赤ちゃんが生まれてすぐの新生児期は、哺乳瓶やおもちゃなど使うたびに、消毒しますよね。
でもだんだんと大きくなってきて、ある程度免疫もついてきたはず。そんなとき、いつまで消毒する必要があるの?と疑問に思ったことはありませんか?
赤ちゃんのお世話は、成長過程にあわせて「始まり」と「終わり」の繰り返し。
今回は、消毒の「終わり」はいつ頃が最適なのか、ご紹介していきたいと思います。
哺乳瓶やおもちゃの消毒はいつまで?消毒方法は?
完ミや混合のママはもちろん、完母で育てているママでも「出産前に用意した」「外出用に」と哺乳瓶を用意したり、使用したことがあるママがほとんどだと思います。
実際、私も混合であげていた頃、使うたびに煮沸消毒していました。
みなさんは使用した後、消毒していますか?どんな方法で消毒していますか?
はじめに「消毒方法」について簡単におさらいしてみましょう。
煮沸消毒
方法:沸騰したお湯に3分~5分浸し熱消毒。専用のトングや菜箸を利用。取り出した後乾いたら専用のケースに入れて保存
メリット:特に用意するものがなく経済的
デメリット:意外と面倒。火を使うので忙しいときは大変
私もこの方法で消毒していましたが、毎度毎度お湯を沸かすのがかなり面倒でした。
たまに油がうっすらついた鍋で煮沸消毒してしまい、哺乳瓶がヌルヌルになった経験も…。ただ水とガス代だけなのでかなり経済的だと思います。
電子レンジで消毒
方法:専用の容器に規定量の水などを入れて、電子レンジで温めスチーム消毒
メリット:簡単かつ短時間でできる。専用の容器で保管するため衛生的。消毒パックのように袋になっているものもあり、旅行や帰省でも荷物にならない
デメリット:専用の容器が必要。説明書の指示を守る。場合によっては時間がかかる場合もある。
短時間かつ、電子レンジのスイッチを入れてしまえばあとは放置して良いので、煮沸消毒のように鍋の近くにいなくても良いので楽チンですね。
ただ、専用の容器が必要となると、置き場所にも困りますし、わざわざ買うのももったいない気がします。
薬液消毒(ミルトンなど)
方法:次亜塩素酸ナトリウムでつけおき消毒。すすぎの必要がなくそのまま調乳可能。
メリット:簡単。使うまで入れておけるので衛生的。タッパーなどで消毒も可能。
デメリット:熱消毒ではない。消毒薬の補充など経済的には負担。消毒に時間がかかる。塩素系のにおいが気になる
私が出産した病院の退院グッズにもミルトンが入っていたので1度使ったことがありますが、煮沸消毒のように消毒してる感じがわかりにくいので、本当にキレイになっているのか不安ではありました。(説明書通りに使ったのでしっかり消毒できていると思いますが、私が煮沸消毒信者なもので…)
また、消毒に時間(1時間ほど)がかかるので、哺乳瓶をつけてしまってから泣かれてもすぐにミルクを作ることができません。
そして薬効が24時間ほどだそうなので、毎日液を変えて使用する必要があるので、お財布には優しくないかもしれませんね。
お待たせしました。それでは本題に参りましょう。
それぞれの消毒方法で、それぞれのメリット・デメリットありますが、果たしていつまで続ければよいのでしょうか。
目安としては、「哺乳瓶以外のものを口にしはじめた」6か月頃がひとつの目安になるようです。
成長が早い子だと、生後3か月頃から、自分の手やおもちゃを口に入れるようになってきます。ただし、この頃は雑菌に対抗する常在菌が腸内にいない、もしくは少ない時期。もう少し頑張って消毒を続けましょう。
そして、一般的に離乳食を始める頃(生後5~6ヶ月)には、雑菌への抵抗力もついてくる頃なので、少しずつ回数を減らしていっても問題ないでしょう。
消毒をやめる時は、できるだけ体調が良い時がおすすめです。
また、梅雨や夏の時期は雑菌が繁殖しやすいため、すでに消毒をやめている場合であっても、一時期に再開したり、おでかけに持っていったときだけ消毒するというのも良いですね。
では、「おもちゃ」についてはどうでしょう。
こちらも、消毒をやめるタイミングとしては、哺乳瓶と同じく6か月頃が目安になります。
しかし、おもちゃといっても素材はさまざま。
「消毒」よりもまず、日々のお手入れを心がけることが重要です。
簡単に「素材」ごとのお手入れ方法についてご紹介しますね。
薄い布製 | 洗濯可能な生地であれば、洗濯機や手洗いで洗う。 赤ちゃん用の洗濯洗剤で洗うのもひとつの方法です 日々乾燥に努めつつ3日に一度は洗ってあげましょう |
ぬいぐるみ・分厚い布製のもの | 赤ちゃんのおもちゃOKの消毒スプレーを使用 消毒する液を希釈して、気になる箇所を漬け込む・布で拭く 洗濯機→天日干し |
