段差のあるバスや電車をベビーカーで移動。うまくいく乗り方のコツは?抱っこひもの方がいい?

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「ベビーカーでのバスや電車の段差を乗り越えるコツってないの?」

「抱っこ紐のほうがいい?」

ベビーカーで移動するとなると電車などの段差が大変だったりしますよね。電車などでは抱っこ紐のほうがいいのかな…なんて考えたりもします。

今回はそんな電車などの段差のうまい乗り越え方、公共交通機関でベビーカーを使う時のマナーやコツをまとめていきます。

段差のあるバスや電車にベビーカーで乗る時の乗り方やコツ、安全対策やマナーは?

ベビーカーでバスや電車に乗る時には、ドアに挟まれたり、ホームとの隙間に車輪が落ちたり、後から急に押されたり、いろんな危険が考えられます。

乗り降りがうまくいかなくて、赤ちゃんが投げ出されたりするケースも多いようですよ。怖いですね。

安全に乗り降りするために、事前の準備と練習が必要かもしれませんね。

前輪と後輪をうまく乗せて

ベビーカーを押して乗り降りする時には、前輪と後輪の動きがポイントです。

下の図のように、車輪の動きと体の向きに気をつけておく必要がありそうですね。

 

前輪と後輪をバランスよく動かしながら乗り降りする。

ベビーカーで電車に乗る時

電車に乗る時
乗る時はそんなにコツは要らないとは思いますが、前輪をあげて電車に前輪だけ乗り上げたら、後輪を持ち上げて一気に車内へ。

この時、車内に乗り込む事に集中しすぎて先に乗っているお客さんに追突しないように、ベビーカーが入るスペースと自分が立つスペースが両方取れる位置に乗り込むようにしてくださいね。

持ち手のところに荷物をかけていると重りとなって、前輪を乗せるときにベビーカーを傾けやすくなりますが、傾けすぎて手荷物が落ちないように注意してください。

 

ベビーカーで電車から降りる時

電車に乗る時
こちらがコツが要る、というか、色んなやり方があると思いますが、私がお勧めしたいのは後ろ向きに後輪から降りる方法です。

要はベビーカーを押す人が後ずさりしながら降ります。押している人が先に後ろ向きに電車から降りて、ベビーカーの後輪から降り、後輪を引きながらゆっくり前輪を下ろします。
電車とホームの段差が大きいと後ろ向きに降りる事が不安になりますが、その段差が大きい時ほど、この方法をお勧めしたいです。

(出典:https://22log.com/

前向きに降りても良いとは思いますが、電車などは段差の高低差が意外とありますから、前向いだと子供が結構前につんのめってしまいます

大きい子なら前からでも良いですが、小さい子を乗せている場合は背もたれのある背面から降りたほうが安心です。

慣れるまでは、時間がかかってもしかたないので、時間があるときに、近所で練習しておくといいですね。

安全対策やマナー

事前にできる安全対策もありますよ。マナーの心構えと一緒に準備しておきましょう。

  • ベルトやストッパーはしっかり止めておく。ホームが斜面になっている場合もあるので、並んでいるときにも気を抜かない。
  • 並ぶ時は列の先頭に並んで、最初に乗り込むようにする。最後の方から乗ると、押されたりドアに挟まったりする危険がある。
  • 子どものことをよく見ておき、ぐずり対策もしておく
  • 急ブレーキで子どもが飛び出さないように、ベビーカーの向きは進行方向に背中を向けておく。
  • イライラしなくていいように、時間や心に余裕を持って。
  • 周りの人への配慮を忘れないようにする。必要以上に場所を占領しないように気をつけて、譲ってもらったら感謝の言葉も忘れずに。
  • 何が起こるかわからないので、できるだけ動きやすい席に座る。

床が水平ではなくて、油断していたらベビーカーがずるずる動き出していた、なんて怖いですね。

私も横断歩道で信号待ちをしていると徐々に車道の方へ動き出してドキッとした経験があります。

特にホームは、水はけをよくするために傾斜がついていることが多いそうです。ストッパーのかけ忘れなど、時に気を付けておきたいものですね。

 

 

電車やバスではベビーカーよりも抱っこひもの方がいいことも

電車やバスにベビーカーで乗り降りしてヘトヘトになるよりも、抱っこひもの方がフットワークがよくてラク、という声は少なくありません。

無理してベビーカーをあきらめる必要はないですが、短時間であれば、抱っこひもという選択肢も出てきますね。

 

抱っこひもの方がラクな理由

先輩ママさんたちの声をまとめると、抱っこひもの方がラクな理由は、

  • 抱っこひもの方が子どもが安心する。機嫌よくしていてくれる。
  • 階段や車内で自由に動き回れる。エスカレーターにも乗れるし、タクシーへの乗り降りもベビーカーに比べて簡単。
  • 周りに気を使わなくても済む
  • 車輪が何かに引っかかったりすることがないので、子どもが安全。

ベビーカーよりも小回りが効くのが抱っこひものメリットです。

ただ長時間の移動の場合、子供の重さでパパママが疲れてしまう可能性大なので、ベビーカーと両方準備して、場に応じて使い分けるのがベストかもしれませんね。

 

ベビ−カーは行った先のレンタルで

抱っこひもで電車やバスを移動して、ベビーカーはレンタルする、という手もありますね。

行き先がデパートやショッピングモール、テーマパークなどなら、ベビーカーの貸し出しをしてくれます。

温泉や公共の施設などにもよく置いてあるのを見かけますね。

 

ベビーカーレンタルの表示がなくても、貸し出しがないか問い合わせてみると、事務所の奥から持ってきてくれることもありますよ。

レンタルがあるなら荷物も少なくて済みますし、電車やバスでのいろんな気がかりも軽減されますね。

電車やバスでベビーカーは邪魔?必要?

