも、意外と待ち時間が多い花火大会。
子どもにスマホを持たせて時間をつぶす方法もありますが、何が起こるかわからないアウトドアで、バッテリー切れは避けたいものです。
家族でこんな暇つぶしはいかがでしょう。
もちろん準備するものは、何もなし!
・しりとり
しりとりをなめてはいけません。ひと工夫で盛り上がります。
〇ジャンルやテーマ限定
ジャンルやテーマを決めて、その中でしりとり。(食べもの、アニメに出てくるキャラ、好きなもの…など)
〇2文字取り
最後の2文字を取っていく。(スイカ→いかのすみ→すみっこ…など)
〇文字数限定
3文字のものだけにする、など。
2文字→3文字→4文字…と文字数を増やさなければならない、など。
〇文字指定
しりとりの中に決めた文字が入っていなければならない。(スイカ→かい→いぬ…など)
〇歌限定
歌でしりとり、など。
・ジャンケン
ジャンケンもひと工夫で楽しくなります。
〇手以外で
足ジャンケン、顔ジャンケン、など。
〇遅出しジャンケン
「ジャンケン、ポン」「ポン」のリズムで遅出しをする。でも「必ずあいこにならなければならない」「必ず勝たなければならない」「必ず負けなければならない」などの条件をつける。
〇手つなぎジャンケン
右手同士をつないだままジャンケンし、勝った方が負けた方の手の甲を(優しく)たたく。負けた方はつないだ手を隠すとたたかれない。など。
〇帽子取りジャンケン
勝った方が負けた方の帽子を取る。負けた方は、帽子を押さえたらセーフ。帽子以外にタオルやハンカチをのせてやっても楽しい。
〇あっち向いてホイ
大人には結構有名でも、子どもたちは知らなかったりします。教えてあげるいいチャンスです。時間もたっぷりあるし。
〇ブルドッグジャンケン
勝った方が負けた方のほっぺたを(優しく)つまみます。負けたら手を離します。両方のほっぺをつままれたら負け。
〇宣言ジャンケン
何を出すか必ず宣言をしなければならない。その通り出してもいいし、ひっかけてもよい。相手との駆け引きが楽しい。
・未来予想ゲーム
次に通る人は男か女か、時間内に何色の車がたくさん通るか、知らない人に挨拶したら挨拶してくれるか、など、未来を予想して当てっこする。もちろん当たった人が何かもらえる。
・ライト
100均などでも販売されているライトもおすすめです。
懐中電灯ではなく、パキパキっと折ると光る、サイリウムやケミカルライトと呼ばれているものです。
腕につければ暗闇の中での迷子防止になりますし、懐中電灯をよそ様に向ける心配もありません。何本か用意して子供に折ってもらえば普段できることのない体験に、夢中になると思いますよ。
他にも、手遊び、野草遊びなどを事前に下調べして準備しておくと、尊敬されるかもしれませんね。
花火大会に行く時に、あると便利な持ち物は?
花火大会へは、できるだけ荷物を少なくしていくのがベターですが、あると便利なものをいくつかご紹介します。
・バスタオル
寒くなった時の防寒に使ったり、眠くなった時のおくるみに便利です。夏といえど夜は冷えることがあります。花火大会に行って風邪をひいたなんてことにならないようにしましょうね。
・懐中電灯、ライトスティック、蛍光バンド
子どもが迷子にならないように、周りがよく見えるようにしておきましょう。腕に巻き付けるライトスティックや蛍光バンドがあると、子どもの居場所がよくわかります。
・飲み物
近くに自動販売機や出店がなかったり、やたら高かったりします。熱中症予防のためにも、事前に準備しておきましょう。
・レジ袋
濡れたものや、手荷物をまとめて入れておいたりできます。またゴミ袋にもなるのでもっていて損はないでしょう。
・濡れティッシュ
あると何かと便利なのが濡れティッシュです。普段でも汚れた口や手を拭くのに大活躍ですよね。花火大会も美味しい食べ物がいっぱいあるので、子供も夢中になって食べるでしょう。濡れティッシュが1つあれば安心ですよ。
・レジャーシート
花火大会は有料席などはパイプ椅子が用意してありますが、大体はそのまま地べたに座って花火を見ますよね。地面が石ならまだ良いですが、土だとせっかくの浴衣やカバンが汚れてしまいます。子連れならあると確実に便利なアイテムでしょう。
・うちわ
花火大会が始まる時間は夕方過ぎからが多いですよね。夜になれば涼しくなりますが、やはり夕方はかなり暑いです。最近ではうちわ以外にも、ミストが出る手持ちの扇風機なんてものもあるのでうまく活用して暑さをしのぎましょう。
・虫よけやばんそうこう
夏は蚊が活発になりますよね。汗をかくと余計に刺されやすくなるので、虫除けを持っていくと安心ですよ。子供の虫除けグッズについてもご紹介しているのでお時間があればご覧下さい。
・お菓子やおもちゃ
子供が小さい場合、始まるまでなかなか大人しく待ってくれなかったり、屋台の食べ物を食べられなかったりしますよね。小腹が空いてぐずられても困るので、子供の好きなお菓子やおもちゃを用意しておくと良いです。
・雨具
夏は急な土砂降りが発生することがあります。近年もゲリラ豪雨などが話題でしたよね。急な雨の場合、コンビニで傘を買えば良いと思うかもしれませんが、皆同じことを考えるので傘が売り切れることもあります。折りたたみ傘でも良いのでカバンに入れておくと安心ですよ。
あくまでも花火を見るのが目的ですから、邪魔にならない程度に、コンパクトに荷物をまとめましょう。
まとめ
花火大会は、初めて行く子供にとっては、大きな冒険です。
行く前から、大人以上に、ドキドキしていると思います。
後々までのトラウマにならないように、時期とタイミングは考えてあげたいものです。
我が家の反省も含めて…
順序としては、
①家庭で、小さな花火で遊ばせる。暗闇や火、煙に慣れてもらう。花火は楽しいものだという印象を持ってもらう。
②花火に興味を持つようになってきたら、花火大会へ出陣。最初は、混雑しない遠くの場所や室内・車内から見る。ぐずり出したら、すぐ帰れるようにしておく。
③だんだん会場へ近づいて行く。本人に心の準備をさせながら、無理しない程度に。
④会場で迫力のある花火を一緒に観覧。
といったところでしょうか。
会場に近づいてきたら、トイレの場所を確認するようにしておきましょう。相当混雑することが考えられます。
小学校中学年になると、出店の方が楽しくなって、いつの間にかいなくなっていたりします。迷子の多いお年頃ですので、注意が必要です。
高学年ぐらいになると、もう親とは関係なく、友達と行くようになります。
こうなると、何も心配はいらないのですが、親としてはちょっと寂しい…
あの心配は何だったのでしょうね。
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