保育園&幼稚園の七夕行事!願い事を短冊に書くのはなぜ?0歳~5歳の書き方、文例も

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みなさんは「七夕(たなばた)」と聞いて、その意味や由来を正しく説明できますか?

 

「七夕」といえば、「短冊に願い事をかく」ことや、「織姫と彦星」といったキーワードが頭に浮かぶと思います。

私も(!?)「夏のイベントのひとつで、短冊に願い事を書く日…」くらいの軽い認識でした。

 

七夕という節句ができた話の内容や、短冊に願い事を書く意味、短冊の色についても、七夕のひとつひとつに、ちゃんとした理由がありました。

 

子供達に「たなばたってなーに?」と聞かれた時、なぜ短冊に願い事を書くのか?織姫と彦星は誰なのか?…ちゃんと答えられるように、一緒に学んでいきましょう!

 

また年齢別に願い事の文例もご紹介していきます。

 

 

 

そもそも七夕とは?

 

 

 

 

たなばた(七夕)とは、日本や中国、韓国・台湾などアジア諸国における五節句の中のひとつで、「星祭り」と呼ぶこともあります。

 

7月7日は「旧暦」で、現代では8月中旬のお盆頃になります。

そのため、一般的には「7月7日が七夕」という印象が強いですが、筆者の住む北海道では、「七夕は8月!」というように、地域によって差がある場合もあります。

 

次に、七夕といえば「織姫」と「彦星」。

 

このお話の舞台は、むかしむかーしの中国。

毎日、美しいはた(布)を織っていた「織姫」。

織姫の父は、織姫の婿として、働き者の牛使い「彦星」と引き合わせ、ふたりは結婚しました。

 

ところが、あまりに仲が良すぎたふたりは、まったく仕事をしなくなりました。

そんなふたりの姿に、天の神様は怒ってしまい、天の川で隔ててふたりを引き離してしまいました。

引き離され悲しみに暮れていたふたりを、天の神様はみかねて、しっかり働くことを条件に、1年に1度だけ天の川で会えることを許したのです。

 

 

その日が7月7日なのです。

なぜ、7月7日なのか…は、いろんな説があり、話が長くなるので割愛します。

 

 

また、織姫は、琴座のベガ(織女(しゅくじょ)星)、彦星は、鷲座のアルタイル(牽牛(けんぎゅう)星)と考えられています。

この2つの星は、「夏の大三角形」の一部です。

 

 

 

 

 

出典:県立ぐんま天文台

この画像でもうっすらですが、ベガとアルタイルの間に天の川が見えますね。

 

 

では、続いて「短冊」について、勉強していきましょう。

 

 

七夕の短冊に願い事を書く時の書き方!

七夕に「短冊に願い事を書く」という風習は、織姫が「裁縫や機織りが上手になりたい」と自身の向上を願い、短冊に書き記したことから始まっています。

その後は、習い事の向上を願うことが多くなり、最近では、様々な願いが記されていますね。

 

…その願い事、叶っていますか?

 

 

誰が決めたのかわかりませんが、七夕のお願い事を叶えるためには、一定のルールがあるようです。今年こそ、ちゃんとお願い事を叶えてもらえるように、書き方のルールを見直しておきましょう。

 

 

・自身の向上を願う!
上達・成果などといった「向上」を願うことが目的です。「〇〇が欲しい」や「サマージャンボが当たりますように…」などといった物欲は、12月まで待ってサンタクロースさんにお願いしましょう。

 

 

・~になる!~する!と断言する!
よく、お願い事をするとき、「~ように」と控えめなお願いをすることがあります。それでは、天の神様は叶えてくれないようです。しっかりと強い意志を持ってお願いしましょう。

 

 

・ネガティブやマイナスキーワードは使用しない!
例えば、「今は〇〇(マイナスキーワード)なので、〇〇になる!」というお願い事でも、「〇〇になる!」ということだけお願いしましょう!

 

 

・副詞を使う!
「副詞」とは、主語の言葉や意味を詳しく説明する言葉です。
「簡単に」「いつのまにか」「自然に」「思い通りに」などといった具体性を使うと、より願い事が叶いやすくなるそうですよ。

 

 

・期間や期限を決める!
これも大切ですね。いつまでに結果を出すのか(出してほしいのか)、明確な方がわかりやすくて良いですね。

 

 

先日、子供たちの保育園の思い出箱を整理していたら、昨年の七夕の短冊が出てきました。
子供たちは、まだ字が書けないので、子供たちに願い事を聞いて、それを主人がそのまま書いたものなんですが…。

 

ちゃんと「〇〇したい」と書いてありました。そして、その願い事は、子供たちの成長と重なって叶っているような気がします。

気持ちの持ちようだとは思いますが、それでも、正しいルールに基づいたお願い事をすれば、叶えてもらいやすいのかもしれませんね。

 

 

短冊の書き方

短冊に願い事を書くときは、右から左に書き、左下に名前を必ず書きましょう

そして、竹や笹は神聖なものとされており、厄除けの意味もあるようです。天然の竹笹はカットするとすぐに枯れてしまうもののようで、比較的安価で取り扱われているようです。自宅に用意するのは難しいかも知れませんが、イベントの時だけでも用意できると良いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

出典:楽天

 

最近では、造花の笹も販売されています。クリスマスツリーのように毎年使えるのは嬉しいですね。

 

 

 

七夕の願い事:願いが叶う書き方の例文をご紹介!

 

 

 

 

 

七夕にお願いする、短冊の書き方はわかりました。

では、実際に、どのような書き方をするとよいのか、例文などを見てみましょう。

 

【0歳】

0歳だと親が内容も考えて書くということになります。

まだまだ、友達と関わりながら遊ぶ年齢でもないので、子供自身の成長を願うことが多いです。文例としては

・たくさんご飯を食べて、健康に、元気に成長する!

