「子供用の虫よけグッズは何がおすすめ?」
「効果はどうなの?」
夏になり、蚊が増えてくると気になる虫よけグッズ。どれを選んでいいか迷いますよね。
近年、蚊やマダニなどの虫を媒介する、デング熱などの様々な病気も心配されています。
子供の健康やきれいな肌を守るためにも、ぜひ虫刺され対策を行っていきましょう。
今回は虫除けに欠かせない虫除けグッズをご紹介していきます。
ディートは安全?
虫除けグッズについて探していると、‘‘ディート不使用‘‘という文字をよく見かけます。
このディートとは一体何なのでしょうか?購入する前にディートについて知っておきましょう。
結論から言えば、ディート使用のものがおすすめです!
なので赤ちゃん本舗などの子供用品店などで虫除けグッズを購入しようと思ったら成分濃度10%以下のモノが手に入ります。
安全性は?
そんなディートは安全性が心配されています。
ディートの副作用としては湿疹などの軽い皮膚疾患が報告されているからです。
そのため、アレルギー反応が強く出る可能性の高い子供や、乳児の使用が制限されているのです。
・6か月以上2歳未満は、1日1回まで
・6歳以上12歳未満は、1日1~3回
商品の裏面にも記載されていますよ。
ただ、ディート使用による副作用はそこまで重篤にはならないので過剰に心配しすぎなくても良さそうです。
ディートは虫除けにとてもいい成分ですが、安全に使うためにも使用回数はキチンと守りましょう。
アレルギーの危険性が懸念されるディートですが、ディートフリーの虫除けはディート使用のものに比べて少し劣るような気がします
また虫刺されでひどく腫れてしまった場合、病院に行くとステロイドを処方されることが多いです。
ステロイドも副作用を心配されている成分ですよね。
この2パターンを考えたらディートが入っている虫除けグッズを使ったほうが良いような気がします。
ディートを避けるあまり、効果の弱い虫除けグッズを使い虫に刺されて薬を処方してもらうのは本末転倒ですし、病院に行くのも手間ですよね。
イカリジンが注目成分!
一方で、最近ではディートの代わりに「イカリジン」という成分が注目されています。
ディートに似た成分で、後遺症などが起きていないことから品質をもクリアした成分だとされているのです。
未だに市場ではディートが入った虫除けグッズが主流ですが、近々イカリジンを使用した虫除けグッズが多くなりそうです。
ディートフリーの虫除けは蚊を対象に作られていない!?
ちなみにディートフリーの虫除けは、虫の嫌うラベンダーやレモングラスなどの天然由来成分を使用しています。
ただディートフリーの虫除けは蚊を対象に作られているわけではなく、チョウバエやユスリカという虫などを対象に作られているため、特に蚊の対策がされているわけではないのです。
といっても、虫の嫌う匂いなわけですから蚊にもある程度期待できます。
虫除けグッズを購入するほとんどの方は、蚊を避けるために購入すると思うので、これから購入を考えている方はディートが使われているものをおすすめします。
虫除けグッズ①シール
虫除けグッズを検討し始めて必ずといっていいほど出会うのが虫除けシールですよね。
最近では子供が好きなドラえもんやプーさんなどの可愛いキャラクターのシールも多いですよね。
肌に直接貼らないので新生児から使えるのが虫除けシールのメリットです。
肌には何もつけたくない、子供が塗らせてくれないという方には手軽に使えて便利なグッズですよね。
またスプレータイプのものに比べて汗で落ちてしまうということもないのも大きなメリットです。
シールも商品によってディートが含まれているものとディートフリーの商品があります。
ディートフリーの商品は虫が嫌う天然由来成分の匂い(ラベンダーやレモングラスなど)を含んでいます。
シールの効果
ではシャツやズボン、帽子の衣料のほか、ベビーカーなどにもつけて使用する虫除けシールですが、効果はいかほどなのでしょうか。
1回に使う枚数は5~6枚、1枚あたりの有効範囲が20~30cmなので、子供は膝、肘、首あたりにつけておくと大体の範囲がカバーされます。
効果持続時間は、5~6時間と虫除けスプレーと比較すると効果は長いですね。
1回に5枚ほど使うので、キャンプなど1回きりの使用や、毎日の公園遊びでの使用など必要な枚数分買えるのは、ムダにならないのは嬉しいですね。
ただ中にはシールはあまり効かないと感じる方もいるようです。
貼った枚数が少なかったり、風が強かったり(匂いが飛んでいってしまう)、汗をかきやすかったりなど、様々な要因があるようです。
口コミを見ていても、草の多い公園やキャンプなどにシールだけでは防ぎきれない方が多いですね。
そのような場所に出かける際は、肌につけるスプレータイプやクリームタイプの虫除けグッズと併用すると良いと思います。
とはいっても、虫除けシールはちょっとした庭いじりやお散歩、お買い物などに最適なグッズだと思いますよ。
虫除けグッズ②スプレー
虫除けスプレーにもディート入りのものと、ディートフリーのものがあります。
直接肌に塗ることになるため、製品の品質が気になるところ。
ですが虫除けスプレーは容量が多いのでシールなどに比べたら、1度にたっぷり使いやすいです。
シールもそうですが、キチンとした使用量を使わなければ刺されやすくなります。なので貧乏性な私はシールよりも断然スプレー派です(笑)
