天気も良くなってきてお外遊びが増えてくると2歳くらいのお子様をお持ちの方は、三輪車やバランスバイク(ランニングバイクとも言うらしい)の購入を検討する方も多いのではないでしょうか。
最近、天気も良くなり保育園の帰りに公園に寄って、遊ぶことがあり、その時、同じクラスの子がアンパンマンの三輪車に乗っているのをみて、「○○も乗りた~い」とキラキラした目で見ていました。
‘‘三輪車といえば自転車の登竜門‘‘というわけではないですが、自転車なんてまだまだ先だろうと考えていた私には子供がいつの間にか大きくなっていたことに気づかされましたね。
一口にバランスバイクといっても様々な種類がありますし、三輪車よりも何がいいのか疑問がたくさん出てきました。
実際、少し前までは‘‘自転車の練習といったら三輪車から‘‘でしたもんね。
そこで、
- 初めての子供バイクは何がいいのか
- おすすめのバランスバイクは何か
などをご紹介していきます。
三輪車から始める?
なぜ三輪車よりもバランスバイクのほうがメジャーになってきたのでしょうか?
それを知るためにも三輪車のメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
・安定しているので小さい子でも乗りやすい
・親が押して進めることができる
デメリット
・小さいうちは座っているだけなので飽きやすい
・自転車への移行が難しい
私の周りでも、三輪車を買った人の話を聞くと「ベビーカーと使い方が変わらなかった(座っているだけ)」「三輪車じゃなくてバランスバイクを買っておけばよかった」という話をよく聞きます。
そもそも三輪車とバランスバイクでは自転車への移行の難易度が違うんです。三輪車はペダルを漕ぐ練習になりますが、バランスバイクではまず2輪でバランスを取る練習になります。
自転車に乗ることで1番難しいのは、‘‘バランスをとること‘‘。
その課題をクリアするためにも吸収力が高く、恐怖感の少ない時期からバランスバイクで始める方が増えてきています。
人気の「スパーキー」と「ストライダー」を比較してみた
ということでバランスバイクを調べているとどうやらスパーキーとストライダーが人気らしい…
特にストライダーはレースも開催されるなど、凄まじい人気です。
一体ストライダーとスパーキーは何が違うのでしょうか。それぞれを比較してみました。
ストライダーは「カスタマイズ自由自在!シンプルバイク」
対象年齢 | 2~5歳(12インチ) |
重さ | 3.0kg |
ブレーキ | ×(後付け可) |
ペダル | × |
タイヤ素材 | EVAポリマー(ゴムに変更可) |
倒れたバイクを子供が自分で起こしたり、蹴って進んだりするのに車体が軽いに越したことはありません。普通の子供自転車が重さ12kgほどあるのでそれに比べると非常に軽いのがわかりますね。
またストライダーは自分でカスタマイズできるのも特徴です。ホイールやグリップ、後付けでフットブレーキやゴムタイヤにもできます。
ただペダルだけはオプションでも販売していません。
ペダル以外でこだわりがある方は、こだわりに合った商品を探し出すよりもストライダーをカスタマイズしたほうが早いかもしれませんね。
ちなみにブレーキがついていないため、公道で走ることができません。公園に行く時などは持って行くことになります。いくら軽いとは言え、結構めんどくさいですよね。
またブレーキが付いていないため急な下り坂など、うまく止まれないこともあるようです。
ブレーキを後付けしてどこでも乗れるようにしておくか、平坦な公園のみの使用にするかといった使い方になると思います。
ストライダーは本体を購入してスタンドがセットでついてきません。スタンドの代用方法も合わせてチェックしてみてください。
…ちなみに。
出典:株式会社オオトモ
「ブレーキも欲しいし、ゴムタイヤにしたい。ストライダーのようなビジュアルが欲しい。だけどカスタマイズが面倒」という方にはゴムタイヤ、ブレーキ付きの「HUMMER」もおすすめです。
男性にとってはカスタマイズなんていうと‘‘THE 男のロマン‘‘て感じですが、女性からすればちょっと面倒だという方も多いですよね。
カスタムは面倒だけど、ストライダーのようなカッコよさが欲しいわ、という方は「HUMMER」を検討してみてはいかがでしょうか?
