産前の入院指導で、持ち物リストに授乳クッションが書いてある産院が多いですよね。
しかし、授乳クッションは大きいし、本当に必要なのかな…と疑問を抱く人も多いはず。
そんな授乳クッションですが、
枕やバスタオルなどで代用できないかな?
手作りの簡単な作り方はあるのかな?
など、出産準備をしている方のお悩みになっているのではないでしょうか。
今回は、授乳クッションの代用品や外出先での代用の仕方などについてお伝えします!
授乳クッションは必要?必要なし?
まず、授乳クッションの必要性について少し考えてみましょう。
個人的な結論から言えば、あったほうが便利、ということです。
赤ちゃんが生後間もない時には、授乳をするとき、赤ちゃんの口とおっぱいの位置にどうしても距離が空いてしまい、授乳が難しく感じてしまいます。
赤ちゃんの頭を持ち上げて、支え続けたまま授乳をするのことは、とても大変なことなんです。
そんなとき、授乳クッションは、膝の上に置いておくと高さができるため、
ママは赤ちゃんの頭を支えておくだけで授乳ができる便利なアイテムです。
産まれたての赤ちゃんでも、2キロ~4キロあります。
それを腕1本で支えながら、自分の胸と赤ちゃんのお口とをジャストな高さ、角度に固定して10分(場合によってはそれ以上)・・・それを3時間おき・・・これは、結構しんどいのです。
もちろん、ママの仕事は授乳だけではありませんから、肩こり、首の痛みや腰痛などを感じる方が多いようです。
そんなママの体の負担を少しでもやわらげてくれるのが授乳クッションです。
そして、授乳には、横抱き、フットボール抱き、たて抱きなど、色々な抱き方があり、授乳クッションは、その様々な体位で授乳することも助けてくれます!
特に、母乳の出があまりよくないママさんは、色々な角度から吸ってもらうことで母乳が出やすくなりますので、授乳クッションがあると便利です!
しかし、そんなあると便利な授乳クッションですが、まあまあな大きさがあるので、
家の中でも場所をとりますし、持ち運びするには不向きです。
また、お手頃価格で手に入るものでもなく、使うのは一時であることも考慮して購入を検討しましょう。
つまり、授乳クッションは、
あれば便利なアイテムですが、必ず必要というものでもありません。
私の場合は、チャイルドシートを購入した際に、授乳クッションをプレゼントしてもらえたため、自宅でもそれを使っていました。
授乳クッションを使用すると、ともかく、授乳が楽だったことを覚えています。
しかし、赤ちゃんもある程度大きくなって腰も据わり、ママも慣れてくれば、授乳クッションがなくても膝の角度でどうとでもなります。
特に、2人目の子の授乳では、授乳クッションなしでさっと授乳する方が楽だったりもします。2人目ともなると、ママも慣れていますしね◎
授乳クッションのメリット・デメリット
【メリット】
・ママが産後に感じる肩こり、首の痛みや腰痛などの体の負担を少しでもやわらげてくれる。
・様々な体位で授乳が楽にできる。(横抱き、フットボール抱き、たて抱きなど)
・背中スイッチ防止に赤ちゃんを寝かせられる。やり方は背中スイッチ防止策にて
【デメリット】
・大きいので、場所をとる。
・安価なものではない。
・使う期間が短い
授乳クッションの代用品
授乳クッションは、どんな場所にでも持ち運びしやすいというわけではないですし、
実際に使用すると、授乳クッションで授乳がしづらいと感じたりすることもあります。
そんなお悩みを解決すべく、授乳クッションを使わずに他のもので代用してみてはいかがでしょうか。
それでは、授乳クッションの代用品をご紹介していきます!
【バスタオル】
バスタオルを授乳クッションの代用品として使う場合、まずは赤ちゃんのお肌に触れても安心な柔らかいものを準備することが大切です。
そして、バスタオルを広げて何回か折りたたんだり、クルクル巻いたりして、
赤ちゃんに授乳しやすい高さになるように調節します。
バスタオルをくしゃっと丸めるだけでもある程度の高さが出るので、赤ちゃんとママにとってベストな高さを見つけてみてくださいね!
バスタオルでしたら、赤ちゃんが授乳中に汗をかいても、吐き戻してしまってもさっと吸収してくれるのもうれしいメリットです♪
また、授乳の際はバスタオルをもう1枚近くに用意しておくと、高さ調整に使えますし、授乳したまま赤ちゃんが眠ってしまった時のブランケット代わりになるので重宝します◎
【クッション】
自宅のソファーに置いてある、よくある普通の正方形のクッションを授乳クッション代用することができます!
ママの腕にクッションを置き、赤ちゃんの頭をそっと乗せて授乳するだけでOK!
普通のクッションでも十分赤ちゃんの支えになったり、 高さも調節することができます!