プラスチック製 シリコン製 | 2~3日に一度水洗いや拭き取り ※一部おもちゃは哺乳瓶用消毒液で消毒可能 おもちゃの取説を参照しましょう ※素材によっては天日干しすると変形する場合もあります |
歯固め等口に含む時間が長い・口に入れることを目的としたおもちゃ | 基本は取説参照 できれば毎日、水洗い&乾燥 ※食品由来成分のおもちゃもあり、消毒液や煮沸がNGな場合もあります。 |
木製 | 水で濡らしたガーゼで拭いたあと、乾いたもので水分を拭き取り、その後日光でしっかりと乾かすようにします。 内側までしっかり乾かす必要があるため、週に一度は天日干し ※水濡れNGや薬品OKなどとそれぞれによって異なる |
おもちゃの除菌には、アルコールや薬剤を使用すると「かぶれ」の原因になること、
また、「免疫力を高める」という観点からも除菌グッズは基本的に使用しません。
気になる際は重曹やノンアルコールタイプを使用しましょう。
ちなみに、我が子の通っている保育園では、毎日消毒用のエタノールで拭いていました。
保育園など子供が多く集まるところでは、病原菌を持った子がいる可能性が高いので、毎日行う必要があったのだと思います。
なので、我が子だけしか使わない家のおもちゃでしたら、毎日はしなくて良いと思いますよ。毎日の家事にプラスでやることが増えるのは大変ですもんね。
離乳食の食器やマグは洗うだけで大丈夫?消毒する?
哺乳瓶の消毒回数を減らしていくのと同時に開始するのが離乳食。
哺乳瓶の他に、食事をする道具として食器やマグを使用する機会が増えてきます。
それらは、どのように衛生的に保てばよいのでしょうか。
基本的には、大人と同じように洗剤を使って水洗いするだけで良いでしょう。
マグについては、できる限り分解し、パーツごとに丁寧に洗いましょう。
そして、消毒するのは食器ではなく、まな板や包丁などといった調理器具。
熱湯消毒やアルコール消毒で雑菌の繁殖を防ぐことを心がけます。
気になるようであれば、離乳食を作る調理器具を別に用意するとなお良いでしょう。
解決!面倒なストローマグを清潔に洗う方法をご紹介!
赤ちゃんと一緒におでかけする時の必須アイテムと言っていい「マグ」。
その中でも「ストロー」で飲む時期はとても長いですよね。
でもストローって、細いし長いし洗いにくい!!
ちゃんと洗っているはずなのに気づいたら黒カビができていた!!
そんな経験をされたママも多いと思います。
そんな悩みを解決するストローマグの洗い方をご紹介しますね。
用意するもの
・ストロー専用の細長いブラシ
・専用のスポンジ
・歯ブラシ
・綿棒
・酸素系もしくは塩素系の漂白剤
・哺乳瓶の消毒液
・重曹
ブラシやスポンジは100円ショップでも用意が可能です。
そして、ブラシやスポンジは見た目以上に雑菌が付着していますので、必ず「専用」にしましょう。
まずは分解。
本体・蓋、内部パッキン、ストローなど。
キレイになった後は元に戻します。戻し方がわからなくならないように注意しましょう。
次に各パーツをしっかり洗います。
特に蓋と内部パッキンの溝などは汚れが落ちにくいところです。歯ブラシなどがおすすめです。ストローは、指で摘まむ、手のひらで挟んだりしてもみ洗いするか、専用の細長いブラシを使います。
ここまでは日常でもできるところですね。
それでも黒カビや茶渋などで汚れが目立ってきたら、しっかりと洗いましょう。
・ストローは、綿棒で洗う
・蓋の溝は、歯ブラシや綿棒で洗う。
さらにキレイにする場合は「つけおき」ですね。
漂白剤、重曹、消毒液などにつけ置きしておくと、汚れも落ちやすくなります。
ストローをつけ置きする際、ただ入れるだけだとストロー内に空気が入っている場合がありますので、しっかりと空気抜きをしましょう。
普段は洗剤で洗って、週に1回は消毒も含めてつけ置き洗いができるとキレイな状態を保てそうですね!!
まとめ
哺乳瓶やマグの消毒についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
おもちゃも哺乳瓶も6ヶ月頃が消毒を終わりにする目安になります。
実際我が家では、哺乳瓶を使っている期間(生後8ヶ月頃まで)は消毒をしていました。母乳とミルクの混合だったこともあり、頻繁に哺乳瓶を使うわけではなかったので、使わない間に雑菌が繁殖するのを心配したためです。
完ミなど頻繁に哺乳瓶を使う方は、毎度消毒するのは大変ですし、こまめに洗っていると思うので私のように8ヶ月頃まで消毒する必要もないと思いますよ。
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