お昼間のおむつがとれて、あとは夜だけ!
しかし、睡眠中はおしっこはコントロールすることは難しいのが実際のところ。
ですが、いつまでもおむつを購入するのは・・・できれば卒業したいですよね。
今回は、そんなおねしょ対策に便利な、「おねしょケットのリメイク・手作りのやり方」をご紹介します。
おねしょケットの作り方
おねしょケットとは、子どもの腰回りをすっぽりと包んでくれるスカート(ズボン)です◎
今回は、そんなおねしょの悩みを解決してくれる「おねしょケットの作り方」についてご紹介していきますね!
おねしょケットを作るには、素材は自由!
とはいっても、せっかく履くなら、おしっこがなるべく布団まで到達しないような防水・撥水加工があれば、ありがたいですよね!
今回は、以下の4つのおねしょケットの作り方をご紹介します!
・防水シーツ
・フリースブランケット
・テーブルクロス生地
・おむつ替えシート
ご家庭にあるものや、お子さんの事情にあったおねしょケットを選択してみてくださいね◎
防水シーツをリメイク!おねしょケット
参考:https://mamana-b.com/bedwetting-ket/
赤ちゃんの時に一応買ってみた「ベビー布団用防水シーツ」が、おうちで眠っている~というご家庭もあるかと思います!
そのベビー布団用防水シーツが使えます!
おねしょケットとして生まれ変われるんです!!
まずは、そんなベビー布団用防水シーツをリメイクして作るおねしょケットの作り方をご紹介します!
(着丈46㎝くらい)
- ベビー布団用の防水シーツ
- 外側の生地(着丈46cmの場合、横88cm×縦51cm)
- 2cm幅の平ゴム
- レースなどの装飾(お好みで)
外側の生地はなくても大丈夫ですがそれだと防水シーツのみで作る子になるので、見た目は映えません(笑)
見た目はどうでも良いという方は、「適正サイズにカット&端の処理」後、作り方手順⑥より始めてください。
作り方の流れは以下の通りです。
- サイズカット
- 端の処理
- 筒状にする
- ゴムを通す部分の作成
1.防水シーツと生地を、どちらも同じサイズに裁断する。
まずは、生地をカットしていきます。
出来上がり寸法46cmの場合、横88cm×縦51cm。
縦の長さはお子さんの身長によって調整しましょう。
防水シーツの周囲にあるバイアステープなどは、縫いにくいのでカットしておくのがおすすめです。
2.防水シーツと外側生地をマチ針でとめる
防水シーツと生地を中表にし、マチ針や裁縫用クリップ等でしっかりとめておく。
3.両サイドと裾を、縫い代1cmでコの字に縫い合わせる。(赤線)
防水シーツと外側生地を縫っていきます。
4.裾の両端を三角にカットする。
カットすることで、表に返した際のごわつきを減らすことができます。
縫った糸を切らないようにしましょう。(黄色線)
5.上部を縫う
これは端の始末なので、ミシンでなく手で平縫いしても良いです。
とりあえず、端の始末をするということですね。
6. 中表にして縫っていく
いよいよ筒状にしていきます。
一番下まで縫ってもいいですが、縫わずにスリットを入れておくと、子供も動きやすいです。
この時、上から1cm~4cmは縫いません。
縫わない部分がゴムの通し穴になります。
7.表に返す。
8.上部を、内側に三つ折りにして縫う。
6で縫ったところに合わせて、上から1cmのところで折り、次に上から4cmのところで折ります。
そして、通し穴を確認してから縫います。
もし、三つ折りにしにくい場合は、1cm折ったところで一度縫っておくと、扱いやすくなります。
9.レースなどをつける場合は、装飾する。
装飾してあげることで、喜んで付けてくれるお子さんが多いようです。
家で余っているワッペンなどを付けるだけでも、喜んでくれます。
10.子供のサイズに合わせてウエスト部分にゴムを通す。
もし、ゴム通しがなければ安全ピンやヘアピンなどでも代用できます。
11.ゴムの端を重ねて、何往復かしっかり縫い、完成!!
参考:https://mamana-b.com/bedwetting-ket/
筒状に縫って、ゴムを通すだけ!
これなら、手縫いでもできちゃいそうです!(^^)!
もし、おうちにベビー布団用防水シーツが眠っている方は、お試しください◎
ベビー布団用防水シーツがないという方も、厚めのタオル等をリメイクすることで、おねしょが布団に漏れるのを軽減できるかもしれません◎
フリースブランケットを使ったおねしょケット
次も、家にあるもので作れるおねしょケットの作り方をご紹介します!
参考:http://yuicreate.com/happymom/bedwetting-ket/
ご家庭によくあるフリースブランケットを使って、おねしょケットを作ってみましょう!
フリースブランケットって、何かの景品でいただいたり、100均でも手に入りますよね!
お子さんのお気に入りのキャラクターデザインで作ってみるのもおすすめです◎
ぜひぜひ、参考にしてみてください◎
- フリースブランケット
- ゴム
- タオル(使い古しでもOK)
- スナップボタン
- 固形石鹸
- 酢
【フリースブランケットを撥水加工する】
おねしょケットを作り始める前に、まずは、フリースブランケットを撥水加工します。
フリースブランケットは、固形石鹸を使って、撥水加工することができるんです!