ちなみに小さい子に付けるときは吸い込まないように、1度大人の手に出してから塗ってあげると安心!塗り残しがあるとそこを蚊に刺されてしまうので、残さないように塗るのがポイントです。
スプレーの効果
商品によって、持続時間は3時間のものから6時間のものまで色々あります。
持続時間は他のグッズに比べたらやや短いため、こまめな塗り直しが必要になります。
スプレーは肌に塗るだけでなく、家の網戸や玄関にかけることもできます。
ベランダで洗濯物を干すときなど窓を開けたときに、網戸にかけておくことで蚊が部屋の中に入ってしまうのを防ぐことができます。
なかなか使い切れない場合は、網戸などに使ってみるのも良いのではないでしょうか。
オーガニック素材の「パーフェクトポーション ボディスプレー」
人気のあるパーフェクトポーションは、ディートやアルコールを使っていない、天然成分だけで作られているのが特徴です。
ディートやアルコールは稀に皮膚に炎症を起こします。大人の化粧水でもアルコールフリーの商品がありますよね。
子供の繊細な肌に負担をかけないので、生後6ヶ月の赤ちゃんから安心して使えます。
天然成分だけで作られているにも関わらず、パーフェクトポーションは6時間も維持されます。
もちろん汗をかいたりと使う環境によって多少は前後すると思いますが、スプレーにしては長いほうだと思います。
ディート入りの虫除けスプレーだと1日に使える回数が制限されてしまいますが、ディートフリーなら何度も塗り治せるのが嬉しい点ですね。
ただ、アロマなど天然成分を使った虫除けスプレーはディート入りの商品に比べるとやや劣るようです。
サラテクト ウォーターミスト 無臭タイプ
これはディートが10%含まれている商品です。私はこの商品を購入しました。
ディートフリーの商品はアロマの匂いで虫を寄せ付けない作りになっているので、匂いが気になる方もいます。
このサラテクトは無臭タイプなのでキツイ匂いもしないので使い心地は良いと思いますよ。
スプレー缶のように逆さにして使うことはできませんが、使い切った後のガス抜きや、キャップをいちいち付けたり外したりする手間もかからないので使いやすいです。
クリアなボトルに入っているので残量を確認できるのも嬉しいですね。
またディートの濃度も10%と医薬部外品としては最も濃い濃度なので、結構いいなと感じました。
我が子はまだ2歳なので一応1日に1回の使用にしています。
今まで公園に行くとこれでもかと狙われていた我が子もサラテクトのおかげで痒さ知らずになりました。
アロベビー UV&アウトドアミスト
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1本でUVと虫除け対策ができるミスト!お湯で流せるので顔にも塗りやすいので、洗顔が難しい赤ちゃんにも使用できます。
「100%天然由来成分/合成紫外線吸収剤不使用/ディート不使用/無香料・無着色SPF15 PA++」
と子供のためのアイテムです。
虫除けグッズ③リング
虫除けリングはブレスレットのように手首などにつける虫除けグッズです。最近では100均でも販売されていますよね。
天然成分であるアロマの香りを発することで虫を寄せ付けない作りになっています。
天然成分を使用しているため、蚊だけを対象にしているものではありません。
スプレーのように子供が吸い込んでしまうことはないのでその点はいいですね。
アロマの香りは人にとっては癒し効果がありますが、やはり人によっては匂いがキツイと感じたりすることもあります。
スプレーなどとは違い直接肌に塗らないので、敏感肌の方や赤ちゃんでも使いやすいです。
リングの効果
範囲も30cm~50cmなので足首と手首につけておかなければ全身をカバーできません。
匂いを発して寄せ付けない作りになっているので、強風などで匂いが飛んでいってしまうこともあり、使用環境によって効果が異なりますが持続時間は12時間ほどです。
虫除けリングの最大の特徴は1日に8時間使用した場合、1ヶ月ほど持続します。
もちろん使わない時はジップロックなどのチャックのついた袋にいれて保管しておく必要がありますが、1つ買ってしまえば1ヶ月間持つのは非常に財布に優しいですよね。
また商品によりますが、水に濡れても大丈夫な商品もあります。
水遊びの機会が多くなる夏場には助かりますよね。スプレーなどは汗や水に濡れると実感力が落ちてしまうので、水遊びをする場合は虫除けリングが便利だと思います。
商品によってはサイズ調整できるベルトタイプのものもあります。
ベルトタイプはカバンにつけたり、子供の手首の細さに合わせて調整できるので人気があります。
ただディートを含んでいないので、ディートを使用した商品に比べるとやや劣ると感じる方が多いです。
他の虫除けグッズと併用して使うと良いと思います。
虫除けグッズ④クリーム・ジェル
クリームやジェルタイプのものは、飛行機に乗ってのお出かけに向いています。
飛行機には基本的にスプレータイプのものは機内に持って入れないので、南米などの海外旅行に行く際は便利なグッズです。
スプレータイプに比べてコンパクトなので持ち運びもしやすいです。
キャンプなどもそうですが、子供を連れてのお出かけって荷物が多くなりがちですよね。
塗り直したりするのも持ち運ぶこともあると思うので、カバンに入れておくのにはおすすめです。
もし子供に日焼け止めを塗る場合は、先に日焼け止めを塗ってから、その上に虫除けを塗るようにしましょう。
虫除けグッズ⑤服
着るだけで虫除けのできる服があるってご存知ですか?
