みなさんはぽぽちゃんやメルちゃんとお風呂に入っていますか?
最近は一緒にお風呂に入れる人形がポピュラーになってきましたよね。お風呂を嫌がる子も人形と一緒なら入ってくれるというご家庭も多いのではないでしょうか。
そんなハイテクな人形ですが、ただ一つお風呂に入った際に頭を悩ませるのが、体の中に入った水の抜き方、水を抜けきれなくて生えてしまったカビや臭いだと思います。
私自身が子供の頃に使っていたぽぽちゃんはお風呂に入ったあと拭かれることなくお風呂においてかれていたのでカビが発生し、しまいには全身真っ黒のカビまみれになってしまいました(泣)
捨てるに捨てられず、もう20年ほど前のぽぽちゃんが未だに実家のお風呂場に鎮座しています…
そんな私も大人になり、現在我が家にもメルちゃんがいますが、幼少期の反省を活かしてお風呂上がりの度にきちんと拭いています。
しかし、お風呂でおしりの穴から水をしっかり出したつもりでも寝室に持ってくると少しだけ水が出てきてしまうのです。
子供はメルちゃんと一緒に寝たいとは思うのですが、最近の我が家では布団が濡れるのを避けるために、リビングでタオルの上に座ってもらっています。
こんな風にメルちゃんの水抜き問題でお悩みの方は意外と多いと思います。そこで今回はお風呂上がりのメルちゃんの乾かし方などをご紹介していきますね。
メルちゃんの体の水の抜き方
出典:すくパラ倶楽部
お風呂につけると、腕や脚の付け根、髪の毛が生えている毛穴から水が入ってしまいます。
水をきちんと抜かずそのままにしておくとカビが生えたり雑巾のような臭いの元になったりしてしまいます。
そうならないためにもお風呂あがりにメルちゃんを乾燥させる方法をご紹介しますね。
1.持ち上げて水分を出す
まずお風呂を上がってすぐにやることは、メルちゃんのおしりの穴から溜まっている水を抜くことです。
両手を万歳にさせて、脚はおしりの方へ水が流れるように足先を上げます。
全体的に体がくの字になるようにすると上手に抜きやすいですよ。
このとき、軽くお腹を押してあげると水気が全部出やすくなります。
「お腹じゃ固くて押せない!」という方はメルちゃんの頭部を押すと良いです。
お腹に比べて柔らかくできているので、水を出しやすいですよ。
2.タオルで水分を拭き取る
水を抜いたらタオルで拭きましょう。
パーツのつなぎ目である首や脚の付け根、あとは指や目のくぼみ、耳など細かいところを拭いてください。
広い面積のお腹や背中は拭きやすいので水分を取りやすいですが、細かい部分は拭きづらいため水分が残りやすいです。
そこからカビが発生するので細かく拭いてあげることが必要ですよ。
3.頭部をはずして乾燥させる
メルちゃんは頭が外せるので、胴体と頭をはずしたらタオルで水気を拭いて、暖かい部屋で乾燥させてください。
この時ヒーターなど高温になる場所の近くに頭部を置いておくと髪の毛がチリチリになる可能性がありますので、避けるようにしましょう。
体の内側を乾燥させておかないと、メルちゃんの体内に黒っぽくカビが生えてしまうことがあります。透かしてみたら黒い斑点があるメルちゃんもイヤですよね(笑)
頭部がはずせると知ってからは、我が家でもメルちゃんがお風呂に入った日には頭をはずして乾燥させています。
最初頭を取るとき壊れないかな、とか元に戻らなかったらどうしようなんてドキドキしながら取りました(笑)
手や足をはずす方もいますが、手や足をはずすと破損する場合があるので注意が必要です。
公式では頭部のみがはずせるとされています。
パーツを分解している状態のメルちゃんは結構ホラーですから子供の目の届かないところで行うことをおすすめします。
また、分解した後、固くてうまくはめられないという方もいるようです。
その場合はドライヤーやヒーターで接続部分を温めてあげると少し柔らかくなってはめやすくなりますよ。
他にも粗めの洗濯ネットに入れて吊るして干しておくのもおすすめです。
干す場所は脱衣所などの湿気の多い場所ではなく、リビングやベランダなど風通しの良い場所にすると良いですよ。
お風呂で使ったあとに一緒に布団で寝たい場合、胴体はドライヤーの温風、頭部はドライヤーの冷風などで風を通してあげると良いと思います。
髪の乾かし方
製造元のパイロットインキさんはタオルドライした後、軽くブラッシングして自然乾燥させることをすすめています。
ただお風呂上がりにも一緒に寝たいという子もいると思います。
体はある程度拭けても髪の毛ってなかなか乾かないですよね。
そんな時ドライヤーで乾かそうと思うかもしれませんが、合成繊維で出来ているメルちゃんの髪の毛は熱に当てるとチリチリになってしまうことがあります。
パイロットインキさんのサイトでもヒーターや熱風の出るドライヤーの使用をすすめていません。
一度チリチリになってしまうと元に戻すのはほぼ不可能なのでドライヤーなどは使わないようにしてください。
メルちゃんの髪の毛を早く乾かしたい時は、ドライヤーの冷風をあててあげると比較的早く乾くと思いますよ。
また、ずっと濡れていると臭いの原因になるので室温の高い部屋や風通しの良い場所に置いておくと良いです。
夏だったら窓際や扇風機の前、冬だったら空清浄器や送風機などの熱くない風が出る場所におくのがおすすめです。
