自然分娩、帝王切開、いずれの出産方法でも産後しばらくは入院生活があります。自然分娩では約7日、帝王切開では約10日の入院が必要です。
そんな中でも、予定帝王切開、緊急帝王切開を経験した私が、あって良かったもの、あったら良かったものをご紹介します。
病院によってある程度支給される場合や、全て自分で用意しなければいけない場合があるので、確認するようにしてください。
持ち物
必ず必要なもの
・母子手帳
母子手帳は常にカバンの中に入れておきましょう。
・保険証
旦那さんの保険証のコピーが必要な場合もあるので、病院の指示に従ってください。
とりあえず自分の保険証があれば大丈夫です。
・診察券
母子手帳、保険証とセットで持って行くようにしましょう。
・印鑑
サインで良い場合もありますが、念のため持って行くことをおすすめします。私も持って行きましたが印鑑は使いませんでした。
・入院書類
入院の手続き関係の書類を前の検診でもらうと思いますので、必要事項を記入して持参しましょう。
・タオル3枚
バスタオル、フェイスタオルの2種類があると良いですよ。
産後にシャワーを浴びれるのでバスタオルは必須です。
フェイスタオルは枕に敷いたり、濡らして干せば部屋の湿度調整にも使えますので一応持って行くことをおすすめします。
・産褥パッド1袋
私は病院から支給されたのとは別にLサイズの産褥パッドを1袋持っていきました。
悪露の量によっては生理ナプキン夜用でも代用できそうです。
退院後も悪露はしばらく続きますが量も少なくなってくるので、入院中は産褥パッド、退院後は夜用ナプキンにすれば良かったなと思いました。
・産褥ショーツ3枚
術後しばらくは看護師さんが産褥パッドを替えてくれるので、股の部分がマジックテープになっているショーツが良いでしょう。
私の病院ではショーツも支給されたので購入はしませんでした。
帝王切開した傷に当たらないように、股上深めのショーツがおすすめですよ。
・母乳パッド1袋
産後すぐに母乳が大量にでることは少ないと思いますが、退院後使うと思うので、一応買っておくと良いと思います。
母乳が出ない場合もあるので、心配な方は退院後の購入でも良いかもしれません。
・ベビー服1着
入院中に病院のものを使うと思いますので、退院時の1着があれば良いと思います。肌着とプレオールがあればOKです。
・おむつ
これも入院中は病院のものを使うと思いますが、もし支給されない病院の場合は事前に購入しておきましょう。
・お箸
外食では当たり前にある箸が病院ではついてきません。
忘れるとご飯が食べられないなんてことになっちゃいます(笑)
割り箸などにすれば、食べ終わった後も痛いお腹を押さえながら洗いに行く手間がはぶけますよ。
・マグカップ
ペットボトルは口をつけて飲むと雑菌が繁殖してしまうのでコップがあると良いです。
紙コップにすれば、洗う手間もなくなりますよ。ちなみに私の病院では部屋にたんぽぽ茶をポットごと置いててくれたので、コップが大活躍でした。
・スリッパ
ちょっとトイレに行くのにも傷口が痛むので、簡単に履けるスリッパがあると良いです。
クロックスでも良いでしょう。脚がむくんで靴が入らなくなるので、大きめのものがあるとなお良いと思います。
・退院用の服1着
ワンピースを断然おすすめします。ズボンだとちょうど傷口に当たるのでめちゃくちゃ痛いです。
また骨盤ベルトを巻いているとズボンが入らないなんてこともあります。
冬場で寒い時期はタイツなどの伸縮性のあるものを履けば防寒できますよ。
・歯ブラシ
家に余っている使い捨ての歯ブラシなどにすれば、退院時に捨てて帰ってこられるのでおすすめです。
・パジャマ3着
入院中も退院後も前開きのパジャマをおすすめします。
術後はしばらく看護師さんが身体を拭いたり、産褥パッドを交換したりしてくれますので、前開きのパジャマが便利です。私も手術前に前開きのパジャマに着替えさせられました。
また授乳もボタンを2,3個外すだけなので、楽チンですよ。
・授乳用ブラ3枚
洗濯することを考えたら、3枚ほどで大丈夫だと思います。
私の病院は洗濯機がありました。最近はほとんどの病院で設置されているようなので、病院に確認してみると良いでしょう。
・バスグッズ
産後2日ほどでシャワーを浴びられます。シャンプー、リンス、ボディソープなどあると良いですよ。2日も待てないという方は洗い流さないドライシャンプーを持っていくことをおすすめします。
あると良いもの
・おくるみ
1人目の時にはおくるみを購入して使いましたが、自家用車で帰ったため駐車場までの5分ほどしか使いませんでした。
なので2人目からはちょっとおしゃれなタオル(頂きもの)でくるんで帰りました(笑)
・ティッシュ1箱
