夏になり、お子さんの帽子も大活躍の季節!
最近では、お子さんに年中帽子をかぶせている方も多いのではないでしょうか。
「帽子のゴムの付け方がわからない!」
「頻繁にゴムをつけるのが面倒」
ゴム紐をなめたり、引っ張ったりですぐ伸びてしまって困りますよね。
今回は、そんな「子供用帽子のゴムの付け方」についてのご紹介です。
小学校でよく使われている赤白帽子のゴムの付け方もご紹介します!
よくわからないゴム紐を付ける位置や、その長さについてもお伝えしますよ◎
子供用帽子のゴムの付け方や位置は?
まずは、ゴム紐の付け方です。
お散歩帽子と、赤白帽の両方の付け方をご紹介します!
お散歩帽子のゴムの付け方
「毎回ゴムを付け替えるのに、針と糸を出してするのも面倒..」
「子どもが小さくてまだまだ手がかかるのに、お裁縫なんて・・・」
という方!大丈夫です!
すごく簡単な方法があるんです!!
それは、ゴム紐をボタンを使って付ける方法!
ボタン?って思うかもしれませんね。
これは、ゴム紐をつける位置にボタンをつけておき、ゴム紐をボタンにかけることで、紐を交換できるようになる方法です。
この方法は、最初だけボタンを縫う作業がありますが、それ以降は一切裁縫がいりません。
まずは帽子に、ボタンをつけていきます。
普通に裁縫するように、玉結びをして裁縫の準備をしていきます。
糸の色は、帽子の色に合わせると、縫い目が目立たなくなります。
ボタンを帽子の内側に縫い付けます。
ボタンが頭に当たってしまうのが「痛いのでは?」と心配な場合は、ボタンを外側につけるという方法もあります!
おしゃれなボタンをあえて外側につけて、帽子のワンポイントにしてみてもいいかもしれませんね♪
ボタンにひっかかる程度の輪を作ります。
ゴムで伸びるので、ボタンよりもやや小さめに作ると良いです。
輪を作っても良いですし、ボタンに直接結んでも良いですよ。
子供にゴムを当てて、必要な長さでゴムを切りましょう。
ゴムと顔の間に指1本が入るくらいの長さがおすすめです。
きついと子供も苦しいですし、それで帽子をかぶるのがイヤになってしまいますからね。
輪が取れないように結び、切ります。
ゴムを交換するときも、このようにしてゴムを準備すれば、簡単に交換できます。
私は小さいボタンを使ったので、ボタンにゴムを結びつけました。
ボタンが小さくて、輪を作るのが難しいという場合は、ボタンに直接むすびつけるのもおすすめです。
このように、ボタン付けさえすれば、手縫いさえもしなくてすむというお手軽さです!
もし、ゴムが伸びてきてしまったり、きつくなったりしても、ゴムのみを交換すればいいので、助かります◎
帽子のゴム紐をつける!となると、なんだか肩ひじはってしまいます。
ですが、ボタン付けだけなら、子育てしながらもスキマ時間にちゃちゃっとやれちゃいますし、この方法なら、と~っても簡単でうれしくなっちゃいますよね!
【付けたボタンを取れにくくする裏技】
縫い付けたボタンを取れにくくする裏技がありますので、ご紹介します!
方法は、いたって簡単!
マニュキアやボンドを塗るだけです!!
マニュキアやボンドをボタンの糸に塗るだけで、糸が補強されて切れにくくなります◎
マニュキアの色はお好みでOK!
子供に、塗るのをお手伝いしてもらっても楽しそうですよね♪
赤白帽など、ゴムが見えないようにする付け方
次は、赤白帽子のようにゴムが見えて欲しくない場合の付け方です。
赤白帽子のゴムは、頻繁に洗濯もしますし、何年も使うものなので、どうしても伸びてきてしまいます。
また、使っているうちに、お子さんが成長してきて、あご紐の長さが合わなくなってきたという場合もあります。
小学校6年間同じものを使うというお子さんもいるくらいですからね!