公共交通機関でベビーカーを使うのは迷惑なのか?そうではないのか?あなたはどう考えますか?

いろんなサイトから声を集めてみました。

多くのサイトで「公共交通機関内ではベビーカーは迷惑」派の意見をたくさん掲載しているので、バランスを取るために、ここでは「公共交通機関でもベビーカーは必要」派の意見を先にまとめてみます。

「ベビーカーは必要」派の意見

  • 赤ちゃんと一緒だと荷物が多い。赤ちゃんを抱っこしながら荷物とベビーカーを同時に手に持つことはできない。
  • ベビーカーの中でやっと寝てくれた時には、できるだけそのままにしてやりたい。
  • 混雑していない時間帯を選びたいけど、どうしてもその電車やバスでないといけないときがある。
  • 疲れていてどうしても抱っこができないときがある。子どもが大きくなって重くなってきたらベビーカーでないと体重が支えられない。
  • 子どもがベビーカーを降りたがらないときがある。無理矢理おろすと泣き叫んでかえって車内の人に迷惑になる。

子供が大きくなってきたり、ベビーカーで寝てしまった時など、抱っこではなかなか厳しいというときはそのままでも許されそうです。

バスや電車はなるべく混雑していない時間帯に利用するのがベストですね。

 

「ベビーカーは迷惑」派の意見

  • 場所を取るので、混雑する時間帯を避けるか、乗る時にはベビーカーを畳んでほしい。
  • ベビーカーに足を踏まれたり、ぶつかったりしたら、怪我することもあって危険。
  • マナーが悪い。譲ってもらうのが当たり前のようにしている。子どもが泣いているのにあやそうとしない。
  • ドアに挟まれたり、ホームの隙間に車輪がはまったりして、子どもも危険だと思う。
  • 子どもではなく荷物を置くくらいなら、畳んで場所を空けてほしい。

混んでいるときや、子供が乗っていないときは折りたたむのがベターですね。

譲ってもらったときはせめて頭を下げておけば、譲ってくれた方も気持ち良いです。

 

鉄道会社やバス会社は…

  • 国土交通省のベビーカーマークに合わせて、使用可・不可の表示をするようにしている。使用可のマークがあれば、ベビーカーを折りたたまなくても、そのまま利用ができるようになった。

 (出典:http://www.mlit.go.jp/

  • 各会社ごとに、ベビーカー利用者向けのポスターを張ったり、乗務員からの声かけをしたりしている。
  • ベビーカーを畳まず乗車できることを案内する冊子などを配布している。必要な場合は駅員が補助をする体制を作っている。
  • ベビーカースペースやフリースペースを全車両に設置するよう整備を進めている。

 

国土交通省が「ベビ−カーを畳まなくても乗れるバスや電車がありますよ」という保証をはじめてくれています。

それに伴い、駅やバス会社もベビーカー使用のためのサポートに乗り出してくれたみたいですね。

ベビーカーのサポートについての理解は各方面に広まってきているようです。

ママさんたちにとってはうれしい情報ですね。

 

しかし、ベビーカーを使う側にも、安全対策やマナーの徹底など、気をつけておくことがいろいろありそうですね。

 

アンケートから見えること

いろんなサイトに「電車やバスの中でのベビーカー利用についてどう思いますか?」というアンケート結果が掲載されています。

いくつかのアンケートを比べてみると、おもしろいことに気づきます。

 

「電車やバスの中でのベビーカー利用について賛成ですか?反対ですか?」という質問に対しては、「賛成」と「反対」がほぼ半々になります。違っても数%程度です。

ところが「ベビーカー優先について賛成ですか?反対ですか?」という質問に対しては、「ベビーカー優先車両や優先席を設置することに賛成」が7割を超えて大多数になるのです。

これはどう考えればいいのでしょうか?

 

「ベビーカーは迷惑」派の意見には「ぶっちゃけて言えば…」「本音を言わしてもらうと…」といった言葉が頭につきます。

その心理は「大変なのは分かっていますよ。でもね…」「必要だとは思いますよ。でも、できれば…」ということなのでしょうね。

 

だから「ちゃんと棲み分けをしてくれるのなら賛成です」「ベビーカー優先車両ではルールに従います」ということになるのでしょうね。

ベビーカー反対派の人たちの気持ちの奥底にも、思いやりの心が見え隠れしていますよ。

 

いろんな声をまとめていくと、電車やバスの中でママさんたちが安心してベビーカーを使うためには、

ベストな方法「ベビーカー優先車両や優先席の設置を増やしていく」

ベターな方法「優先車両や優先席がなくても、危険防止やマナーに気をつけながら、お互いできることで譲り合う」

といったやり方が見えてきますね。

 

ということで、次に「公共交通機関で安全に乗り降りするためのコツ」と、みんなが気持ちよく過ごすための「車内マナー」についてまとめていきます。

まとめ

ベビーカーで電車やバスを利用するときの、コツやマナーについてまとめてきました。以前に比べると、ずいぶんサポート体制が整ってきていることが分かりますね。

 

前に、うちの子をベビーカーに乗せて移動しているとき、金髪の派手な格好のお兄さんが、さっと道を開けてくれたことがあります。

あんな派手な格好をしていても、マナーはしっかりしているもんだと感心したことをよく覚えています。

逆に、見た目で判断している自分が恥ずかしくなったものです。

 

日本人のマナーは世界一です。

やがて、ベビーカーマークすらも必要がない社会になっていくかもしれませんね。

 

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