トイレトレーニングが終わるまでは、お出かけも大変ですね。家や園ではトイレが使えるようになっていても、帰省中や外出先ではそうスムーズにはいきません。でもそれにはきちんとした理由が。理由が分かれば対策もできますね!外のトイレが怖い子どもたちのための対策と、役に立ちそうな便利グッズを紹介します。
外出先のトイレトレーニングを怖がります。原因と対策は?
我が子も外の怖がってなかなかトイレに入ってくれませんでした。個室に入るうんぬんの前にトイレの入口に行くのもダメなほど。
狭い空間に入っていくのが嫌なのか、少しくらい空間が嫌なのかわかりませんが、とにかくショッピングモールなどのような所でトイレに行くことはできませんでした。
なぜ家ではできるのに、外のトイレは嫌がるのでしょうか?その原因をみていきます。
怖がる原因
外出先でのトイレが怖い理由は、慣れないのが一番ですが、細かく聞いていくと、こんな理由があるみたいです。
突然音がする・突然動く
最大の理由は、近年のトイレが多機能すぎること。
全自動なのはすごいことですが、子どもにとっては、予想もしないところで突然予想もしない動きをするように見えてしまい、怖くなるのです。
いくつかあげてみますと…
- 前に立ったら便器が開く
- センサー付きトイレの流水音(音姫など)が響く
- 急に水が流れてくる
- 防臭機能のモーター音
- 手を乾かすドライヤーの音
- 正体不明のウィーンという音
- 隣の部屋からごそごそ聞こえてくる
- 見えないところのドアが閉まる音
自宅や園だと、慣れているので、トイレで大きな音が出ても気にはなりませんが、公衆のトイレでは、予想もしない時に突然音がしたりするので、怖くなってしまうのでしょう。
慣れない子どもにとっては、気味が悪い場所のようです。
おもしろいことに「洋式は怖いけど和式ならできる」という子も多いようです。
予想外の音や動きが無いからかもしれませんね。
においが苦手
キャンプ場や海水浴場には、古いトイレがたくさんあります。悲しいことに、そのほとんどがすごい臭いです。
古いトイレ独特のあの臭いが苦手な子は多いようです。
更に「そんなトイレにお尻を乗せるなんて、とんでもない」ということになります。
また、逆に掃除が行き届いている施設などでは、トイレの消毒の回数が多くて、消毒液の臭いがまだ残っているところがあります。
そのツンとした臭いが苦手で、トイレに行けない子もいます。
なんか怖い
今も昔もトイレは怖い話の宝庫。
辞めておけばいいのに、そういう話に限って聞き耳を立ててしまいますね。
小さく仕切られた部屋の集まりという間取りも相まって、トイレは理屈抜きで怖い場所になってしまいました。
特に、夏休みの祖父母の家などは、何か後ろに立っていそうで怖くなってしまいます。
言葉にはできないけど「なんか怖い」と子どもたちが感じてしまうのは仕方ありません。
対策
モールのトイレで練習
ショッピングセンターやモールには、子ども心をくすぐる、可愛い子ども用トイレが沢山あります。
そんなトイレで楽しいトイレ体験をさせましょう。
大型のショッピングモールなら、臭いがきついことも無く、壁や入り口がかわいく飾ってあって、それだけで楽しくなります。
広いので大人も一緒に入れます。
お出かけのトイレトレーニングの第一歩としてはぴったりです。
また、トイレに隣接している「みんなのトイレ」もトレーニングに最適です。車いすの方や、赤ちゃん連れや子連れもOKな大きい個室のトイレです。
トイレの最初から最後まで一緒に居れますし、大きな音が出るものはあらかじめ切っておくこともできます。
服が脱ぎやすく、広くて開放感もあります。
親子で入るのであれば、周りの人も温かく見守ってくれますよ。
いつも買い物をしているショッピングモールですから、トイレトレーニングも一緒に手伝ってもらいましょう。
アイテムを活用して