伸びたゴムでは、帽子が脱げやすくなってしまい首にひっかかっては危ないですし、きつくなってしまったゴムでは、お子さんが快適に過ごせませんよね。
ですから、ゴムを付け替えてあげる必要があるのです。
使うゴムの種類
ゴム紐は、5ミリ幅の白い平ゴムを用意します。
フリルタイプのゴム紐もありますが、こちらは少々柔らかいですので、フラットな平ゴムを使うのがおすすめです◎
100均でも手に入りますよ~(*’▽’)
平ゴム
フリルゴム
赤白帽にもともと付いているあご紐も、平ゴムです。
これを手縫いで付けていきます。
ミシンで付けるよりも、手縫いの方が交換しやすいからです。
手縫いは、ほどくのも縫うのも簡単でおすすめです◎
この記事では、手縫い・ミシンの両方の縫い方をご紹介します。
★手縫いでゴム紐を付ける場合
とってもわかりやすく紹介してくれている記事がありましたので、そちらを紹介したいと思います。
【用意するもの】
- 平ゴム5ミリ幅
- 縫い糸(赤or白)
- 縫い針
- まち針
- リッパー(糸切りばさみ)
- はさみ
【付け方】
1.縫い目をほどく
リッパーか糸切りばさみで元の縫い目をほどきます。ゴムの中心部分あたりの縫い目を1カ所だけ切り、リッパーの先やまち針などを使って両側に1センチくらいずつ丁寧にほどいていきます。
2.ほどいた糸の端を内側に入れる
白い面と赤い面の両側を同じようにほどいたら、ゴムが抜けます。ほどいた糸の端を中に(白と赤の合わせの内側に)入れておきます。
3.新しいゴム紐をまち針でとめる
新しいゴムを2センチ差し込み、まち針で留めます。
4.縫い始める
糸の端の玉結びが表に出ないように、少し下から針を入れ「ふち」から出します。
5.縫う
糸をだしたところ(白)と同じ位置の向かい側(赤)に針を刺し、2~3ミリくらいすくって引き抜きます。
6.向かい側も縫う
同じように向かい側の白い面に針を刺し、2~3ミリくらいすくって引き抜きます。この時(もしくはこの次)に、ゴムの幅の端から3分の1の位置に針を出すようにします。
7.ゴムに針を刺す
糸を出したところと同じ位置でゴムに針を刺して引き抜きます。
8.帽子に針を戻して縫う
糸を出したところ(ゴム)と同じ位置の向かい側(赤)に針を刺し、ゴムの幅の端から3分の1の位置に針を出すように2ミリくらいすくって引き抜きます。
9.再びゴムに針を刺す
糸を出したところと同じ位置でゴムに針を刺して引き抜きます。
10.繰り返す
このように、帽子とゴムに交互に針を刺し、まつり縫いしていきます。
11.ふちで玉止めする
ほどいた分より気持ち多めにまつり縫いをしたら、「ふち」で玉止めをします。
12.玉止めを隠す
白と赤の合わせ目に針を刺し、白い方(赤い糸を使っていたら赤い方)に針を出して引っ張ると玉止めが中に入って目立たなくなります。
13.糸を切って、完成!
糸を切ったら完成です!
このように、両側とも縫い目が目立たずに仕上がります◎
ミシンを引っ張り出してくるのは、少しハードルがありますが、手縫いでこれだけのクオリティ出せるなら、ありがたいですよね(^^♪
赤白帽のように、帽子生地の間にゴムが入っているような場合に、おすすめの方法です。
もちろん赤白帽も、上記でご紹介したボタンでつける方法もできます。
頻繁にゴムが伸びてしまうという場合は、ボタンでの方法もおすすめです。
また、応急処置としては伸びてしまったゴムを、あご部分で切り、長さを調整してから結ぶのもおすすめです。
忙しい時には、パパっとできるので便利な方法です。
時間ができたときに、改めて交換すればOKです♪
★ミシンでゴム紐を付ける場合
「ミシンでしっかり縫いたいわ♪」という方に、ミシンでのゴム紐の付け方もご紹介します!
ミシンは、ほどくのが手縫いよりは困難になりますが、ミシンさえ用意してセットしてしまえば、縫い方は単純で、手縫いよりも頑丈に仕上がります◎
【用意するもの】
- 平ゴム5ミリ幅
- ミシン糸(赤と白)
- ミシン(上糸に白い糸、下糸に赤い糸をセットする)
【付け方】
1~3までは、手縫いと同じです。
1.縫い目をほどく
リッパーか糸切りばさみで元の縫い目をほどきます。ゴムの中心部分あたりの縫い目を1カ所だけ切り、リッパーの先やまち針などを使って両側に1センチくらいずつ丁寧にほどいていきます。
2.ほどいた糸の端を内側に入れる
白い面と赤い面の両側を同じようにほどいたら、ゴムが抜けます。ほどいた糸の端を中に(白と赤の合わせの内側に)入れておきます。
3.新しいゴム紐をまち針でとめる
新しいゴムを2センチ差し込み、まち針で留めます。
ここまでは、赤白帽のゴム紐を交換する基本の手順となります。
ミシンの上糸は上側に、ボビンの下糸は下側に出てきます。
なので縫うときは、「上糸の色=見えている面の色」となるようにセットしていきます。
上糸には、白い糸
下糸には、赤い糸
のようにセットしましょう。
ミシン糸をセットしたら、試し縫いをして、糸の調子を確かめましょう。
上糸が白だと、表地に白い糸が、
下糸が赤だと、裏地は赤い糸が
出てきます。
上糸が白糸の場合は、白側を上(表)にして縫っていきます。
縫い始めと縫い終わりが、もともとの糸と重なるようにして、縫いましょう。
また、縫い始めと縫い終わりには、必ず返し縫いをし、糸を切ってくださいね◎
返し縫いは、手縫いでいう玉止めの役割をしているので、大切です!
