わが子にシラミ発生!初めての時はショックですよね。毎日お風呂に入ってるし、髪も洗わせているし、布団もきちんと(時々…)干してるし…。こいつ、どこから来た?お前に恨みはないけれど、完全駆逐します!アタマジラミの予防法から徹底駆除までご紹介。
学校でプールが始まる時期になると、突然アタマジラミが大流行したりします。着替えタオルが触れたり、狭い更衣室で体をくっつけて着替えをしたりするのが原因です。
時にはプールの中に成虫が浮かんでいることもあります。怖いですね~。
プールに限らず、温泉入浴中やお昼寝をしてるとき、普通に遊んでいる時にもアタマジラミはうつります。
恐れていても仕方ないです。いつでも対応できるように、駆除の仕方を確認しておきましょう。
アタマジラミの予防法は?シャンプーやスプレーは効くの?
まず、アタマジラミがいたとしても、それは病気ではないので、病院に行く必要はありません。きちんと対応すれば、家庭で駆除できます。
アタマジラミは成虫が頭髪に卵を産むので、成虫を寄せ付けないこと、見つけたら早く駆除することが大切です。
アタマジラミを寄せ付けない方法として以下の6つをご紹介します。
・頭髪をしっかり洗う
アタマジラミは頭が清潔でも不潔でも感染する時は感染します。それなら洗髪は関係ないじゃん!と思うかもしれませんが、もし成虫が頭にいた場合、しっかり洗髪することである程度ですが流すことができます。つまり、毎日洗髪することで感染する前にこまめにシラミをを取り除ける機会が増えるため、シラミを予防しやすくなるのです。
またシラミ予防ももちろんですが、シラミの大流行する夏は汗をかきやすく肌トラブルが多くなりますので、清潔にしておくことが大切ですね。
子供(特に小さい子供)は洗髪もそこそこに、早く湯船につかりたいとだだをこねることも多いですが、そこは心を鬼にしてしっかりと洗ってあげるのが子供のためになりますね。
・予防シャンプーを使う
出典:ドクターズチョイス(シラミンシャンプー)
シラミを寄せ付けない方法として、ニームオイルという忌避成分やティーツリーオイルという殺虫成分が含まれているシャンプーを使うのも1つの手段です。家族内に感染者が出てしまった場合、そのシャンプーを未感染の方が使うことで、シラミがニームオイルを嫌い、近寄ってこないようにする効果があると言われています。
またアタマジラミも1度感染したからといって再び感染しない保証はありませんので、感染者の方も一緒に使うと良いそうです。アタマジラミは二次感染や再感染のリスクを減らすことが大切ですね。
上記画像の商品は、ニームオイルとティーツリーオイルの両方が含まれています。駆除後にまだ残っている死骸や弱ったシラミなどを取り除く仕上げ剤のようなものなので駆除を目的として作られていません。そのため未感染の方でもティーツリーオイルの殺虫作用の強さを心配することなく使用できると思いますよ。
家庭内に感染者が出たり、学校や幼稚園、保育園でシラミが流行っているという話を聞いたら、ニームオイルやティーツリーオイル含有のシャンプーを使うことを検討しても良いかもしれません。
・クシで梳かす
シラミは早期発見することで駆除も簡単にできるので、毎朝髪を梳かしながら、シラミがついてないか確認しておくのが大切です。
ただ予防の段階ではシラミ専用のコームを使う必要はないと思います。専用のクシは細かい目なので、梳かすときに少し痛いと感じる子もいるため、クシを嫌いになられても困りますよね。普段のブラッシングでシラミがいないか、卵を産んでないかチェックしておくと早めに発見・駆除ができ、被害が拡大せずに済むことが多いようです。
・同じタオル、枕、帽子を使わない
出典:Qoo10
アタマジラミが1匹いたら、同じ布団で寝ていたりすると、必ずうつると思っておいた方が良いです。全員で一斉に駆除する必要があります。
布団やまくらを、専用のスプレーで消毒しましょう。じゅうたんや帽子に逃げ込んでいる場合もあるので、布製品を中心に、徹底的に消毒しましょう。また、熱にも弱いので、アイロンがけや熱湯処理をするのもおすすめですよ。
スプレーもドラッグショップやネットで簡単に手に入りますのでシラミを見つけたら、「アイロンかスプレー」この2つを覚えておくと家族の方も感染しにくくなります。
・坊主、短髪にする
シラミは頭髪に卵を産みます。なので1番手っ取り早い方法として男の子なら坊主、女の子でも短髪にしてしまうという方法があります。長い髪の毛だと、成虫がいたり、シラミが卵を産んでしまったりした場合、駆除するのにものすごい手間と時間がかかります。シラミに感染してから散髪でも遅くはありませんが、シラミに対応していない美容室もあるんだとか。
暑い夏ですからシラミ予防と同時に涼しくカットしてしまうのも良いかもしれませんね。
・スプレーする
出典:楽天
最近はシラミ予防としてヘアスプレーも販売されています。価格も2,000円ほどなので挑戦しやすいですよね。シラミが頭に発生してから薬剤を買って、コームで梳かして…とやるのはお金も手間もかかりますから、事前に予防しておくのがベストです。
また、スプレーは「ティーツリーオイル」を使って自作もできるようで、ネットで作り方を公開しているサイトもありました。自作できるようにしておくと、いつでも使えて便利かもしれませんね。
上記画像の駆除、予防スプレーにも「ティーツリーオイル」という成分が含まれています。
寝癖直しのついでなど、日常生活に取り入れやすいアイテムだと思うので、シラミが流行りだしたら購入を検討してみても良いかもしれません。
アロマオイルがアタマジラミに効く?ティーツリーオイルって?