スパーキーは「ペダルのないミニチュア自転車」
対象年齢 | 不明(12インチなので2歳頃から?) |
重さ | 4.5kg |
ブレーキ | ○ |
ペダル | × |
タイヤ素材 | ゴム |
ストライダーとの大きな違いは、カスタムしなくても最初からブレーキ付きやタイヤゴムであるという点だと思います。
また、ほとんどのバランスバイクのブレーキが練習用でしっかりとブレーキが効かないことが多い中、スパーキーは自転車と同じ仕組みのバンドブレーキです。ブレーキの機能をしっかりと使えるようになる4歳くらいの子には嬉しいポイントだと思います。
そしてバランスバイクでは珍しい、ゴムのタイヤです。EVAのタイヤはゴムに比べるとタイヤのすり減りが早いため、2人目へのお下がりなど長く使いたい方はゴムタイヤが良いでしょう。そのタイヤのぶん、車体の重さが少しですが重くなってしまいますが…
ちなみにEVAタイヤもスペア(3,000円ほど)を購入すれば交換できるので、すり減ってバイク自体が使えなくなるということはありません。
このことからも、スパーキーはペダルが付いていないだけで、さながら大人の自転車と同じような作りが特徴ですね。自転車への移行をスムーズに行いたい方は、1番自転車に近いスパーキーをおすすめします。
また、キックスタンドが付いているのも特徴で、公園までいちいちスタンドを持っていかなくて良いので遊びに行く時の荷物が減りますよ。
ストライダーの重さ3kgに比べて4.5kgと重さの面ではやや劣りますが、ゴムタイヤであったり、ブレーキやスタンドがついていたりするので仕方ないかな~とは思います。
私自身、ここまで調べてきて「スパーキーにしようかな~」とも考えていました。
…がしかし、このストライダーとスパーキーの2つは人気なだけあって、値段が高い!
貧乏性な私としては高い金額を払うなら、長く使いたいということでペダルを後付けできるバイクを探し始めました(笑)
ペダルが後付けできる「へんしんバイク」
出典:へんしんバイク
対象年齢 | 2歳~6歳 |
重さ | 7kg |
ブレーキ | ○(前後ブレーキ) |
ペダル | ○(後付け可) |
タイヤ素材 | ゴム |
ペダルをつけられるバランスバイクはこの「へんしんバイク」が人気です。というか、後付けできる商品はあまり多くありません。
また小さい子(2歳)でも乗れるように「へんしんバイクS」という小さいサイズのバイクも販売されています。
へんしんバイクは一言で言うと「ペダルのはずせる子供用自転車」といった感じです。
へんしんバイクのホームページでも‘‘たった30分で自転車に乗れるようになる‘‘と謳っているように補助輪を使わずに、自転車練習をするという商品です。
ブレーキが大人と同じで前後に付いており、タイヤもゴム製、ペダルも付けられるので大人の自転車と同じですよね。
「へんしんバイク」の特徴はなんといっても、ペダルのない状態でうまくバランスを取れるようになったら、そのままペダルを付けられることです。これの何がすごいかって、慣れた自転車のままペダル練習に移行できる点です。
へんしんバイクでうまくバランスが取れるようになり、「いざ、ペダル練習!」といって急にペダル付きの大きな子供用自転車に変えられると、子供も目線の高さが変わるなどして怖さが出てきてしまうことがあります。
子供も慣れたバイクなら、ペダルをこぐ感覚もつかみやすいですし、安心して挑戦できますよね。
私もこのへんしんバイクの購入を考えました。ただ我が子が2歳だったこともあり、買うとしたら「へんしんバイクS」になります。
自転車に乗ってペダルを漕げるようになるのが4歳頃だとすると、4歳になる頃には身長も伸びてインチ数などが合わなくなることを懸念。
そして我が家は弟もいるので、小さくなったらお下がりにしようとも考えていました。
またペダルが漕げそうなくらいバランスを取れるようになったら、上の子には新しい子供用自転車を買って、小学3,4年生まで使ってもらうという計画を企てていました。(あくまで計画..笑)
そのため、へんしんバイクを購入しても、ペダルを付ける年齢の頃には下の子にあげてしまうと思ったので、ペダルが後付けできる自転車は選ぶ上での絶対条件ではなくなりました。
(たぶん、下の子がいなかったらこの「へんしんバイク」を購入していると思います)
どうせ新しい子供用自転車を買うなら、バランスバイクはバランスを取るためだけに使おうということで、今度は安さを求めて探し始めました。(結局は安さです..笑)
私が買ったおすすめのバランスバイク「enkeeo」
出典:高山企画
私がバランスバイクを購入するのに価格の安さ(1万円以下)と、以下のような機能を基準に選びました。
・フットレストがないもの
小さい子はフットレストがあると地面を蹴りづらいという口コミがありました。フットレストに足を置くくらいなら、子供はきっと膝を曲げて乗りますよね。ということでフットレストのついていないものを条件に入れました。
・両足がしっかりつくもの
意外と重要なのがしっかりと足がつくということ。つま先立ちでは安定せず、子供の恐怖心を増幅させるのと同時に、しっかりと地面を蹴ることができないので遊ぶことすら難しくなります。自転車は洋服のように「大は小を兼ねる」ということができないので、子供の身長に合わせたインチのものを選ぶと良いです。