トイレが楽しくなるいろんなアイテムを活用するという方法もあります。これなら子供向けに楽しい雰囲気になっていないトイレでも楽しんでトイレに入ってくれる可能性はあります。
トイレにいこうシール
サンスター文具 いないいないばあっ! トイレにいこうシール 2200114A
参考価格 518円(https://www.amazon.co.jp/)
トイレに行けたごほうびとして、シールを貼っていきます。どれくらい行けたかという記録にもなりますね。
トレーニングシート
レック トイレ トレーニングシート トーマス
参考価格 700円(https://www.amazon.co.jp/)
おしっこをかけると模様が変わります。そのまま水で流せるので後始末も楽々です。
家のような雰囲気のトイレから慣らしていく
わが子のようにショッピングモールのような広い場所では、トイレに入ることでさえやはり怖く感じる子もいると思います。
そんなときは、小さな飲食店やファミレスなど家の雰囲気に近いトイレに挑戦してみるのも良いです。我が子もガストなどのファミレスにから外のトイレに慣れていきました。
今まではトイレに近づくのも嫌がっていましたが、トイレの中に入ることにはすんなり成功しましたよ。
最終手段も準備しよう
トイレに行けても、トレーニング中はギリギリになって、失敗することもありますね。
被害を最小限にとどめるために、最終手段も準備しておきましょう。
パンツにトレーニングパットをあらかじめ着けておくと、失敗しても心配いりません。
ちゃんと「濡れた感」もあるので、次につながります。
パンツの下におむつをはかせておく、という方法もあります。
「おむつを見られるはちょっと恥ずかしい…」という見栄も満足させてあげられます。
小さくてもプライドは守ってあげたいですもんね。
こんなものもありますよ。
子供用携帯尿器
ONEDONE 子供用 携帯 尿器 尿瓶 緊急時 ベビーおしっこ トイレトレーニング
価格 1,418円(https://www.amazon.co.jp/)
男の子用、女の子用、それぞれあります。これなら車の中でも大丈夫。渋滞にハマってしまってどうしようもないというときに役立ちそうです。
ただ子供によっては初めて見るものに、用を足すというのは抵抗があるかもしれませんね。
そのほか
絵本やトイレトレーニングのビデオを見せるのも効果的です。
(絵本)おトイレさん
おトイレさん 大型本 価格:1,188円(https://www.amazon.co.jp/)
ちょっととぼけたおトイレさんが、トイレに挑戦するキリンのぼうやをゆるく応援します。
(DVD)ハローキティといっしょ「トイレにいけるよ」
しつけアニメ・ハローキティといっしょ トイレにいけるよ 他3作 [DVD]
価格 2,052円(https://www.amazon.co.jp/)
キティちゃんといっしょにトレーニング。何度でも見たくなります。
<こどもちゃれんじ>トイレトレーニング(おむつはずれ)なども人気です。(https://www2.shimajiro.co.jp/)
他にも「お出かけの前には水分を控える」「早め早めの声かけで心の準備をさせておく」「お風呂で練習しておく」などをしておくと効果的かもしれません。
体験談:かわいいトイレを使って…
基本的に、おトイレのことで怒ったりするのは良くないそうです。
せっかくトイレトレーニングが完了しているのに、無理強いとかしたらおねしょが再開してしまうことがあります。うちもそうでした・・・。
よそのトイレを嫌がっていたうちの娘も、デパートの子供服売り場のかわいい子供トイレには好反応で、喜んで自分からしていました。
なるべくはじめに、きれいでかわいいトイレを意識して使わせて、外出時のトイレに慣れさせてはいかがですか?
近くのトイレをいくつかチェックしておきたいですね。
外出時のトイレトレーニングは補助便座?おむつ?
お出かけでは「補助便座」を持って行きますか?「おむつ」を持って行きますか?