ちょっと口を拭いたり、鼻をかんだりするのにあると便利なティッシュは1箱持っていけば安心して使えます。片手でパッと取れるのもメリットです。
・ガーゼ
私の病院では10枚1セットでもらえましたが、ない場合は用意しておくことをおすすめします。
うちの子は吐き戻しが結構あったので、かなり役立ちました。
あると便利なもの
私が帝王切開で入院して、あって便利だったもの、あれば良かったものをご紹介します。
・ハンガー
体を拭いたタオルや、ガーゼなどを干しておくのに便利です。また湿度調整のために濡れタオルを干しておくのにも役立ちます。
・ボールペン
入院中、書類にサインしたり、赤ちゃんの授乳時間を記入したりと意外と書く事が多いのでボールペンがあるととても便利です。
・携帯充電器
入院中は家族と連絡のとれる携帯が命綱といっても過言ではありません。充電器だけは忘れないようにしましょう。
・歯磨きコップ
飲み物を飲むマグカップで代用しても良いですが、気持ち的にイヤな方はコップを持っていきましょう。プラスチック製のものにすれば落とす心配もなくなりますよ。
・着圧タイツ
病院からも術後にキツめのタイツを履かされますが、結構キツイので市販のものがおすすめですよ。ベッドから脚を下ろして授乳するので、必ずと言っていいほどむくみます。そのため着圧タイツは必須です。
・カゴ
術後はベッド横のテーブルまで体を起こすのも億劫です。なのでカゴに携帯や飲み物を入れてベッドの柵にかけておくと便利です。
・S字フック
カバンをかけたり、カゴをベッド柵にかけるのに便利です。ベッドまわりって意外とものを置ける場所が少ないので置ける場所を増やすと快適に過ごせます。
・爪切り
生まれたてなはずの赤ちゃんって意外にも爪が長いんです。顔を引っ掻いちゃったりして傷だらけになってしまいます。そのため爪切りを持っていくことをおすすめします。また、食事の時についてくるソースなどを開けるのにも役立ちます。私は入院中に1度も開けることができなくてソースのない揚げ物を食べていました(笑)
・化粧品
退院時にお化粧される方は持っていくと良いです。私は赤ちゃんが、化粧した顔などに触った手を舐めるのが嫌だったので化粧はしませんでした。無添加のものなどもあるようなので気になる方はチェックしてみても良いと思います。
・クシ(ヘアブラシ)
術後はしばらく寝たきりなので、髪がボサボサになります。私はクシを持っていくのを忘れてしまったため手グシで乗り切りました。お客さんがお見舞いに来てくれる場合などに備えてあると良いと思います。
・骨盤ベルト
トコちゃんベルトや、さらしを巻いておくと術後の歩行がそこまで苦痛になりません。下着の上にベルトを直接巻くと傷が痛いので、さらしを巻いてからベルトをすると痛さも和らぎますよ。
・ビニール袋
病院のゴミ箱って意外と容量が少ないです。そのため、入りきらないゴミや飲み終わったペットボトルなどを入れておくのに便利です。また使用済みの下着など汚れものを入れるのにも役立ちます。
・小銭
病院では両替できないので、小銭を持っていくと良いです。ジュースを買うときなどちょっとしたことに役立ちます。
・ペットボトル用ストロー
術後すぐは起き上がるのも大変です。そのため横になったままでも飲めるストローがあると良いです。ただ使うのも1日くらいなので、頑張って起き上がるよって方はいらないかもしれません。
・ウェットティッシュ
机を拭くのにも、口を拭くのにもお箸をちょっと拭くのにも便利なウェットティッシュは持っていくと良いです。私の入院中は病院側が用意してくれたので持って行きませんでしたが、結構便利でしたよ。余っても赤ちゃんのおしりふきとして使えるので便利です。
・ふりかけ
術後初めてのご飯は5分粥でかなり味気がないです。おかずなども薄味なので、なかなかお粥が減らずに苦労しました。なのでふりかけなど、ご飯のお供があると食べやすいと思います。
・ヘアゴム
髪の長い方は必須です。授乳の時に下を向くので髪が結構邪魔になります。手術室に入る時に髪をまとめる必要があるので、1つは持っていきましょう。
・授乳クッション
私の病院では授乳クッションを貸してもらえましたが、同じ時期に出産した人が多いと貸してもらえないということもありえます。最近では浮き輪のように空気を入れて膨らますタイプの授乳クッションもあるので購入して持っていくのも良いと思います。私の場合は、おむつを捨てるゴミ箱が出払ってしまうということもありましたよ。
・メガネ
帝王切開で手術するときは、コンタクトもつけることができないので視力が悪い方はメガネが必要です。産後は寝られる時間に寝るという生活になるので、メガネのほうが着脱しやすいのでおすすめです。
・クリアファイル
入院中にもらった書類をまとめとくのに便利です。結構多くのパンフレットなどを貰いますので、1つ持っておいても損はしないでしょう。