「CAYA」
繊維に「虫よけ加工(インセクトシールド加工)」を施した商品で、着るだけで虫除けができる画期的な商品です。
ディート不使用なので、小さな子供でも安心して使うことができますよ。
メッシュの生地が特徴で、パーカーやTシャツ、ズボン、ロンパース、ブランケットと商品の種類も豊富です。
メッシュなので長袖のパーカーでも風通しがよく、着やすいです。
またパーカーも長袖なので半袖の服を着ているよりも刺されにくくなりますね。
ちなみにインセクトシールド加工とはペルメトリンという虫除けの成分です。
子供のシラミのシャンプーにも使われている成分です。
WHOでも虫除け加工がされた服を推奨していて、米国陸軍の制服にも使われていますよ。
繊維に加工しているだけなら、「洗濯することで効果が落ちるんじゃない?」と思う方もいると思います。実はこのCAYAは洗濯を70回しても虫除け力は90%も持続するんです。
お値段は高めですが、1着で何度も使えるので、経済的かつ環境に優しいですね。
肌に虫除けスプレーをつけたくない方、虫除けシールやリングでは心もとない方は検討してみてはいかがでしょうか。
蚊に刺されやすい人とは?
どんな人が虫に刺されやすいのか知っておきましょう。
家族の中でも蚊によく刺される人と、同じように過ごしていてもあまり刺されない人がいますよね。
我が家でも旦那と上の子が蚊の餌食になっています。そのおかげで私が狙われることがないので助かっているといえば助かっているのですが…
あまりにも刺されているとかわいそうになってきますよね。そんなよく刺される方たちは以下のような特徴がありませんか?
- 汗をかきやすい
- 足に雑菌が多い
- 暗い色の服を着ている
- ビールをよく飲む
汗をかきやすい
蚊は二酸化炭素や汗に反応して近寄ってくるとされています。
運動をする人や子供のように代謝の良い人は、二酸化炭素の排出量が増えたり、汗をかきやすいです。そのため蚊に狙われやすくなってしまうのです。
二酸化炭素の排出は呼吸を止めたりしない限り、少なくすることはできませんから、こまめに汗を拭き取るのが蚊を寄せ付けない方法だといえるでしょう。
足に雑菌が多い
これは高校生の兄が蚊に刺されやすい妹のために色々な検証をして発見しました。
蚊に刺されやすい人の足には「常在菌の種類」が刺されにくい人に比べて3倍いるとわかりました。
常在菌はどの人の皮膚にも存在している菌で、腸内細菌のように人の体に害はありません。
種類や菌の数の割合は人によって様々ですが、この常在菌の種類や数が多い人は蚊に狙われやすいとされています。
常在菌を減らすには足首から下(足裏まで)をアルコールでしっかり拭き取ると良いです。
暗い色の服を着ている
蚊は暗い色を好みます。
そのため頭や暗い色の洋服に寄ってきやすいです。
ママさんも日焼けや紫外線を気にして黒い服などを着がちですが、その格好は実は蚊にとても狙われやすい状態なのです。
虫刺されも年齢を重ねるほど跡が残りやすいですよね。(本当に勘弁して欲しいですが)
夏に色の暗い服を着ると熱が集まって暑いですし、蚊も寄ってきやすいので、明るい色の服を着ると良いでしょう。
ビールをよく飲む
これは子供には関係ない話になりますが、ビールを飲んだ人は蚊に刺されやすいという実験結果があります。
夏場、バーベキューやキャンプなどお酒を飲むことが多くなりますよね。
暑い中キンキンに冷えたビールを飲むのが最高なのですが、それと引き換えに蚊に刺されやすくなってしまうのです。
一般的に蚊はエタノールを嫌うとされていて、虫除けグッズにもエタノール(アルコール)が含まれている商品が多くあります。
ただ、体内に入ったアルコールが汗などで出てきても蚊が寄ってくるのとは関係がないとわかりました。
屋外でお酒を飲む時は、いつも以上に虫除けをしっかりと行う必要があるのです。
まとめ
虫除けグッズについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
蚊を寄せ付けないものを選びたかったら、アロマなどの天然成分よりもディートが入っているものをおすすめします。
また虫除けのメインにスプレーやジェル、クリームのグッズ、その補助としてシールやリングを使うと良いと思いますよ。
うまく虫除けグッズを駆使して夏を乗り切りましょう!
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