それぞれにちゃんとした理由があるようです。
補助便座派
携帯できる補助便座なら、お出かけの時持って行けます。
家で同じ補助便座で練習しておくと、外出先ではすんなりできることもあるそうです。
一ヶ月もたたないうちに、補助便座がなくても外出先のトイレでできるようになったという人もいます。
実家に帰省した時にも、持って行けますね。
補助便座用は大人の便器にそのまま付けますので、小さい子どもには、足がつかなくてちょっと怖いかもしれません。
別に足場になるものを準備しておくといいですね。
足場とセットになっているものもありますが、持ち運ぶにはちょっと大きくなります。
携帯便座
サンコー 折りたたみ式補助便座
参考価格 1,598円(https://www.amazon.co.jp/)
収納袋付きで持ち運びに便利。場所も取りません。
我が家も家で補助便座を使っていますが外に持って出るとなると、かなりかさばります。こんな風にコンパクトに折り畳めるのはすごく便利ですね。
足場付き携帯補助便座
KARIBU [ カリブ ] ステップ付トイレトレーナー クッション付【送料無料】ダック(イエロー) 補助便座 おまる
価格 2,244円(https://www.amazon.co.jp/)
足場もセットになった携帯便座ならこちら。
体験談:好きなキャラクターの絵を描いて
外のトイレを怖がっていた時に、必ず持って歩いていたのが携帯用の補助便座です。これに子供の好きなキャラクターの絵を描くと、何とかトイレに座ってくれるようになりました。折り畳めてコンパクトになるので、外出時はいつも持ち歩いていました。
(出典:https://mamarina.jp/)
楽しい絵を描いて、自分だけのトレーニング道具になると、やる気もアップですね。
おむつ、トレーニングパンツ派
「どうしても外出先のトイレが嫌」という子どもの場合は、オムツをはかせると失敗も怖くありません。
また、トレーニングパットやトレーニングパンツがオススメです。
トレーニングパット
トレーニングパットはパンツに張り付けるタイプで、漏れたりずれたりすることが無く、濡れている感じは残ります。
今はいているパンツにそのまま付けられ、濡れたら張り替えができて便利です。
グーン 安心トレーニングパット
グーン 安心トレーニングパッド 34枚 37cm
参考価格 1,008円(https://www.amazon.co.jp/)
コンパクトだけど、漏れたりしないしっかりした作りが人気です。
トレーニングパンツ
見た目には普通のパンツとそっくりな、トレーニングパンツもオススメです。
普通のパンツに比べたら、通気性や吸水力に優れ、失敗した感じもちゃんと体験できます。
おもらしすると、それが徐々に染み出てくる感じで濡れているのがわかるので、トイレへの意欲にもつながります。
トレーニングパンツはいつから必要なのかについてもご紹介しているので、よろしければそちらもご覧下さい。
YDCX トレーニングパンツ
トレーニングパンツ ベビー 男の子 女の子 オーガニックコットン 3枚組 100cm
価格 1,099円(https://www.amazon.co.jp/)
コットン製なので肌触りが良く、3枚セットでコスパも抜群です。
体験談:トイレの場所も把握して…
トレーニングを始めた直後は、基本的には家のみでさせて、外出時はオムツを履かせていました。トイレにすぐ行けない場合もありますし、お漏らしをしてしまった方が、パンツを嫌がってしまうかなと思ったからです。
トイレトレーニング中の外出には、パンツと着替えを予備に何着かと、ビニール袋は必需品でした。子供は我慢するのが難しいから、出先のトイレがどこにあるかもちゃんと把握するようにしていました。
(出典:https://mamarina.jp/)
パンツがいやにならないように気をつけることも大事ですね。
おむつ
近くにトイレがない場所へのお出かけはやはり、おむつ着用が1番安心です。
せっかくトイトレが進み、おむつを履かせたくないと思うかもしれませんが、外で漏らしてしまう方が、着替えたり後処理をしたりと色々大変なことが多いです。
トイレが近くにない場所へのお出かけを避けるのがベストだとは思いますが、日常そうはいかないシーンもありよね。