・時計
腕時計など、アナログの時計があると便利です。授乳時間の確認や時間をパッと確認したいときにスマホなどより確認しやすいですよ。腕時計をベッドの柵にくくりつけておけば、寝ながらでも時間を確認できます。
・マスク、リップクリーム
病室はかなり乾燥しています。私も入院中は唇がガサガサになって皮がむけてしまいました。そのため、口の乾燥を防ぐためにもマスクとリップクリームがあると良いと思います。
・洗濯ネット
洗濯物を洗濯ネットに入れれば、お見舞いの家族に持って帰ってもらってもそのまま洗濯機に入れるだけなので、いちいち袋から出す手間が省けますよ。
・ノンカフェインの飲み物
私の病院ではたんぽぽ茶をポットでくれましたが、なかなかノンカフェインの飲み物ってコンビニなどで手に入りにくいですよね。西松屋や赤ちゃん本舗などの赤ちゃん用品を販売している店舗でしたら、手に入れやすいので、入院前に覗きに行っても良いと思います。
・間食
入院中って食事の時間が決められているので、家のように簡単に間食できません。お腹がすくと母乳も出づらくなるので、パンやおにぎりなど間食を用意しておくことをおすすめします。
・乳頭保湿クリーム
ピュアレーンなどの乳頭保護クリームは授乳し始めのママにおすすめのクリームです。私の病院もピュアレーンを配っていました。付けてもそのまま授乳できるので便利なクリームです。
・延長コード
病院の電源コードは床に置かれていることが多いので、ベッドの上で携帯を充電しようと思ったら、届かないか、ギリギリ届くくらいなので地味に不便です。そんな時用に延長コードか長さのある充電器を持っていると良いです。
・スプーン
術後最初に食べるお粥はスプーンがあると食べやすいです。私は箸で食べたのですが、なかなか取れなくて大変でした。なのでスプーンがあると便利だと思います。
・汗ふきシート
術後しばらくお風呂に入れないので、汗ふきシートがあると便利です。私は個室に入院していたので好きな時にシャワーを浴びられましたが、大部屋だとなかなか好きなタイミングで浴びることができないと思います。術後大部屋に入院予定の方は持っていくと良いです。
・傷口保護テープ
病院によっては退院するときに傷口のテープをはがされてしまう所もあるようです。私の病院では保護テープを1ヶ月間貼りっぱなしにしてくれました。貼っておいたほうが傷口がケロイド状になりにくいそうなので、はがされてしまうようなら、購入しておいたほうが良いです。
・暇つぶしグッズ
これは手術前日の入院にあると良いです。育児書やゲームなんかで手術前の不安を和らげましょう。私は2人目の出産は予定帝王切開だったので手術の前日に結構緊張と不安で落ち着きませんでした。何もしないと暇ですし、緊張に押しつぶされそうになったので、心配な方は何か持っていくことをおすすめします。
・マッサージグッズ
手術の翌日、ずっと寝たきりだったので腰や肩がバキバキになってしまいました。翌日は寝返りをうつのもやっとなのでテニスボールやバスタオルなどを背中に当てると良いです。私はなかなか治らなかったのでサロンパスなどのような湿布を処方してもらいました。
・イヤホン
大部屋で入院する予定の方は、音楽を聴く場合や、テレビを見るとき用にイヤホンがあると良いです。病院のテレビにイヤホンがセットで付いている場合もありますが、普段使い慣れているイヤホンなら耳が痛くなることもありません。
・小さめバッグ
ちょっとコンビニに行く時の財布入れや、シャワーを浴びに行く時の洋服入れなどに便利です。
・ドライヤー
私は個室で入院していましたが、ドライヤーがついていませんでした。共用のシャワー室にはありましたが、術後の痛いお腹を押さえてシャワー室まで行くのは大変なので、ドライヤーは必須です。
・化粧水
病室はかなり乾燥しているので化粧水があると良いと思います。私は化粧水を持っていくのを忘れたのと寝不足とが相まって吹き出ものが結構できてしまいました(泣)
入院前にやっておくこと
持ち物ではないですが、入院前に以下のことを済ませておくと安心して入院できますよ。
・上の子がいる場合の預け先の確認
・旦那さんへ家事の引き継ぎ
・上の子の保育園など、送迎者が変わることの連絡
まとめ
帝王切開で出産する場合の持ち物をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
術後は起き上がるのも一苦労なので、体を動かさなくても物に手が届くようにすると快適に過ごせますよ。
しっかりと入院の準備をして出産に挑んでくださいね。
元気な赤ちゃんが生まれますように…!
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