たまにベランダの日の当たらないところで陰干ししてあげると髪の臭いの防止策になると思います。
髪の臭いを取る
メルちゃんの髪の毛が臭くなるのは、髪についた汚れや皮脂を栄養として雑菌が増えていたり、皮脂汚れなどのために臭くなっている可能性が高いです。
つまり、その原因である雑菌や皮脂汚れをきれいにすれば臭いも取れることになります。
今回はその雑菌を殺菌する方法などをご紹介します。
ちなみに石鹸やリンスなどで臭いをとる方法もあるようですが、根本的な解決にはならないと思うのであまりおすすめはしません。
薄めの酸素系漂白剤
漂白剤には酸素系と塩素系がありますが、塩素系は漂白力が強いので万が一目のプリントが消えてしまうことを避けるために、酸素系漂白剤を使用しましょう。
漂白剤には粉末のものと液体のものがありますが、粉末の方が消臭効果が高いようですよ。
[やり方]
1.ぬるま湯に適量の漂白剤を入れてメルちゃんを30分~1時間ほど浸けておきます。
2.シャワーなどでしっかりと洗い流し、漂白剤の臭いが気になるようでしたら、シャンプーやリンスをしてあげてください。
※酸素系漂白剤は少量口に入ってしまっても大丈夫なことが多いですが、子供が舐めてしまうのはやはり怖いので、しっかりと洗い流すようにしましょう。
ぬるま湯に溶かした重曹
重曹は料理にも掃除にも使える万能アイテムですよね。
油脂を乳化させ、タンパク質を分解することができるため、お風呂の鏡の水垢掃除などにも大活躍しています。
漂白剤に比べて威力は強いものではありませんが、弱アルカリ性の重曹が弱酸性の皮脂汚れなどを分解してくれることで、臭いを消す効果があるとされています。
[やり方]
1.水1ℓに大さじ3杯ほどの重曹を入れ、30分~1時間ほど浸けておきます。
2.浸け終わったら水でしっかりと洗い流します。
重曹のほうが漂白剤よりも、子供のおもちゃの掃除に安心して使うことができますね。
ただこの重曹での消臭方法には殺菌効果がないため、ヨダレや皮脂によって臭くなった場合に特に有効です。
あまりにも臭い場合は漂白剤でを使用し、日頃の臭い対策に重曹を使うといった感じで使うのがベストなような気がします。
手洗い石鹸
手洗い石鹸で頭を洗ったあと、お湯に適量の液体石鹸を入れて2時間ほど浸けておく方法です。
この方法も殺菌するわけではないので漂白剤に比べたら消臭威力は劣りますが、安全性で言ったら1番安全な方法だと思います。
あとは先ほど紹介したようにして髪を乾かせばおしまいです。
これならいつものはいるお風呂のついでに行えるので楽ですよね。
ちなみに我が家のメルちゃんはまだ臭くなっていないので試したことはありませんが、もし臭いがついてしまったらまずは重曹でチャレンジしてみたいと思います。
カビを取る方法
スポンジのたわしで擦ってしまうと、メルちゃんの体に細かい傷がついてしまうので、使い古した歯ブラシなど毛質の柔らかいもので擦るようにしましょう。
子供の歯ブラシはよく噛み潰されますよね。そんな使えない歯ブラシをメルちゃんのために使ってしまいましょう。
漂白剤
胴体にはキッチンハイターなどの塩素系漂白剤、頭部には酸素系漂白剤を使うと良いです。
頭部に塩素系漂白剤を使っても書かれている目は消えることはないようですが、何度も塩素系漂白剤を使っていると髪の毛の色や目のプリントが薄くなってしまう可能性がありるので頻繁に使うのは避けたほうが良いと思います。
[やり方]
1.歯ブラシなどである程度よごれを落としておく。
2.ぬるま湯に適量の漂白剤をいれてメルちゃんを1時間ほど浸けておきます。
3.汚れが落ちていたらしっかりと洗い流して、干しておく。
酸素系漂白剤でも色落ちが心配なようでしたら頭の内側だけを浸けるか、作った液体をガーゼやティッシュに染みこませて貼り付けておくと良いと思いますよ。
カビキラー
お風呂のカビ掃除に人気のカビキラーもおすすめです。
カビキラーは塩素系洗剤なので哺乳瓶洗浄に使われるミルトンと同じような成分で作られています。
分解したメルちゃんに吹きかけてしばらく置いておくだけできれいになるので楽ですね。
ただカビキラー独特の臭いが残る可能性があります。
気になる方はその後に天日干ししたり重曹などで消臭したりしても良いと思います。
ちなみに我が家のメルちゃんもカビていたので、カビキラーでスプレーしておきました。
その結果がこちら↓
Before
After
結構キレイになりました。
つま先のほうのカビは歯ブラシでも届かないので、やはり薬剤を使用してカビを除去するのが早いでしょう。
臭いも最初はカビキラーの臭いが残っていましたが、次の日にはなくなっていましたよ。
まとめ
メルちゃんの乾かし方やカビ、臭いの取り方をご紹介してきましたがいかがでしたか?
乾かす際は熱による髪のダメージに注意してください。今のところ分解してしっかり乾かしてあげる方法が一番メルちゃんを清潔に保てる方法だと思います。
カビや臭いの対処法は、漂白剤や重曹などを用いてとにかく殺菌や消臭をしていくのが手っ取り早いですね。
もし何か良い方法を見つけた方はコメントいただけると嬉しいです。
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