1歳頃になると床や壁にゴンゴンと頭突きをすることがありますよね。
我が子だけなの?と思う方もいると思いますが、結構このゴンゴンと頭をわざとぶつける行為をする赤ちゃんは多い(特に男の子に多い)ようです。
あまりにもゴンゴンと頭をぶつけると、脳への影響や頭にコブができないか心配になりますよね。
頭を打ち付けるその原因ってなんでしょうか。また、対策ってあるのでしょうか。
今回は、1歳児が床などにわざと頭をぶつける行為について、対策などをご紹介していきます。
床に頭をゴンゴン打ち付ける原因は?癇癪や眠いだけ?
まずは、なぜ子供が床などに頭を打ち付けるのか、その原因を探っていきましょう。
私の経験などからすると以下のような原因が考えられます。
理由1 ぶつけるのが楽しい
床に頭をぶつけるときにゴンゴンと鳴る音が面白くて、ぶつけていることがあります。
ぶつけているときは、泣くこともせず楽しそうに行っているので見分けやすい原因です。
我が子もぶつけるのは頭もそうですが、おしりや手でも床や壁をゴンゴンぶつけています。壁ならそこまで大きな音は鳴りませんが、我が家はふすまがあったので(すごく大きな音なんですよね..)、そのふすまに楽しそうにぶつけていました。
おでこだけでなく後頭部でもぶつけて喜んでいたので、子供にとっては音が鳴る楽しい遊びという認識なんだと思います。
理由2 怒り・癇癪
これもぶつける原因で多い理由なのではないでしょうか。
1歳になると、子供の欲求がはっきりとしてきます。
我が子の場合も、「ごはんはいらない」「お姉ちゃんのおもちゃで遊びたい」「キッチンに行きたい」など、欲求はあるものの、お姉ちゃんにおもちゃを取られたり、キッチンへ通せんぼされるなど思い通りにいかないときに、頭を打ち付けて怒っていました。
1歳ではまだまだ、思いを言葉にすることは難しいです。
我が子も1歳3ヶ月にして、「っち(あっち)」「ママ」「ちょーらい(ちょうだい)」などが言えるようになってきました。
この頭を打ち付ける行為は1歳前から始まるという子もいるようです。1歳前ならなおさら、思いを言葉にするのが難しいので、思い通りにいかなかったときに頭を打ち付けてしまうのかもしれません。言葉では表現しきれないので、体で表現しているということですね。
ちなみになんですが、我が子を保育園に預けに行った際、先生のところに行くのが嫌で大泣きしたことがあります。目をつぶって大泣きしていたのですが、なぜかそのまま前に突進…!
もちろん前が見えていなかったので、壁に激突してさらに大泣きしていました。
泣くだけでは自分の思いが伝わらないと学習していたのでしょう。なんとかして保育園に行きたくないという思いを表現したのでしょうが、それでは自分が痛いだけです..(笑)
これも視点を変えれば、ただただ泣いていた赤ちゃんのときに比べ、自分の思いを表現できるようになってきた、大きな成長なのかもしれませんね。
理由3 眠い
打ち付ける原因に眠いということも考えられます。
子供は眠くなるとぐずってくる子が多いと思いますが、頭をぶつけるという行為もそのぐずりの一種だと思います。
我が家の2人目もそうだったのですが、頭を打ち付ける子って大抵泣いています。理由がなんであれ、泣く→頭をぶつける というサイクルが出来上がっているのです。
子供が眠い時間はある程度予想が出来ると思うので、その時間帯に泣いて頭をぶつけ始めたら、「あ~眠いのかな」と思って対処すると良いでしょう。
理由4 ストレス
子供がストレスを感じている時に、ぶつけることもあるようです。
親が喧嘩していたり、子供が嫌がる環境に置かれている場合に、頭を打ち付けることがあります。
これとは少し違うかもしれませんが、洗濯などをしに行くのに、子供を別の部屋に1人にしたときに、ママにべったりな我が子は大泣きしながら頭をゴンゴンしていました。
子供にとっては、ママのいない部屋に取り残されるのが、とても嫌だったのだと思います。
頭を打ち付ける子は、本人にとって何か嫌なこと、思っているようにならなかった場合などに打ち付けることが多いようです。
その対策は?
原因別に対策を見ていきましょう。
ぶつけるのが楽しい場合
音が鳴ることを楽しんでいる場合は、別のおもちゃで興味を移してあげると良いです。
子供はただ遊んでいるだけですから、ぶつけて遊ぶことよりも、もっと楽しそうな物を見つければそちらに興味を示します。
誰か大人の手助けが必要となりますが、子供も遊んでいるだけですから、簡単にやめてくれると思いますよ。
他には、クッションを挟むという方法もあります。
せっかく楽しく遊んでいるのですから、そのまま遊ばせてあげたいですよね。
ゴンゴンし始めたら、座布団やクッションなどをサッと敷いてあげると良いと思います。
最近では、転倒防止クッションなんかも流行りましたよね。もしお持ちなら、それを背負わせてあげれば、後頭部をぶつけたい派のお子さん(笑)も思う存分ぶつけることができます。
出典:Amazon
怒っている場合
自分の思い通りにいかなくて怒っている場合は、やりたがっていることをやらしてあげるか、別のことに興味を移すようにしてあげましょう。
やりたがっていることが、テーブルに上りたがっていたり、触ったらダメなものを触りたがっていたりする場合は、やらせませんが可能な範囲でやらせてあげると子供も納得してくれます。
我が子の場合、お姉ちゃんのおもちゃを欲しがってよく怒っていますが、その際は別のおもちゃや、別の場所に連れて行って興味を移してあげます。
また、冷蔵庫のタッチパネルを押したがっているときは、その要望通りに押させてあげます。
可能な範囲で、やらせてあげるか、別のことに興味を移してあげるのがベストかなと思います。
眠い場合
眠いという場合は、もちろん寝かせてあげるのが良いと思います。
1歳ではまだまだ、自分から勝手に寝てくれませんよね。
とりあえず、抱っこすることでゴンゴンすることは防げますが、それでは根本的な解決にはなりません。眠いときには、素直に寝かせてあげましょう。
ストレスの場合
お子さんがストレスで頭を打ち付けている場合は、優しく抱きしめてあげましょう。
子供にとって不安だったり怖かったりする状況では、やはり親の愛情が1番の安心材料です。
「大丈夫だよ」など優しく声かけしながら抱きしめてあげることで、子供も安心してくれるでしょう。
まとめ
頭を床や壁にゴンゴンぶつける行為について、その原因や対策についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
この行為は、子供が言葉でしっかり話せるようになってきたらおさまってくるので、一過性のものと思って良いと思います。
うまく子供の思いをくみ取って、対策できると良いですね。
成長して2歳になると、今度は叩く・蹴るなどが始まります。
2歳児がなぜ叩く・蹴るのか。その対処法もご紹介しています。
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