子供がすくすく育ってやっと1歳になったらお誕生日のお祝いと共に、1升餅でのお祝いも行うことが多いと思います。
ただこの一升餅、かなり重いんですよね。
我が家でも1升餅でお祝いをしましたが、お餅が結構重く子供に背負わせるには何だか、かわいそうになるほど重かったです。
私も初めて持った時、「え!?こんなに重いものをこんな小さい子に背負わせるの?」と思いました。
それに加えて、風呂敷で担がせたので片方に重さがかかり、いつもならハイハイして動く子供も、全く動けず泣き出す始末。子供もお餅に押しつぶされそうで…
そのときは写真をササッと撮ってから、すぐにお餅をはずしました。
最近2人目の子も1歳の誕生日が近づいてきたので、もっと子供が楽に、楽しくできないかと思いネットでポチポチ..
調べてびっくり!別にお餅じゃなくてもいいらしい!
今の時代、特別お餅にこだわらなくても良いようです。たしかにお餅って日本人にとっては縁起物だと思いますが、時代の変化と共に風習も変わりつつあるようです。
一升餅の代わりって?
ご近所に配るという風習もすたれてきている現代、一升分の餅を家族だけではなかなか食べきれない。ましてや一升餅を切り分けるのすら大変。
そんな方にお餅の代用として担がせられるものをご紹介します。
「え?2kgじゃないの?」と思われた方もいると思いますが(私もそう思ってました)、この1.5kgというのはお餅をつく前の重さであって、出来上がりは水分などを含むため約2kgになるのです。
これ、かなりお餅多いですし、かなり重いですよね。1家族で食べ切るにはなかなか厳しいと思います。
核家族化が進んでいる現代では、昔の日本のように食べきるのは大変ですね。
それでは余談はここまでにして、本題の一升餅の代わりになるものをご紹介していきます。
お米10合
これが1番簡単で、消費に苦労しない方法なのではないでしょうか。
米びつから10合出すだけです。ジップロックなどに入れれば、こぼれる心配もありません。
使い終わったらそのまま米びつに戻すだけなので、片付けも簡単ですね。
これならコンパクトなので、子供用のリュックにも入るので1番やりやすいかもしれません。
ただ一升餅のように寿の文字や、子供の名前などを入れることができないため、一升餅のような特別感はあまりないです。
なので紙や小分けした袋などにお祝いの言葉を印刷して一緒に入れれば良いと思います。
通販でも販売されていますので、準備が大変な場合は、こういった商品の購入を購入を検討してみても良いですね。選びとりなども一緒に販売されているので、注文するだけで準備ができるのは嬉しいです。
パン
最近では一升餅の代わりに1.8kgのパン「一升パン」で行う方法が、パン好きの間では話題になっています。
朝ごはんはパン食なんて家庭も多いですよね。パンだったらお米では出来なかった、名前入りにしたり、寿などの文字を入れることもできますよ。
普通のスーパーなどには売っていないので行きつけのパン屋さんに注文するかポンパドウルなどの通販で購入できます。
通販では3,000~4000円ほどで販売されていました。冷凍されて届くことが多いようなので、前日に受け取って翌日までに解凍しておくのがベター!
また一升パンはフランスパンやバケットを丸く焼いてくれることが多いようです。
サイズは直径30~40cmほどなのでかなり大きいので担ぐというよりは、引きずる感じになります。小さな我が子が大きいパンを引きずって歩く姿…想像しただけで可愛いですね(笑)
またフランスパンは結構日持ちするので助かりますよ。
料理のアレンジもやりやすく、チーズフォンデュやサンドイッチ、最後の方はフレンチトーストなんかにしても良いかもしれません。冷凍にして保存することもできます。
小分けしたお餅
サトウの切り餅などの真空パックされている小分けのお餅のことです。
これなら食べきれなくてお餅にカビが生えてくるなんてこともありません。
「円満な人生が送れるように」という縁起担ぎに合わせて四角い切り餅ではなく、丸餅があると良いかもしれません。
また、小分けされたお餅の包装にカラーペンなどでお祝いの言葉や可愛いイラストなどを書いている方もいます。
毎度食べるときに、お祝いをした時の嬉しい気持ちを思い出せるのも嬉しいですね。
和菓子
お饅頭やせんべいなどで行う方もいるようです。甘党な方などには嬉しいかもしれないですね。
和菓子の場合、一升分の和菓子を買うとなるとかなりの量になるので、お祝いの記念にいくつか買うというほうが良いかもしれません。少量なら子供も転ぶことなく担ぐことがますね。
またご近所に配る予定がある方なら、お餅より菓子類のほうが喜んで貰いやすいと思います。
ただし和菓子は購入する量に気を付けましょう。
食べる時にお餅やパンなどのように、アレンジができないため食べ飽きるか、腐らせる可能性があります。特にお饅頭などは日持ちしないので買い過ぎには注意が必要ですよ。
洋菓子
出典:柳月
最近では、一升バームクーヘンなどの洋菓子も販売されています。
和菓子には馴染みの少ない年代には、こちらのほうが食べやすいかもしれませんね。
長く日持ちはしませんが、焼いてあるので和菓子に比べれば、日持ちはしそうです。
風呂敷の代わりにリュックってあり?