・たくさんの人に愛される子になる

・病気もなく、たくさん遊ぶ

 

などです。

あとはお子様の特徴などが、直ったり、より伸びたりするようなことを書くのも良いですね。

例えば、よく泣く子だったら「たくさん泣いて笑って、遊びを楽しむ」なども良いです。

 

 

【1歳】

1歳頃になると、歩けるようになってお散歩でも世界が広がって行く時期ですね。

たくさんのものやコトに触れることで得られる、得たいことを願い事にするのも良いです。

・お散歩でたくさんの発見、新しいコトに触れてきらきらした生活にする

・いろんなご飯をいっぱい食べて、いっぱい遊ぶ

・大好きな電車をたくさん見て乗る!

 

などです。

1歳になると子供自身が好きなものもあると思うので、それに絡めた願い事でも良いと思います。

 

【2歳】

2歳になると子供もある程度話すことができるようになります。

なので、子供に願い事聞いてみるのも良いでしょう。とはいえ、きっと「いちごが食べたい」「お茶飲みたい」などその時の欲求しか出てこないとは思いますが(笑)

一応聞いてみるのも面白いと思います。

また、保育園でも少しはお友達と関わるようになってきます。そういったお友達関係の願い事でも良いですね。

 

・お友達と仲良く、たくさん遊びたい

・病気をせず、たくさん保育園に行っていっぱい遊ぶ

・大好きな○○がたくさん食べたい

 

などです。

 

【3~5歳】

この頃になると女の子は「○○になりたい」「○○に行きたい」ということも日常的に言うこともあると思います。

なので直接「何になりたい?」と聞いてみるのも良いです。

・○○になる

・カブトムシをたくさん捕まえる

・おじいちゃん、おばあちゃんとたくさん遊ぶ

 

など子供自身がしたいことを書いてあげましょう。

我が家の保育園では、短冊に願い事と、絵を書いている子もいましたよ。それも短冊が華やかになって素敵でした。

 

 

【小学生】

・夏休みまでにクロールが泳げるようになる!

・夏の大会で優勝する!

…などといった、短期目標でも良いですね。「いつまでに」「なにを」「どうするのか」、そして「なる!する!」といった強い気持ちで言い切りましょう。

 

 

・大きくなったら、〇〇になる! → 〇〇歳までに絶対〇〇になる!

・お嫁さんになる → 〇〇歳までに〇〇な人と結婚してお嫁さんになる!

将来の夢をお願いするのも良いですね!子供の願い事でもありがちな内容です。子供のお願い事を代筆する時も、漠然とした将来の夢だけでなく、詳しいところまで聞いて代筆してあげましょう。

 

・子供達が、病気や怪我をしないよう、元気に健やかに成長しますように。

子供が小さいうちは、親目線で子供の成長を願うことも多いでしょう。ただし、このお願い事だと効力が弱いです。

 

(子供の名前)が、病気や怪我をせずに、元気に走り回る明るい男の子(女の子)に成長する!

 

といったように、名前をいれる、抽象的な表現よりも具体的な表現にすると、より良いでしょう。うまく表現できない場合は「四字熟語」を用いて、願いをこめるのもひとつの方法ですね。

「威風堂々」や「温和篤厚」、「風林火山」などたくさんの熟語があります。

 

 

 

自分自身のお願い事を書く場合も、期日を決め、より具体的な表現を心がけた、欲張ったお願い事をしてみましょう。間違っても、物欲をお願いするのはダメですよ!

 

 

 

七夕の短冊の色には、ちゃんとした意味があった!

最後は、短冊の「色」についてです。

保育園や幼稚園でお願い事を書く時、また、ショッピングモールなどで短冊が用意されていて、自由にお願い事を書いてよい時、多くの場合は、自分の好きな色だったり、何気なく選んだ色の短冊にお願い事を書くでしょう。

 

しかし、短冊の色には、ちゃんとした理由がありました。

今年の夏は、せっかく書いたお願い事のパワーをさらに強めるために!お願い事に合わせた色の短冊を選んで書いてみましょう。

 

 

青色・緑色の短冊

願い事:人間力の向上。自身の向上や、周囲への思いやりなどを願う

例:〇〇ができるようになる! 社会のため世のために〇〇な人間になる! など

 

 

赤色の短冊

願い事:両親や先祖へ感謝の想いを願う

例:(相手の名前)いつもありがとう。親孝行(具体的に!)するね など

 

 

黄色の短冊

願い事:人間関係の願い、安定。

例:友達100人作る!〇〇さんと一生友達でいる!パワハラ禁止! など

 

 

白色の短冊

願い事:規則やルール、約束後・決まり事などを守る願い

例:忘れものをしない!約束を忘れない!遅刻しない!今年こそダイエット! など

 

 

紫色・黒色の短冊

願い事:学業面での成功。

例:受験や試験に成功、合格!昇進試験に合格する! など

 

この、基本の5色が使用されている理由として、「陰陽五行説」というものがあるようです。また、この5色の糸で織姫が機織りをしていたという説もあります。

 

 

 

まとめ

七夕という行事は、まだまだ奥が深い内容で、ご紹介した内容はほんの一部です。

 

7月7日から8月中旬くらいまでは、各地で七夕に纏わるお祭りやイベントをたくさん行っていると思います。保育園や幼稚園でも、これから短冊に願い事を書くところも多いでしょう。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

今年こそ、皆さんのお願い事が叶いますように…。

 

ちなみに、七夕の時の食事は「そうめん」のようですよ!

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