アタマジラミを徹底的に駆除する!くし?ドライヤー?お酢?
アタマジラミを見つけたら、徹底的に駆除しましょう!
成虫を見つけたら…
・専用のシャンプーを使う
アタマジラミ対策には「スミスリン」というシャンプーが一般的です。
しかし、最近の情報では、スミスリンが効かない耐性シラミも登場しているとか。
なかなかしぶとい連中です。
スミスリンは、成虫には一定の効果がありますが、卵は駆除できません。
卵は何日かすると成虫になるわけですが、その卵のうちは「スミスリン」が効かないのです。
スミスリンで成虫を駆除して、付属のクシなどで卵を駆除していくことになります。
‘‘アタマジラミを見つけたら、まずは専用のシャンプーを使う‘‘と考えておくと良いですね。
・お酢
昔からの民間療法として、酢を使って駆除する方法もあります。シャンプーに酢を混ぜたり、酢で直接髪を洗う、などです。
しかし、専門家の先生は「酢はあまり効果的ではない」と言っている人が多いようですよ。
中には死んだり弱ったりすることはあっても、完全駆除は難しいそうです。お酢独特のにおいも残りますし…。
でも「ドラッグストアに行く時間がない」「今すぐ何とかしたい」「スミスリンがなくなった」という場合には使えるかもしれません。
薬剤よりはお酢のほうが安く済みますが、確実に駆除しなければシラミ駆除は終わりませんので、高くても薬剤で全滅させてしまうのが1番手っ取り早いのではないでしょうか。
・熱で退治
アタマジラミは熱に弱い(55℃以上のお湯に数分放置するだけで死滅する)ので、ドライヤーで髪を熱し続ける、という方法もあります。
しかし、いくら子どもの髪だといっても、なんだかかわいそう。
またドライヤーだと熱が足りなかったり、シラミの動きは早いのでドライヤーの風から逃げられたりするので、駆除の効率はあまり良くありません。
ドライヤーだと長時間髪に熱を当てることになるので、それが嫌な方はヘアアイロンなども良いのではないでしょうか。ヘアアイロンで卵ごと焼いてしまうのも1つの手段です。ただ専用シャンプーを使うよりも(成虫の)駆除の効率は落ちるそうなので、成虫の駆除は専用シャンプーが最適だと思います。
ドライヤーでの駆除は「長時間使ったら効果あった」「あまり効果はなかった」など、ネットでも賛否両論です。
なのでドライヤーでの駆除はあくまでも緊急用の1つの方法として覚えておくと良いかもしれません。
ちなみに「整髪剤やトリートメントを使ったら、いなくなった」という事例もあるそうですが、シラミは確実に全滅させなければシラミとの戦いは終わりません。個人的にはやはり専用シャンプーを使うことをおすすめします。
卵をみつけたら…
シラミの卵は洗い流すだけでは、取ることができません。以下の方法で1つ1つを確実に取り除いていくのが駆除への近道ですよ。
・クシで梳かす
卵を見つけたら専用のコームを使いましょう。このコームでアタマジラミの卵を削り取ります。専用のコームは、普通のくしより目が細かくなっています。
シラミの卵は、フケと違って、セメントのようなもので頭髪にしっかりと付いているため、触っても取れません。そんな卵を探しながら、専用のくしで、一つずつ取っていきましょう。
子供によっては梳かすときに、とても痛がる子もいます。かわいそうになりますが、心を鬼にして駆除しましょうね。
コームを使い終わったら、熱湯に5分以上浸けて消毒するのを忘れずにしましょう。消毒せずに使うと、コームについていた卵やシラミが再び頭に移って感染してしまします。
ちなみにコームはスミスリンとセットで販売されていることもあります。
近くのドラッグショップや、ネットで買えますので、シラミに感染したらすぐに用意して処置しておきましょう。
・シラミンローション
出典:ドクターズチョイス
一般的に、シラミの駆除といえば「スミスリン」が使われますが、スミスリンには卵の駆除能力がありません。またスミスリンはざっくりいえば殺虫剤なので、安全だとは言われていてもその副作用が心配になりますよね。
その点、シラミンローションは天然ナトリウム成分で作られており、その成分が成虫や卵を覆い、窒息、脱水を引き起こします。今までは、スミスリンで成虫しか殺せませんでしたが、シラミンローションでは成虫と卵の両方を同時に駆除することができるのです。
スミスリンに耐性がついてきたシラミもいるので、シラミを見つけたらシラミンローションの購入を検討しても良いかもしれません。
・熱
「成虫を見つけた場合」でも紹介しましたが、ヘアアイロンで卵を焼いてしまうという方法もあるようです。焼いたあとはコームで梳かす必要がありますが、確実に死滅させるには焼いてしまうのも1つの手段なのではないでしょうか。
まとめ
あいつら(アタマジラミ)は季節に関係なく出てきます。いつでも駆除できるように準備はしておきたいものです。まとめてみますと…
(そろそろ気になるので予防したい時)
・ティーツリーオイルをシャンプーに混ぜて使う。ただし子どもに連続して使う場合は、使用料に注意。
・クシで梳かしてチェックしておく。
・髪を短くする。丸ぼうずにする。
・人と同じ帽子、タオルなどを使わない。
・予防のヘアスプレーを使う。
(卵発見!)
・卵落とし専用くしで削り取る。1週間ほど続ける。
・シラミンローションを使う。
・ヘアアイロンで焼く。
(成虫発見!)
・ドラッグストアで、アタマジラミ駆除の薬やシャンプー、スプレーを買ってくる。徹底駆除できるまで続ける。
アタマジラミの対策は、早期発見、早期駆除が大切です。ぜひ覚えておいてシラミに備えておきましょう!
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