保育園の入園が決まり、入園準備をしている。もしくは進級して新しく準備している。
「通園バッグをリュックサックにするか、ショルダーバッグにするか」
悩みますよね。3歳(年少)での入園・進級では、子供が自分で持つ通園バッグを準備する園がほとんど。
子供に持たせる通園バッグ、リュックが良いのか、ショルダーバッグが良いのか、自身の経験を踏まえて紹介していきたいと思います。
通園バッグはリュックサックとショルダーバッグどっちにする?
まずは、リュックとショルダーバッグのそれぞれのメリットデメリットを見ていきます。
保育園の通園手段や、お子さんの普段の生活に合わせて上手に選びましょう。
ちなみに我が家の通園バッグはリュックにしました。
リュックのメリット
- 両手があく
- 容量が大きい
- 遠足にも使える
- 重さのバランスが良い
両手があく
まずリュックのメリットとして、両手があくという点があります。
子育て中のママのマザーズバッグでもこの両手があくという点から、リュックが人気になっていますよね。
やはり子供の場合もこの両手があくというのは、靴を脱いだり、階段を上ったりするときなど、手すりに掴まることができますし、万が一転んだ時に両手をつくことができます。
安全性ということからも両手があくというのは大切ですね。
容量が大きい
保育園や幼稚園で作った作品や、汚した洋服などの持ち帰りがあり、朝登園した時よりも荷物が増えることがあります。そんな場合に、容量があるリュックの方が、荷物も1つにまとめることができるので楽です。
年長に近づくにつれて汚して着替えるということは少ないかもしれませんが、年少くらいだとトイトレが完了していなかったり、遊んでいて水に濡らしてしまったりとまだまだ汚す回数は多いです。
ショルダーバッグも大きめのものを選べば問題ありませんが、私が調べた中では、リュックほどの容量のあるショルダー型の通園バッグは見つかりませんでした。
容量を重視した場合、やはりリュックの方に軍配があがりそうです。
遠足にも使える
園行事に芋掘り遠足や親子遠足など、遠足行事があります。
そういった場合、やはりリュックで参加することがほとんどでしょうから、普段から通園バッグにリュックを使用していれば、遠足の際もそのリュックを使うことができます。
ショルダーバッグとリュックの両方を買う、ということがなくなるわけです。
重さのバランスが良い
ショルダーバッグでは斜めがけをしてもどちらかの肩に重さがかかります。
人には利き手などのようにしっくりくる方向があるので、ショルダーバッグを肩掛けする際に毎日同じ方向に掛けてしまいがちです。私たち大人も利き手側にカバンを掛けている方がほとんどですよね。
そうすると体の重心がかたよってしまい、普通に立っていても体が斜めになることもあります。
私自身、右の肩にずっとカバンをかけていたので、右肩が左肩よりも上がってしまっていました…
その点、リュックなら両肩にバランスよく負荷がかかるので、体のバランスが崩れる心配も少なく済みますよ。
ちなみに、リュックは肩紐を伸ばしすぎると重心が後ろになり、反り腰になる可能性があります。背中にフィットするように肩紐を調整しましょう。
リュックのデメリット
- 自分で背負うのが難しい
- カバンが自立しない
- かさばる
自分で背負うのが難しい
ショルダーバッグに比べて自分で背負うのが難しいです。年中さんくらいになれば自分でも簡単にできると思いますが、年少さんでは少し難しいかもしれません。
とはいえ、我が子(年少)は難なく背負っているのでそこは個人差がありますね。慣れれば子供1人で簡単に背負うことができるので補助が必要なのは最初の短い間だけかもしれません。
カバンが自立しない
3歳以上児さんになると登園した際に、自分でタオルや連絡帳を出して準備するようになります。そのとき、リュックはカバンが自立しないので、チャックを開けるのが難しかったりします。
実際、我が子もリュックで登園していますが、やはり自分でチャックを開けるのが難しく大人が補助しています。チャックを上手く開けられないのも小さいうちのことですが、やはり毎朝時間に迫られる通勤前に園でモタモタするのはちょっとしたストレスにもなりますね。