ちなみに身長100cm以下の子は10インチが乗りやすいですよ。
・泥よけがあればなお良し
縁の下の力持ちではないですが、意外と大切なのが泥よけです。最初のよちよち蹴っているうちは問題ありませんが、スイスイ進めるようになってくるとタイヤについた砂や草などが飛んでくることがあります。
雨上がりの日に乗ろうものならズボンが泥だらけになる可能性大です。なので、泥よけのついているバイクを探しました。
・軽いもの
子供が身軽に蹴るためにも、車体の軽さは重要ですが、転んで倒れた時に簡単に車体を起こせることが大切です。
一般的な子供用自転車が12~14kgほどなのですが、これって3歳頃の子供の体重と同じですよね。車体が重くて持ち上げられないと遊ぶのも億劫になることがあるので、なるべく軽いものを選ぶと良いです。
・スタンド付き
公園に行ったときや、家の玄関先に置いておくときなどやはりスタンドは必須です。
スパーキーのようにキックスタンドであれば最高なんですが、探していてもなかなかキックスタンドのバイクは見つかりませんでした。
なので、普通のスタンドがついている「enkeeo」にしました。商品によってはスタンドが別売りの商品もあったので、余計にお金を払わないためにも本体とセットで販売されているものをおすすめします。
・ブレーキ付き
はたして2歳位の子にブレーキが使えるのかというと、なかなか厳しいというのが現実だと思います。実際、私が買った「enkeeo」は2歳の小さな手には少し大きすぎると感じました。そもそもあまりブレーキの機能もよく理解していないと思います。
ただ、やはり今後ペダルの付いた自転車に移行していくことを考えると、ブレーキの存在に慣れておいたほうが良いと思い、ブレーキ付きを条件にしました。
口コミや別商品の公式ホームページでは3歳頃からブレーキを使えるようになると書かれていたので、そこまでブレーキが使えるかの心配はしていなかったのもあります。
これだけいろいろと条件を挙げましいたが、「enkeeo」はブレーキ、泥よけ、スタンド、軽さ、フットレストがない、2歳でも乗れるサイズ展開、と私の厳しい(わがままな)審査基準をクリアしました。
これでなんと5,000円をきるのですごいお得ですよね。
実際に使ってみた口コミ
そんな「enkeeo」を使ってみた感想を一言でいうと「コスパ最高」という感じです。
見た目もカッコイイですし、子供が乗るぶんには十分です。
ただ組み立てるのが少し大変なように感じます。パーツが多いというわけではありません。むしろサドルとハンドルフレームを付けるだけなのでシンプルです。
何が問題かというとサドルやハンドルのフレームを固定する際に、六角のネジを締める必要があるからです。大人の自転車ならサドルの高さ調整も片手でクルクルっとできますが、この商品はいちいち六角ペンチで緩めたり締めたりしなければいけません。
公園にいちいちペンチを持って行って締めるのも大変なので、ある程度家でサドルの高さなどを調整していく必要があります。
しょっちゅう高さを変える必要ないでしょ?と感じた方もいると思います。
もちろんそうなんです。
ですが!このネジが非常に難しい。ネジ締めに慣れているパパママなら簡単なのだと思いますが、なかなかサドルがギュッと締まらないのです。しっかり締めたつもりでもサドルが右左にズレるズレる(汗)
ネジ締めだけ旦那さんか力のある方にお願いするのが良いと思います。
そしていざ組み立てて公園に遊びに行きました。
私「ほら、カッコイイ自転車だよ。乗ってみる?」
子「(チラッと見る)……。滑り台行く~」
滑り台に負けました(笑)
それでも諦めずに声をかけ続けていると、やっと興味を示してくれました。
我が家が住んでいる地域はほぼ車社会なので自転車を見たことない子なので乗り方に迷うかな、とも心配しましたが問題はありませんでしたよ。サドルにまたがってよちよち歩いていました。
そのとき遊んでいるのを見て、フットレストがないことと、泥よけが付いているものにして正解だったと感じました。遊び始めたのが桜が散り始めたこともあり、あたり一面桜のじゅうたんでタイヤには花びらがくっついています。まだよちよちなので良いですがスピードが出たら、と思うと泥よけがあって良かったです。
また地面を蹴る時に、もしフットレストがあったら蹴りづらかったと思います。
他にも、自転車が倒れてしまったときに、我が子は軽々と持ち上げているのを見て、車体の軽さの重要性を改めて思い知りましたね。
その日公園から帰る際、パパに押してもらい両足を浮かせて上手にバランスを取っていました。パパは腰をやられていましたが(笑)
まだまだ練習は必要ですが、使っていて今のところ困ったことはありません。
これからもコツコツ練習をしてくれるのを祈るのみです。
ちなみに我が子は慎重派だったこともあり、あまり転ぶことはなかったです。膝カバーやヘルメットの購入も迷いましたが、膝、肘当てだけの購入で良いと思います。
まとめ
バランスバイクについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
最近は様々な種類のバイクが販売されています。皆様の希望に合った商品を見つけられると良いですね。
選ぶ際には、フットレストがないもの、車体が軽いもの、泥よけがついているものをおすすめしますよ。
コメント