外出だけはおむつと割り切って、子供も外のトイレの環境に慣れてきたら徐々にパンツに移行していくのも良いと思いますよ。
我が家の体験談
ショッピングモールなどの広い空間から、狭い空間のトイレに入るのを嫌がっていた我が子ですが、3歳を目前にしてようやくトイレに入っていけるようになりました。
今までは、尿意を感じ、トイレに行きたいと誘ってくれますが、個室に入ってズボンとパンツを下ろすところまではいっても、いざ座るとなると「おしっこ出ない!」とパンツを履き直してしまいます。
外出先のトイレに成功するまで、このやりとりを何度もやり、トイレと席を行ったり来たりして、店の中を歩いていました。(店員さんごめんなさい)
大人と一緒にトイレに入って、大人が用を足す様子を見せてはいましたが、なかなか自分が座るという勇気が出なかったのだと思います。
初めて外のトイレで成功したのは同時期に行った飲食店でのこと。
いつも通り、トイレに行きたいというので「また今回もダメだろうなあ」なんて思いながらトイレへついていきました。やはり、ズボンを下ろしては履き直すというのを2回ほど繰り返しましたが、3度目の正直なのでしょうか。素直に座ってくれました。
何度もトイレへ行ったり来たりしたことによって、トイレへの恐怖心が和らいだのも成功の一因なのでしょう。
成功したときは補助便座を用意してなかったので、大人の便座にそのまま座らせました。補助便座をつけるか聞いても「いらない」と断られてしまいましたので…
抱っこして座らせたのですが、手を離すと落ちてしまいそうだったので、そのまま脇を支えて用を足しましたよ。
このように子供の中で、決心というか「よし、外のトイレに座ってみるか」というような気持ちの整理がつくときが来るので、もし今外出先でトイレができなくても焦らずに気長に待ってみてはいかがでしょうか?
我が子も外のトイレに慣れるまでに、3ヶ月かかりましたよ。
外出先でのトイレトレーニング、持ち物はどんなもの?
トイレトレーニングにハプニングは付き物。
お出かけする時、携帯便座やトレーニングパンツの他に、どんなものがあると便利なのでしょう?
あると便利なもの
トレーニングに失敗してパパやママが慌てると、子どもも不安になってしまいます。
何があっても動じないように、出かける時にはしっかりと準備が必要です。
先輩ママたちが「あって助かった」と感じたものなどを紹介します。
- パンツとズボンの替え
- トレーニングパンツやパッドの予備
- ハンドタオル
- お尻拭き・ウエットティッシュ
- トイレットペーパー
- 吸水シート
- 携帯補助便座
- ビニール袋や防臭袋
- 紙コップとジップロック(緊急用です)
結構な品数ですが、慣れてくるとだんだん減っていくものです。
どうしようもなくて道ばたでオロオロすることを考えると、少々重くても、しっかり下準備をしておいたほうが安心です。
我が子は外にパンツを履いて行く際は、紙おむつと着替えのズボンを持って出かけていました。家では漏らすことはなかったので、外でもトイレに行きたくなったらトイレに行きたいとは教えてくれていました。
ただ行く場所によってはトイレに座ることを嫌がることもあったので、そんな時におむつに履き替えて用を足してもらっていましたよ。
本人も立ったままおむつにするのはだんだん抵抗が出てきたのか、最終的には頑張って座ってすることができました。
体験談:ビニール袋は必需品
外出の際は、トレーニングパンツ数枚、着替え、お尻拭き、ビニール袋をマザーズバッグに常備していました。薄手で小さいビニール袋は、パンツ捨て・汚れた服・嘔吐物など、何を包むにも役に立つので、100枚組のパックを一つ入れておくと便利です。
(出典:https://mamarina.jp/)
いろんな場合を考えて、気合いを入れて準備ですね!
まとめ
お出かけの時のトイレトレーニングについてまとめてきました。お役に立ちましたか?
子どもと出かけるのは大変だけど、楽しみなことでもあります。
しかも、外でもトイレができるようになると、自立へ向かって大きな一歩を踏み出すことになります。
もうあと少しで、何でも自分でやりたがるようになりますよ。
だんだん一人前になっていく我が子を見ているのは、ワクワクしますね。
焦らず、じっくりと、楽しみながら見守りましょう。
コメント