また、朝は保育園の中も大人と子供で混雑しやすいです。カバンを置くスペースも少ない状況なので、自立しないリュックは荷物を出すのにもたつくこともありそうです。
かさばる
ショルダーバッグに比べて容量が大きいぶんやはりかさばります。
園によると思いますが、我が家の保育園では、園児2人で1つの棚を使います。これが意外とぎゅうぎゅう詰めでカバンの形が…とか甘っちょろいことは言ってられません。まして子供は半分に折ることもせずに押し込みます(泣)
着替えや道具箱なんかは別の棚に整理されているので、日中の園生活でカバンを出し入れすることは少ないですが、ショルダーバッグに比べたら棚からの出し入れはしづらいように感じますね。
ショルダーバッグのメリット
- 両手があく
- カバンが自立する
- 簡単に持てる
- カバンがコンパクト
両手があく
ショルダーバッグもリュックと同様に肩にかけることで両手があくようになります。
やはり小さい子供ははしゃいで転ぶこともありますので、両手があくというのは必須ですね。
カバンが自立する
ショルダーバッグは形が四角いので、カバンが自立してくれます。これは意外と大切で、子供が自分で保育園のグッズを用意する際に、カバンの中身が見やすく取り出しやすいです。
また、カバンの生地が固いのでチャックも開けやすく閉めやすくなっています。
大人でいえば、化粧ポーチなどで考えるとわかりやすいでしょう。化粧ポーチってしっかりと自立するタイプのものが多いですよね。ポーチが自立してくれれば、コスメを探す際、片方の手でポーチを広げておく必要がなくなり、簡単に探しやすくなります。
チャックも固い生地のポーチの方が開けやすいですよね。
子供のショルダーバッグも一緒で、リュックのように片手でカバンを広げておく必要がないので、両手を使って荷物を取り出すことができますよ。
簡単に持てる
リュックに比べて、ショルダーバッグは簡単に持ちやすいというメリットがあります。
リュックのように背中側で腕を通す必要がありません。そのままかぶるだけで簡単に持てるので、年少さんにも持ちやすいでしょう。
また、リュックだと身長が伸びて、カバンが小さく感じるということもありますが、ショルダーバッグなら紐を伸ばすだけで長さが調整できるので、年長さんなど大きくなっても持ちやすいカバンです。
成長の早い子供でも長い期間使うことができるので、コスパが良いですね。
カバンがコンパクト
保育園のカバンを置くスペースは限られています。また、保育園の朝は人でごったがえしています。そんな中で荷物を出して準備して…となるとカバンがコンパクトなほうが動きやすいです。
実際我が家の保育園では、朝の準備をする場所があるのですが、荷物を置けるテーブルは小さいうえに子供も集まるので、結構狭いです。
また、カバンを置く棚も2人で1つの棚を使用しています。ショルダーバッグならお互いのカバンが引っかかることなく、スムーズに取り出せますよ。
ショルダーバッグのデメリット
- 重さのバランスが悪い
- ドアノブや遊具に引っかかって首が絞まる可能性も
重さのバランスが悪い
リュックのメリットでも紹介しましたが、どうしても利き手ならぬ利き肩にカバンをかけてしまいがちです。そうすると体がバランスを取ろうとして偏った姿勢になります。
成長期の子供の体のバランスが崩れるのは、親としても心配ですよね。
歪まないためには、紐を体に密着させる長さにして持つか、たすき掛けにして持つ場合に下がっている肩のほうにかけると歪みを防止しやすいです。
ドアノブや遊具に引っかかって首が絞まる可能性も
子供がカバンを持ったまま遊んでいて、遊具やドアノブに紐が引っかかり首が絞まるといった事故も起きています。
これはリュックでも起きる可能性はありますが、紐の長いショルダーバッグの方が可能性としては高いのではないでしょうか。
私たち大人が生活していても、カバンの紐が階段の手すりやドアノブに引っかかったりすることってありますよね。日常生活のなかでなにが事故につながるかは誰にもわかりません。
