季節も変わり、暖かくなってきたり寒くなってきたりすると、エアコンを使いますよね。
そんなエアコンですが、掃除をしていない状態で使っても赤ちゃんに影響はないのでしょうか。
エアコンを使い始めて、子供が咳をするとエアコンが汚かったかな?と心配にもなりますね。
また掃除を使用にも子供がいる状態でどんなふうに掃除をしていいのかもわかりません。
今回は、エアコンのお掃除をテーマにご紹介していきます。
エアコン掃除をしないとどうなる?咳の原因はエアコンのカビ?
エアコン掃除をしないと、空気中の汚れや湿気を内部に蓄積し、そのまま放置するとカビが生える原因になります。
掃除をしない状態でエアコンを使用すると、エアコンの中に発生したカビ(ウィルスやアレルギー物質)が、空気中へ放出されるのです。
その汚染された空気を吸うことにより、体がアレルギー反応を起こし、鼻、喉、肺などの呼吸器疾患、アトピーなどを発症する場合もあるから怖いですね。
エアコンを設置していない我が家では、夏は扇風機を1か月前後、冬は暖房器具を4か月~6か月ほど、季節限定で使用しています。掃除は、使い始めと、使用が終わったタイミングの両方で掃除をしています。
今の時代、エアコンは必須家電と言ってもいいほど、ほとんどのご家庭で設置されているのではないでしょうか。実際、エアコンの普及率は、80%~90%以上とも言われております。
筆者の住んでいる北海道では、普及率は25%ほどで、我が家もエアコンは設置していません。しかし、最近の北海道は高温多湿傾向にあり、エアコンを設置する一般家庭が増えてきています。昨年の夏は、主人が初めてエアコン購入を検討しました!笑
さて、そんな必須家電のエアコンですが、エアコンは、1年中稼働していていますか?もしくは、夏冬など季節限定の使用でしょうか。
エアコンは、壁に備え付ける大型家電のため、他の家電製品とは異なり、掃除は大掛かりで面倒ですよね。しかし、エアコンだからこそ、掃除をしっかりしないと大変なことになります!
正式名称は「エア・コンディショナー」のエアコン。
室内の温度や湿度を管理してくれる空調設備機器です。
空気中のホコリやウィルス、キッチンの油汚れやたばこの煙などといった、汚染された空気をエアコンのフィルターで浄化し、キレイな空気にして吐き出してくれる優れものです。
また、「除湿」機能を使用するということは、空気中の湿気を吸い取ってくれているということです。
こういったエアコンの仕組み上、エアコンの内部にカビが生えてしまうのは致し方なく、珍しいことではありませんが、快適に使用するためには、定期的に掃除をする必要があります。
エアコンを掃除するタイミング・頻度は?
では、どのような時に掃除をしなければいけないのでしょうか。
まず、エアコンを稼働させたときに臭いがする場合は、赤信号です。すぐに使用を中止し掃除をしましょう。
特に臭いがなくても、乾いた咳が数週間単位で続く場合は、黄信号です。風邪などの心当たりがない場合は、「エアコン咳」を疑うことも大切です。
エアコン咳(咳喘息)は、乾いた咳がなかなか治らず、夜~朝にかけて咳が出やすい傾向になります。息をするとヒューヒュー、ゼーゼー、ゴロゴロと音(喘鳴)がする場合もあり、気管支喘息や肺炎などに重症化するケースもあります。
「トリコスポロン」というカビによって肺がアレルギーを起こす「夏型過敏性肺炎」になると、乾いた咳のほかに、息切れや発熱が起きる場合もあるようです。
私たち人間は、室温は20℃~30℃、湿度は60%~80%の空気を快適と感じるようです。しかし、この環境はカビにとっても過ごしやすく、高温多湿になればなるほど、カビは増殖します。
お部屋の「温度湿度計」が示している温度・湿度より、エアコンの内部や周辺は、さらに高温多湿になっている可能性が十分あります。
エアコン周辺やパネル・フィルターのホコリ除去は、少なくても1~2か月に1回はしたいところです。エアコン内部の掃除も、通年利用している場合は1年に1~2回ほど、季節限定で使用している場合も、使い始めと使い終わりに掃除ができると良いですね。
スプレーを使ったエアコン掃除をしても赤ちゃんは大丈夫?