一升餅とセットで用意するのが、お餅を担ぐための風呂敷です。
ただこの風呂敷、肩から脇にかけて担がせると、片方に重さがかかってまだ小さい子供には立ち上がることすら難しいです。
そのため、最近では風呂敷の代わりにベビーリュックを使うことが多いようですよ。
1人目の子は風呂敷で行いましたが、小さな身体が餅の重さに負けていて今にも横向きに転びそうになっていました。なので2人目の子にはお下がりのリュックで挑もうと思います。
ただ、「風呂敷にも何か特別な意味があるのでは?」と思いませんか?
私はそう思って調べてみましたが、風呂敷に特別な意味があるわけではないので、リュックで問題ないと思います。
もし風呂敷で行う場合は、大きめの風呂敷にすることで上手にお餅を包むことができるのでおすすめですよ。
ちなみにですが、リュックは一升餅のお祝いが終わった後も使えるようなリュックが良いと思います。
アンパンマンやディズニーキャラクターのデザインのものなど、お子様の好きなキャラクターにすると喜んで貰いやすいですよ。
なるべくなら1回しか使わないような無駄な買い物はしたくないですもんね。そんな我が家には1回しか使ってない子供用品いっぱいありますが…(笑)
ただ、一升パンの場合は、サイズが大きいので、リュックに入りません。パンで行う場合は、風呂敷など大判の布が良いですよ。
どこで買うの?
そもそも一升餅ってどこで買えるかご存知ですか?
私は知りませんでした(自慢するところじゃない)。なので1人目は便利な通販で購入しました。
しかし通販以外にも一升餅を用意できる方法があったのでご紹介しておきます。
和菓子屋さん
和菓子屋さんに問い合わせると、ほとんどのお店が対応してくれると思います。その際に現在お住みの地域の風習などを聞いても良いかもしれません。
事前に予約が必要なところがほとんどなので、予約を忘れないようにしておきましょう。
通販
今の時代、通販の方がポピュラーなのではないでしょうか。
通販では、名前をいれたり、寿の文字を書いてくれたりとサービスも充実しています。一緒にリュックや選び取りのカードを販売しているサイトも多いです。
1歳の子を抱えて和菓子屋さんに受け取りに行くという手間もかからないので便利だと思いますよ。
私の場合は、生協(一生餅)と通販(一升パン)で購入しました。
やはり通販のほうが、サービスが多い(選びとりカードやリュックがセット)&宅配のスピードも早いですので、おすすめです。
作る
ホームベーカリーなどで作ることができます。
あまり早い時期に作ってしまうと、餅が固くなってしまうので、前日か当日にできあがるようにすると良いです。
購入するよりもお餅に愛着がわきそうですね。クックパッドなどでも作り方が紹介されているので作ってみたい方は、サイトを覗いてみるのも良いですよ。
我が家はポンパドウルで購入した一升パン
ダンボールに入って届いたパンはこんな風に梱包されていました。
サランラップと比較してみましたよ。まあまあ大きいですよね。
そして開けてみるとこんな感じ。
…うん。これは絶対担げない(笑)
実際に体重計に乗せて重さをはかってみたら2.0kgありました!