ショルダーバッグは危ないからダメ!と使用禁止にすることはできませんが、事故につながることもあるということを頭の中に入れておくと良いですね。
通園バッグの選び方・大きさ
リュックとショルダーバッグのメリット・デメリットについて紹介しましたが、続いては通園バッグを選ぶ際に、気をつけて欲しいポイントをご紹介していきます。
通園バッグを購入する際に、参考にしていただけると嬉しいです。
- 入れるものを確認しておく
- 防水素材
- 子供の身長に合ったサイズを
- 流行りのキャラクターものは避けたほうが無難
入れるものを確認しておく
まずは、通園バッグに入れるものをリサーチして最低でどのくらいの大きさが必要なのか、知っておきましょう。
我が家の場合、3歳(年少)から通園バッグの用意をしなければいけませんでした。
入れるものとしては
- 連絡帳
- お弁当箱(主食のみ)
- コップ、歯ブラシ
- ランチマット
- シール帳面
- 手拭きタオル
- 着替え(普段は園に2組おいておきますが、使用したら翌日その分を補充しておきます)
です。
また、イレギュラーな持ち物を入れることもあります。保育園で汚した着替え、週末や週明けにはパジャマやお散歩用帽子、月末には子供が作った作品、夏には水筒など、意外とイレギュラーな持ち物は多いです。
車や自転車で通園している方は荷物カバンが少し増えても大丈夫だと思いますが、徒歩で通園している方はカバンが1つ増えるだけでも大変ですよね。ましてや兄弟で通っているご家庭は肩にかかりきらないほどのカバン、荷物の量になることもあります。
できることならカバン1つに荷物をまとめて入れられれば、子供にも荷物を持ってもらうことができますし、余計なカバンを準備しなくて済みますね。
なので、通園バッグを買う前に、毎日持っていかなければいけないものを用意して、実際にどのくらいの容量が必要なのか調べておくと良いでしょう。
お弁当や連絡帳など曲げて入れられないものもあるので、それらの幅や長さを測っておくことで、カバンのマチや高さはどのくらい必要なのかわかりますよ。
内ちなみに我が家の場合、上記のものを入れようと思ったら、市販のショルダー型通園バッグでぎりぎりピッタリといった感じです。
大人がカバンに詰めてぴったりですから、雑に入れる子供のことを考慮したらもう少しゆったりめなサイズが欲しいところですね。
防水素材
毎日の通園、雨が降る日もあれば雪が降る日もあります。防水素材のカバンが良いに越したことはありません。
子供がカバンを持って傘をさして、となるとカバンが濡れないように傘を傾けるというのは年齢が低いほどやはり難しいですよね。
カバンの上からポンチョなどのレインコートを着てしまえばカバンが濡れる心配はありませんが、汚すことも考えたら防水素材の方が安心ですね。
子供の身長に合ったサイズを
ショルダーバッグ、リュックのメリット・デメリットでも紹介しましたが、カバンは毎日持つものなので、下手な持ち方をすると体の歪みにもつながります。
子供用のカバンじゃ容量が小さいし大人用にしようかな?など子供の身長に合わないものを選んでしまうと、体にフィットせず肩のバランスが悪くなったり、腰に負担をかけてしまうことになります。
カバンの紐の長さを調整できる子供用カバンを選ぶようにしましょう。
流行りのキャラクターものは避けたほうが無難
プリキュアや仮面ライダーなどシーズンごとに新しいキャラが登場するキャラクターのカバンは避けたほうが良いです。
購入するときは子供が大ハマリで大好きでも、月日が経つごとに興味を失ったり、世間的に古いなと思われたりする可能性があるからです。
電車や定番のディズニーキャラクターなど流行りの少ないものなら、長い期間持ちやすいですね。
ちなみに、我が家はイチゴ柄にしました。子供がイチゴ柄大好きなのと流行り廃りがないからです。子供用品店に行くとこういったシンプルなデザインは少なく、キャラものが多かったので、シンプルなものが見つからないな、という方は通販で検索してみるのもオススメです。
おしゃれで人気なブランド3選
