赤ちゃんの食事に便利な食パン。パン粥以外にもレパートリーを増やしたいですよね。
パンといえばジャムです。
ジャムは、フルーツでできているものなので、フルーツのアレルギーさえなければ簡単にあげられそうですよね。
とはいっても、甘~いジャムは糖分や添加物などが心配になります。
そこで今回は、フルーツジャムついてご紹介していきます。
赤ちゃんにジャムはいつから?
離乳初期(5~6カ月ごろ) | × |
---|---|
離乳中期(7~8カ月ごろ) | × |
離乳後期(9~11カ月ごろ) | △ |
離乳完了期(1才~1才6カ月ごろ) | 〇 |
幼児食 | 〇 |
育児書によっては、離乳食後期からOKとされてるものもありますが、1歳以降から少量ずつ食べさせてあげるのが良いです。
食パンをパン粥にすることなく、そのまま食べられるのも離乳食後期とされていますから、食パンに塗るジャムのデビューもそれくらいの時期から検討することになりますね。
とはいえ、離乳食後期はまだまだ離乳食を食べています。
ジャムの甘みに慣れてしまうと、野菜などの甘みでは物足りず、離乳食を食べなくなったり、ジャムをもっと欲しがったりすることもあります。
なので、1歳以降に少量からジャムデビューするのがおすすめです。
1歳になったし、ジャムデビューしなくては!ということでもありませんので、子供が欲しがったらあげる、という構えで良いでしょう。
また、ジャムはなるべく低糖・砂糖不使用のジャムにすると良いですね。
ジャムなのに、砂糖不使用!?と思いますが、そういったジャムも販売されています。
ただ、砂糖の代わりにハチミツが使用されているものもあるので、1歳未満の子供にあげる場合は、注意してください。
また、糖分が気になるという方は、フルーツをそのままに詰めるだけでも甘みは増しますから、そういったものを作るのも良いと思います。
市販されているジャムの多くは、砂糖を多く含んでいます。
そのため、イチゴなどのフルーツデビューが終わっていても、ジャムのデビューは遅めとなります。
イチゴジャムをあげたい場合は、先にフルーツのイチゴをあげておくと安心ですね。
また、ジャムといっても種類はたくさんあります。
ジャムの種類 特徴 イチゴ 豊かな甘みと爽やかなイチゴの香りが楽しめる、ジャムの定番 りんご 綺麗な黄金色をした、甘酸っぱいリンゴの風味 梅 すっきりとした酸味とフルーティーな梅風味の爽やかな味わい みかん 甘くコクがありみかんの味わいを凝縮したようなフレッシュなジャム レモン 甘みと爽やかな酸味が特徴的で、お湯に溶かして飲んでも相性がよい ぶどう 芳醇なぶどうの香りと甘みが特徴。品種によっては少し酸味がある あんず アプリコットとも呼ばれ、濃厚な甘みと酸味がケーキとよくあう いちじく 香り高く、プチプチとしたいちじく特有の食感が楽しめるジャム ブルーベリー 甘く濃厚な味わいで、濃い青紫色をしているため色づけにも使える ラズベリー ほどよい酸味があり、鮮やかな赤い色をした華やかなジャム マーマレード 柑橘類の爽やかな香りと、甘みの中に皮のほろ苦さが感じられる味わい 桃 甘く瑞々しい桃の味わいで、酸味のあるヨーグルトと相性がよい カシス 甘酸っぱい味わい。目によいと言われているアントシアニンが豊富 マンゴー とろけるような甘さがあり、カレーの隠し味にも使える クランベリー 酸味のあるさっぱりとした味。製品によってはほのかな渋みがある ルバーブ 赤色、緑色、茶色の3色があり、甘酸っぱい味わいのジャム かぼちゃ かぼちゃ特有のやわらかな甘みが特徴的な、優しい味わい さつまいも さつまいも風味の優しい甘みで、コクのあるバターと相性がよい トマト 鮮やかな赤色をした、爽やかな甘みのジャム。肉料理にも使える 枝豆 上品な甘みと枝豆の爽やかな香りが特徴で、白玉とも相性がよい にんじん 綺麗なオレンジ色で柔らかな甘みがあり、にんじん臭さがなく食べやすい 引用:https://food-drink.pintoru.com/jam/type/
フルーツだけでなく、野菜のジャムなどもあるので、こういった食材が余っていれば、ジャムを手作りしても良さそうです。
ジャムの原材料
ジャムを赤ちゃんにあげる前に、原材料を確認しておきましょう。
ジャムは特に気になる添加物は入っていません。