エアコンの掃除方法は、自分で掃除をするか、専門業者にお願いをするか、の2通りです。
ここ数年は、自分でもエアコン掃除ができるように、「エアコンスプレー」というものが販売されはじめ、安価で簡単に掃除することができるようです。
…が!筆者の個人的な意見としては、スプレーでの掃除はおすすめできません。
おすすめできない理由はたくさんあるのですが、「赤ちゃんがいるご家庭」においては、特におすすめできません。
まず、一口に「エアコンスプレー」と言っても、フィルター、フィン、ファン…などといった各パーツごとに専用のスプレーがあります。そして、それぞれ使用方法も異なり、スプレーするだけで終了、スプレー後に拭き取る、霧吹きなどですすぐ、など様々です。
パーツごとの汚れに適した「洗剤」を使用していたとしても、結局は「化学成分」です。界面活性剤やエタノール、アルコール、防カビ剤、消臭剤、香料など、化学成分が赤ちゃんに良いわけがありません。
見える範囲でキレイになっても、嫌なにおいが良い香りになったとしても、吹き付けた薬品、拭き取れずに残った洗剤や化学成分が、エアコンから放出され、抵抗力・免疫力の弱い赤ちゃんの頭上に降り注いでくるかと思うと、少しばかり怖い気がします。
そして、きちんと掃除が「完了」していれば良いのですが、汚れや洗剤が中途半端に残っていると、逆にそれらを「栄養」として、カビが増殖する要因になる場合もあるそうです。
エアコンを掃除するには、事前準備と大変な労力と時間がかかります。赤ちゃんがいるご家庭では、中々むずかしい作業かと思いますので、潔く専門業者にお願いしたほうが、お母さんの為にも赤ちゃんの為にも良いかと思います。
おすすめエアコン掃除のやり方&電解水スプレー!業者の相場は?
ここまでを振り返り、エアコン掃除は業者様にお願いしたいと思った筆者ですが、実際どれくらいの料金がかかるのか、相場を調べてみました。
お掃除機能なしのエアコン:1台10,000円~15,000円 2台20,000円~30,000円
お掃除機能ありのエアコン:1台15,000円~25,000円 2台30,000円~45,000円
台数が増えると、多少の割引?はありますが、基本的には1台の料金×台数ですね。結構な出費です。この金額だと、たしかに自分で掃除をしてみたくなります。
では、自分で掃除をする場合は、どうでしょうか。
エアコン洗浄スプレーは、商品によりますが、500円~2,000円ほどで用意が可能です。その他に、あったら良い掃除道具や周辺の養生で使用するものなどを用意したとしても、5,000円もあれば掃除はできそうですね。
では、実際に掃除する際、どのような手順ですると良いでしょうか。
1.エアコン掃除の準備
まずは準備。マスクをしたり、手袋やゴーグルなど、しっかり自分の身を守りましょう。
次に、エアコン下にブルーシートや新聞紙などを引いて、床汚れを防止します。無駄な移動をしないためにも、足元の安全なところに掃除道具を集めておきましょう。
そして、45Lなどの大きめのごみ袋とガムテープなどでエアコン周辺をしっかり養生します。スプレーの液だれ防止にポケットタイプの養生もすると良いでしょう。
2.エアコンパネルを外す
お掃除の準備ができても、いきなりエアコンパネルを開けるのは危険です。開ける時にエアコン上部のホコリをかぶってしまいます。
まずはエアコンの電源を切り、周辺のホコリを取り除きましょう。その後に、エアコンパネルを外します。
3.フィルターの掃除
パネルを外すと、まずはフィルターがあります。ホコリが付着している場合は、外す前に掃除機などで先に取り除きましょう。
取り外したフィルターは、両面のホコリを取り除き、汚れがひどい場合はブラシで洗ったり、必要に応じてつけ置き洗いをします。キレイになってもすぐには戻さず、完全に乾燥させましょう。
4.フィンの掃除
次は、エアコン内部(フィン・ファン)のお掃除です。ここでエアコンスプレーの出番でしょうか。
エアコンスプレーは、フィンやファンに向けてスプレーをとにかく噴射するだけです。汚れは排水パイプを通って外へ排出されます。
基本的には1本使い切りで「スプレーするだけ」とありますが、洗剤や薬品が中途半端に残っているとカビが発生する要因にもなりますので、最後に水道水の霧吹きやスプレーで「すすぐ」ことを私はおすすめしたいです。
高圧洗浄機などがあると、なお良いかもしれませんね。
自分で掃除できるのは、ここまでです。エアコン内部もしっかりと乾燥させてから元に戻しましょう。
そして、筆者がおすすめしたいのは「電解水」タイプのエアコンスプレーです。少々お値段は高くなりますが、一般的なエアコンスプレーよりは化学成分が少なく、人にも環境にも優しい製品です。
「スイスイクリーン」
出典:楽天
電解水タイプのエアコンクリーナーの主原料は、水を電気分解して生まれたアルカリ電解水です。
また界面活性剤、酸、リンは一切含まないので、体にも優しい作りとなっています。使用後も水と同じように蒸発するそうなので、安心ですね。
このスイスイクリーンを使った方の結果がこちらです。
出典:価格.com
左は未使用、右がクリーナー使用後です。
スプレーしただけでタバコのヤニもきれいになっていますね。価格も1,250円(2019年時点)とお手頃な価格です。これならやってみようかなという気にもなりますね。
我が家も今年は、この電解水スプレーを使ってみたいと思います!
まとめ
子供の咳の原因にもなりうるエアコンの汚れ、子供のためにも安全にそしてキレイに掃除してあげたいですね。
掃除する際も、洗剤などの安全性に注意しながら掃除していきましょう!
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