強度も増します!!
ミシンもそこまでめんどくさくなさそうです。
セットさえしてしまえば、ちゃちゃっと縫えちゃいますね!
それでもめんどくさいな~という方、お気持ちわかります(^_^;)
そういう場合は、他の用事で、ミシンを出したついでに、ゴム紐を付け替えるというのもひとつの方法かもしれません◎
私は、アイロンがけをそうしています。ためといて、かける!です(笑)
ゴム紐の位置
それでは、帽子にゴム紐を付ける時の「ゴム紐の位置」についてご紹介していきます。
もともと帽子にゴム紐がついていた場合には、もともとゴム紐が付いていた位置につければOK◎
元の位置に印をつけておくと、どこに縫いつければいいかがわかりやすいです◎
もし、帽子にゴム紐がついていなくて、一から自分で位置を決めなくてはならない場合は、どうしたらいいのでしょうか。
それは、子どもに帽子をかぶってもらって、位置を決めます。
だいたい耳より少し前くらいの位置がよいでしょう。
ほとんどの帽子のゴム紐は、それくらいの位置になっており、これは、耳にかけやすい位置として考慮されているからです。
もしも、何らかの事情で、子どもに帽子をかぶせてゴム紐を付ける位置を決められないという場合は、
帽子の正面、後ろ、真横をピン止め等をし、見えない十字の目安をつくり、
真横(両サイド)のピン止めよりやや前側にゴム紐を付ける位置を決めてあげるといいと思います◎
お子さんの中には、ゴム紐を耳にかけるのが苦手な子もいますよね。
そういうお子さんには、耳よりも後ろにゴム紐の位置を決めてあげることで、嫌がらずにゴム紐をつけて帽子をかぶってくれますよ♪
帽子のゴムの長さ
幼児の帽子でしたら30cm~35cm位あればOKです。
お子さんの頭のサイズに合わせて準備してあげてくださいね!
ゴムの長さは、ゆるすぎずきつすぎずの長さにする必要があります。
あまりゆるすぎてはゴムの意味がなくなってしまいますし、
反対に、きつかったりぴったりしすぎでも、子どもは気になってしまい、引っ張って伸ばそうとしてしまいます(^_^;)
それなので、ゴムの長さは、実際に、お子さんと確認しながら決める必要があるのです。
それでは、くわしく、長さの決め方をご紹介しますね!
1.安全ピンでとめる
新しい平ゴムを、縫い代2センチで、左右どちらかのゴムの位置に安全ピンで留めておきます。
2.帽子を子どもにかぶせ、ゴムの長さを決める
その帽子をお子さんにかぶせ、ゴムを伸ばさないようにして、おうちの方の人差し指が1本入るくらいのゆとりをもたせながらあごの下を通り、反対側のゴムの位置まで持ってきます。
3.縫い代をとってゴム紐を切る
その状態で、お子さんに下を向かせたり横を向かせたりして、きつくないことを確認します。大丈夫そうだったら、反対側の縫い代も2センチとったところで、ゴム紐を切ります。
ゆるすぎず、きつすぎずって、なんだか難しそうですが、この方法なら実践できそうですよね!
ぜひぜひ、おためしくださいね(*’▽’)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「子供用帽子のゴム紐の付け方!長さや位置は?」についてお伝えしました!
帽子にゴムを付けてあげたり、付け替えてあげたりなど、なかなかそこまで手が回らない・・・という方も少なくないと思いますが、
手縫いでもできますし、ミシンでも簡単につけることができました◎
ご紹介したゴム紐の付け方の中から、ご自身にぴったりな方法が見つかることを陰ながら願っています☆彡
ゴム紐をつけて(つけかえて)あげて、少しでもお子さんが快適に帽子ライフを送れるようにしませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました(#^^#)
コメント