大きさは一升餅よりも大きいので、すぐに解凍する予定のない方は冷凍庫を空けておく必要があります。
解凍後開けてみると、パンの良い匂いがしましたよ。
デザインも選べて送料込で4,000円ちょっとなので安いと思いました。
ちなみにリュックでは担げないということで、我が家ではガーゼケットでくるんで担ぎましたよ。
一升餅の意味とは
そもそも一升餅とはどのようなお祝いなのかご存知ですか?
その昔、医療なども十分に発展していない時代に1歳まで元気に生きていくことはとても大変だったため、1歳になった時に元気に育ったということをお祝いします。
その際に「一生」と「一升」をかけて「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行われました。またお餅の丸い形から、「円満な人生を送れるように」という願いが込められています。
こういう縁起を担いだイベントは日本人は好きなんだなあ~なんて思いますね。
ちなみにこの一升餅、地域によっては「一生餅」「力餅」「誕生餅」「背負い餅」などと呼ばれています。一般的には「一升餅」という呼び方が定着しているようです。
また、名前だけでなくお祝いのやり方にも地域の特色が表れています。
ポピュラーな方法は餅を背負うという方法ですが、九州などでは餅を踏ませるという風習もあるようです。
他にも子供に小分けにした餅をぶつけたり、子供に餅を抱っこさせたりという地域もあるそうです。
地域によってやり方が違うのも面白いですね。ご自身が住んでいる地域の風習がわからなければ、ポピュラーな背負う方法で良いと思いますよ。
また、一升餅って転ばずに担がせるというイメージありませんか?
私はありました。なので、1人目のお祝いのとき全く立てずに、というか動けずに終わったのがなんだか、不完全燃焼だったんですよね。子供が主役のイベントで親が不完全燃焼って…(笑)
終わってから知ったのですが、餅を担いだ時に転んでしまっても大丈夫なんだそう。
餅を担いで歩ける子は大きくなって家を出るのが早いと言われています。なので親バカな私には転んでくれるくらいがちょうど良いです(笑)
また転ぶことで厄が落ちると考えられているので、立てても転んでもめでたい行事なんですね。
そもそも皆が皆、1歳で歩けるわけではないですよね。我が子もちゃんと歩くようになったのは1歳を過ぎてからでしたし…
他にも一升餅と一緒に行うのが、「選び取り」という行事です。子供の将来を占うような行事なのですが、これについては記事の後半でご紹介しますね。
選び取り
選び取りは一升餅と一緒に行うことが多いです。子供の前に職業や才能に関連したカードや実物を置き、子供が最初に何を触るかで子供の将来の職業や才能を占います。
揃えるものに決まりはなく、家庭によって好きなものを揃えて良いようです。今回はポピュラーなものをご紹介しますね。
・そろばん
「商売の才能、計算が早い」など数字に関する才能をあらわします。そろばんがない家庭では電卓でも代用できます。
・筆、鉛筆
「芸術家、勉学」などの才能をあらわします。ペンなどでも大丈夫です。
・お金
「お金に恵まれる、困らない」という才能をあらわします。実物でやる際は、硬貨だと誤飲の可能性があるので紙幣にしておくと安心です。
・お箸
「食べ物に困らない」という才能をあらわします。他にも「料理人になる」など解釈は様々です。
・定規
「しっかりもの、几帳面」という才能をあらわします。家を持つという解釈もあるようです。
・はさみ
「手先が器用」という才能をあらわします。
おおまかに紹介するとこんな感じです。「実物を触らせるのは怖いな」という方は、カードなども販売しているのでカードで行っても良いと思います。我が家も一升餅とセットで付いてきたカードで行いました。
ただ、子供の写真を撮るのに一生懸命でなんのカードを選んだか覚えていません(泣)
皆さんはそんなことないように、子供と一緒に選んだカードも写真におさめておくことをおすすめします。
ちなみに選び取りのイラストをダウンロードして印刷することもできるので、検索してみても良いと思いますよ。
まとめ
一升餅の代わりになるものなどについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
お米や、パン、和菓子など色々ありました。お祝いのやり方は違っても、子供が一生食べ物に困らないようにという願いは同じです。それぞれの家庭の都合に合わせて、楽しくお祝いできると良いですね。
それではみなさんも1歳のお誕生日楽しくお祝いしてくださいね!
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