授乳クッションの購入に迷っている方は、 自宅にクッションがあればそちらで代用することも可能です。
一度、クッションで代用してみてから、授乳クッションの購入を検討してみても遅くはありません。
クッションを代用とする場合、注意することは、安いものを購入しないことです。
クッションは、100均などでも売られていますが、授乳の時に使う場合、しっかりとしたクッション性があるものを購入しましょう。
すぐにへたってしまうようなものではなく、張りと厚みのあるクッションの方が、ある程度の高さを保つことができるので、安定して授乳できるでしょう。
【座布団】
もし、自宅や実家に座布団がある方は、座布団をそのまま二つに折り曲げれば高さが出ます。
座布団は、生後間もない赤ちゃんでしたら、お布団代わりにもなりますので、便利です◎
私は、よく、座布団の上にバスタオルを敷いて、その上にごろごろと寝かせていました。
ジャストサイズ!ですよ。
厚みのある座布団を使うと、簡単に高さを出すことができます。
【枕】
夜中など、ママも授乳で何度も起きなければいけない時など、少しでも簡単に授乳を済ませたいとき便利です。
枕もクッション性があるものなので、 いざという時に枕を代用するのも◎です。
枕でしたら、授乳クッションや自宅にあるクッションなど、わざわざ別の部屋から寝室に持ってくる必要もありませんよね。
すぐにセットできるので、その場でさっと赤ちゃんを抱っこして授乳をスタートすることができます。
【タオルケット・ひざ掛け】
タオルケットやひざ掛けは、冬場だけでなく夏場もエアコン対策で今に常備しているというご家庭も多いのではないでしょうか。
わが家でも、赤ちゃんの近くには常にタオルケットやひざ掛けがありました。
赤ちゃんが泣いてすぐ抱っこしてしまった時、すぐそばに授乳クッションなどがないときは、タオルケットやひざ掛けをクッション代わりにすることもありました。
ざざっと丸めて赤ちゃんの下に置くだけで簡単に高さを調節することができ、お腹が空いている赤ちゃんにすぐに授乳をすることができます◎
【座椅子やソファーのひじ掛け】
授乳する側の肘を座椅子やソファーのひじ掛けにかけるだけです。
腕にかかる重さを減らせるだけでなく、意外と高さがぴったりで楽に授乳することができます!
赤ちゃんの体勢が無理な体勢にならないように、赤ちゃんの腰の下に座布団やクッション、タオルなどを入れて高さを調整してあげましょう。
【手作り】
授乳クッションは大きくて邪魔になってしまうことも多いのですが、腕にはめて使う授乳枕ならコンパクトで場所を取らず、授乳も楽になるのでおすすめのアイテムです!
ベビーグッズを手作りしたい!という方は授乳クッションの代用品にもなる授乳枕を手作りしてみましょう!
作り方はこちらの動画で詳しく説明してくれています。フワフワの雲の形の可愛い授乳枕が出来上がるので是非チャレンジしてみてくださいね!
自分と赤ちゃんの体格の組み合わせによって、おっぱいまでの距離が合っている(=赤ちゃんの良いポジショニングがキープしやすい)姿勢を探します。
いろいろ自由に工夫しながら、ベストの姿勢を探してみてください。
外出先での授乳クッションの代用はどうする?
けっこうな大きさの授乳クッションをおでかけに持ち歩いている先輩ママさんなんて見たことないですよね?
授乳クッションは大きくてかさばるので、持ち歩くのは現実的ではありません。
そこで、外出先でも授乳クッションの代用になるものをご紹介します!
【椅子の肘掛け】
外出先の授乳室にはよく肘掛け椅子が置いてあると思います。
私も、最初は知らずに、肘掛けを邪魔に感じていたのですが、ある時肘掛けを使ってみたら高さがぴったりで楽に授乳できました!
外出先だと慣れずに授乳がしづらいと思います。
肘掛け椅子やソファがあったら肘をかけながら授乳してみましょう。
また、ひじ掛けがない場合は、脚を組むことで高さを調整することもできます。
姿勢は猫背気味になってしまいますが、ひじ掛けなどがない緊急時はそれで授乳を乗り切ることができるでしょう。
【バスタオル】
お昼寝用にバスタオルを持っている方はタオルをくるくると丸めて膝の上に置き、その上に赤ちゃんを抱っこしてみてください。
授乳クッションのように高さが作られるので、お家にいるときと同じように授乳ができるでしょう。
バスタオルをカバンの中に入れておけば、赤ちゃんのタオルケットや授乳ケープとしても使用できるので便利です◎
【マザーズバッグ】
これは、私が試した中でも意外とけっこう使えます!
え?!かばんを?!と思われるかもしれませんが、
マザーズバッグは、赤ちゃんの着替えやおむつなどが入っているため、クッションのようにやわらかいんです!
着替えやおむつなどでクッション性が出ているので、授乳クッション代わりにぴったりです(^^♪
ぜひ、お試しあれ☆
【自分の脚で高さ調整】
本当に何も持っていないときは、自分の脚を利用しましょう。
地べたに座って授乳する場合、あぐらで授乳することがあると思いますが、それでは肩や腰がバキバキになってしまいますよね。
そんなときは、体育座りをして太ももに赤ちゃんを乗せて授乳もできます。
脚の曲げ具合を調整することで、赤ちゃんの高さを調整できますし、ママも壁に寄りかかって楽な体勢で授乳できますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「授乳クッションの代用品!枕やバスタオルの使い方は?外出先ではどうする?」について、お伝えしました!
授乳クッションは、あると便利なアイテムですが、必ず必要というわけでもなく、代用品はたくさんありましたね!
外出先でも、工夫すれば授乳クッションの代用として使えるものがいくつかあります。
その場にあるもので、 赤ちゃんのお尻や体の高さを調節して首を支えるだけで体に負担がない授乳方法取り入れてみてくださいね◎
もし、授乳クッションを購入したとしても、授乳クッションとしての役目が終わった後も、その後、様々な使い方ができます。
お座りがまだおぼつかない頃など、授乳クッションを赤ちゃんの前に置いておくと、バタンと前のめりに倒れることを防止してくれますし、ママがお昼寝用の抱き枕にしたり、ソファでノートパソコンを見るときの台にしたり(←赤ちゃんと使用方法同じ)・・・ペットのベッドにした、なんて話も聞いたことがあります!
授乳クッションを購入したとしても、しなかったとしても、いろいろ工夫できますので、ご自分のスタイルにあった方法でGOOD!だと思います◎
この記事が少しでも参考になっていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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