ですが一応、原材料をみていきましょう。
市販のジャムの原材料は
基本的に、果汁・果肉・レモン果汁・ゲル化剤(ペクチン)が入っています。
果汁・果肉・レモン果汁に関しては、文字通り果実の成分です。
気になるのがゲル化剤(ペクチン)ですよね。
ゲル化剤(ペクチン)とは、リンゴの搾滓やレモン、グレープフルーツ、ライム、オレンジなどの柑橘類の皮から抽出される増粘多糖類です。
古くよりジャムのゲル化剤として使用されているほか、酸性乳飲料のタンパク安定化などにも使用されます。
植物の細胞壁に存在するペクチンは、水を多量に吸い、細胞をつなぎ合わせるセメントの役目を果たします。
ペクチンの製造工程は、柑橘類の皮を加水分解して、分離・濃縮し、アルコール沈殿させて洗浄した後、乾燥・粉砕させて作ります。
ペクチンの製造工程をみても、特に問題なさそうですよね。
ペクチンがあることで、ジャムがゲル化してくれるのです。
ジャムをあげるときのポイント
アレルギーの可能性
どの食材でもアレルギーの可能性はありますから、ジャムでもその可能性があるというのを覚えておきましょう。
とはいえ、いちごジャムデビューの前に生のイチゴを食べていて大丈夫だったのなら、基本的にはアレルギーの可能性は低いです。
注意したいのは、初めて食べる果物のジャム・ジャムの一部にほかの果物が混ざっている場合です。
いちごはもちろん、キウイなど初めて食べる際は、アレルギーの可能性を考慮しておかなければいけません。
また、ジャムの原材料表記に「(一部にリンゴ、オレンジを含む)」などの表記もあります。
そういった食材にアレルギー反応があった子は避けたほうが良いでしょう。
病院が開いている時間にデビューしてくださいね。
ジャム選び
ジャムには糖分がたっぷり含まれていますので、できたら低糖・無糖のものを選びましょう。
また、ゲル化剤(ペクチン)が心配だという方は、そういった添加物が入っていないものを選ぶのも良いですね。
果肉・果汁・砂糖・レモン汁のみを使用したジャムも販売されています。
また、果肉がゴロゴロ入っているもの・酸味が強いもの・シナモンなどのスパイス、酒類が入っているものは子供にとって食べづらいです。
果肉の小さいものや、酸味の少ないイチゴジャムを選ぶことをおすすめします。
賞味期限
冷蔵庫に入っていると知らぬ間に賞味期限が切れているものベスト3くらい(個人的ランキング)のジャムですが、赤ちゃんにあげるにあたって今一度確認しておきましょう。
多少は過ぎてしまっても大丈夫ですが(安全係数というのがかけられていて実際の期限よりも余裕をもって表示されています)、あげるときは確認しておくと安心です。
ジャムは保存性に優れた食品として有名ですが、低糖度のジャムや砂糖不使用の製品は、保存性が低いので注意が必要です。
ジャムは開封後、冷蔵・冷凍保存するのが良いでしょう。
また、ジャムは酸味があるものが多いため食べられる状態か判断しづらい、加熱をして食べないということからも、開封したものは早めに食べきりましょう。
ちなみに、自家製の場合には冷蔵庫に保存し3日程度で使いきるほうが良いといわれていますよ。
歯が生えてきた1歳児以降は虫歯にも注意
甘い食べ物には虫歯の心配がつきものです。
ジャムは糖分の塊ですから、あげすぎには注意しましょう。
歯磨きをイヤがることもありますが、頑張って磨いてあげましょう。
(我が子も歯磨きイヤがったので大暴れでした…)
ジャムレシピ
離乳食に使えるジャムの作り方、アレンジレシピをご紹介します。
・ジャムレシピ
ジャム利用レシピ
肉にかける
ドレッシング
サラダ
出典:Eレシピ
塩をふって時間を置いた人参にリンゴジャムを和えるだけです。
子供用に人参に火を通してもおいしそうです。
これ以外にもヨーグルトにかけたりしてもおいしいですね。
生のキウイはいつからあげられるのかもご紹介しています。
まとめ
ジャムのデビューはいつからが良いのかご紹介してきました。
基本的には、離乳食後期からOKとされていますが、離乳食の進みに合わせて甘いものデビューすると良いでしょう。
糖分の多い食材ですから、低糖のジャムを選ぶか、少量ずつあげると良いですよ。
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