通園バッグの選び方についてご紹介してきました。
最後に、通園バッグでおすすめのブランド、商品を3つご紹介します。よろしければ参考にしてみてください。
日本製「豊岡」
日本製、しかも国内最大の鞄の産地「豊岡」で職人が生産したチェックの可愛らしいカバンです。
私の勝手なイメージかもしれませんが、幼稚園の通園バッグはこういった緑のチェックか黄色いカバンのイメージがあります(笑)
素材も強度の高いナイロン生地を採用しており、内部にビニールコーティングを施すことで雨にも強くなっております。
ネーム入れや引っ掛ける部分を付けていたりはもちろんのことですが、所々にカシメという金属を打ち込むことでシンプルなつくりなのに異常なくらいまでの強度を実現しております。
キッズ用の商品は多くありますが、国産の園児向けリュックを豊岡で生産しているものは少ないです。出典:楽天
この商品の何がおすすめかというと、サイズ感がショルダーバッグとリュックの中間であるという点です。
高さ23cm×横24cm×マチ11cmとカバンの高さがショルダーよりも大きめで、リュックよりも小さめです。
リュックだと大きすぎるけど、ショルダーバッグだと小さいかなという方にはぴったりだと思います。荷物を入れたあとも少しの余裕がありそうですね。
この商品のようにリュックサックで大きすぎないちょうど良いサイズ、というのがなかなかなくて、私が探した限りではこの商品だけでした。
また、カバンの底がショルダーバッグのようにしっかりしているので、自立するのでしょう。子供にとっては、荷物が出し入れしやすいので便利だと思いますよ。
同じ豊岡のものでショルダーバッグも販売されています。
うーん、ショルダーバッグもかわいい..!!
stample スタンプル コットンキャンバス通園バック
キャラものは避けたい!シンプルなものが欲しい!という方にはこのスタンプルのショルダーバッグがおすすめです。
しっかりとした帆布を使用していて丈夫なので、卒園まで使うことができます。
また、内側には裏地やポケット、名前を書けるタグもあるので通園バッグには最適です。
サイズは高さ約17cm 幅約22cm マチ約9.5cm と一般的な通園用ショルダーバッグと大きさはほぼ変わりませんので、荷物が入らない!といった事態は起こらないと思います。
また、素材は綿なので、汚れたら洗うことが出来るのも良いですね。
デザインも通園バッグっぽくないので、普段使いしやすいのもメリットです。
価格も3,000円ほどとお手頃な価格ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
SKAPE【シシュノン】通園バッグ
あまりシンプル過ぎるのもな…という方や、綿素材じゃないほうが良い!という方は、シシュノンの通園バッグがおすすめです。
デザインは子供らしい可愛いデザインが豊富です。男の子なら電車や働く車、女の子なら苺やハートなど子供の好きなポイントを押さえたデザインになっています。
サイズは幅約24cm×高さ約18cm×マチ約9cm とマチは気持ち小さめですが、幅と高さは大きめな作りとなっているので、連絡帳などプリント類が曲がる心配が少なく入れることが可能です。
カバンの素材は合成皮革(ポリウレタン樹脂)なので、雨に強いです。雨に濡れて連絡帳が湿ったなんてことが起きにくいので安心ですね。
まとめ
通園バッグについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
どっちにするか迷ったら、保育園の先生にどちらのタイプが多いのか聞いてみると良いでしょう。
我が家の保育園ではショルダーバッグが多いですが、リュックが極端に少ないわけもありません。
また、通園方法に合わせて選ぶのも良いです。自転車での通園ならリュックは邪魔になりますし、徒歩通園ならリュックの方が子供も持ちやすいでしょう。車通園ならどちらでも使いやすいので、お子様の好きなものを選ぶと良いですね。
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