固形石鹸をフリースブランケット全体にゴシゴシしてお洗濯するだけで撥水加工できるという方法です。
フリース生地などのポリエステル生地は、石鹸成分(油脂や脂肪酸を含む)を含むもので洗うと撥水効果が得られます。
「石鹸を縫った後、酢に浸すと、しっかり撥水!」という情報もありましたが、実は、この方法はNG。
石鹸はアルカリ性なので、酸性であるクエン酸やお酢をつけると、撥水効果が薄れてしまいます。
それと同様、柔軟剤も中性~弱酸性なので、お洗濯しているうちに撥水効果が薄れてしまうことがあります。
撥水効果を維持したい場合は、定期的に固形石鹸でこすると良いでしょう。
とはいえ、フリースブランケット自体にある程度の撥水効果があるので、固形石鹸がご家庭になければそのままブランケットを使用しても大丈夫です。
1.フリースブランケットをタオルを合体させる。
フリースブランケットを広げて真ん中あたりにタオルを置いたら、タオルをはさむように上下のはしを折り返していきます。
ガレットのようなイメージですね。
タオルをはさみこむことで、中のタオルだけまくれあがってしまうのが防止できます。
上はゴムが通るくらいの幅、下はタオルがはさみこめて一緒に縫えるくらいにします。
この段階で子供のサイズに合わせたサイズになるように、折り幅を調整しましょう。
あまりにもブランケットが大きい場合は、ブランケットをカットしてもいいですね。
そうしたら、折り返した部分(タオルとブランケットが重なっている部分)を縫っていきます。
黄色線の部分を縫っていきましょう。
2.左右をあわせて筒状にする。
端を縫って(黄色線)ブランケットを筒状にしていきます。
上のゴムを通す部分は縫わないようにしましょう。
上下をきちんとタオルごと縫えていたら、左右の縫いしろはタオルからはみ出てても大丈夫です。
3.ゴムを通してスナップボタンをつける。
青線がゴムを通す部分です。
お子さんの腰周りにあわせて長さを調節したゴムを通します。
細いゴムならちょっとキツめでも大丈夫です。
4.ひっくり返して完成!
参考:http://yuicreate.com/happymom/bedwetting-ket/
冬用のかわいいスカートみたい。作り方も簡単なので、手縫いでもできそうですよね!
しかし、このフリースブランケットで作ったおねしょケットは、1回洗濯するだけで撥水しなくなるそうです(;・∀・)
おねしょするたびに、石鹸をこするという工程はちょっと手間がかかりますよね・・・。
しかも、フリースブランケットは、夏場はちょっと暑そうです(;^_^A
そこで!いっそのこと、水をはじく布でおねしょケットを作ってみてはいかがでしょうか?
しかも、それなら夏でも使えます◎
テーブルクロス生地のおねしょケット
薄い布状のテーブルクロス生地(水をはじく布)を使ったおねしょケットの作り方をご紹介します!
参考:http://haduki.wp.xdomain.jp/2016/07/29/bedwettingket/
こちらは、素材的にも夏場使用しても暑くなさそうなので、オールシーズンいけそうです◎
(105㎝サイズ)
- 水をはじく布(薄い布状のテーブルクロス生地など)約80×40㎝
- ゴム 約57㎝
- まくれ上がり防止用の布 約13×3㎝
(フェルトがおすすめ!端の処理が不要になります。)
1.輪になるように短い辺を中表に合わせる。
履くために筒状にしていきます。
スリットを入れる場合は、下20㎝くらいあけ、縫っていきます。
2.ゴムの通り道を作っていく
ゴムを通すために生地を折っていきます。
輪になった辺を1㎝折ってアイロンし、さらに2cm折ってアイロンする。
アイロンしなくても大丈夫ですが、かけておくときれいに仕上がります。
アイロンをかけた部分をゴム用に2cmくらい開けて縫う。
3.まくれあがらないように股のあたりにフェルト等を縫い留める。
参考:http://haduki.wp.xdomain.jp/2016/07/29/bedwettingket/
おねしょケットがまくれ上がらないように、ストッパーとして余った布などを縫い付けます。
4.ゴム通しを使って、ゴムを入れ完成!
おむつ替えシートでおねしょケット
保育園に通っていたご家庭なら何枚かあるであろうおむつ替えシートもおねしょケットになります。
お昼間のおむつがはずれたら途端に出番がなくなってしまう、おむつ替えシート。
それをリメイクしておねしょケットとして復活させちゃいましょう。
- おむつ替えシート 2枚
- ゴム
たったこれだけで作ることができます。
Point
履いた時に、おむつ替えシートの表面(おしっこを吸収する側)がケットの内側になります。
おしっこを吸収してもらうためですね。
そのため、完成した場合、おむつ替えシートの裏面が表になります。
完成形が地味でイヤだなという方は、好きな布を合わせて縫ってあげても良いですね。
(記事上部でご紹介した「防水シーツver」のように表生地を縫い合わせます)
1.ゴムを通すための折り返しを作る
ゴムを通すために生地を折って縫います。(黄色線)
おしっこを吸収してもらうために、おむつ替えシートの表面がケットの内側になるようにしましょう。
この作業をもう1枚のおむつ替えシートにも行います。
2.おむつ替えシート2枚を縫い合わせる
ゴムの通し穴をふさがないように2枚を縫い合わせていきます。
このとき、できる限り寝返りをスムーズにうてるように、スリットをいれてあげることをおすすめします。
スリットは、下20㎝くらいもあれば十分です◎
3.ゴムを通す
最後にゴムを通せば、完成です。
パジャマの上から履くので、きつすぎないように注意してください。
子供のウエストにゴムを巻き付けて、それよりも少し短い長さで作るといいです。
4.完成
おむつ替えシートで作ったらこんな感じになります。
おむつ替えシートの裏面が表となるので、見た目は地味ですが、吸水力はバッチリです!
おねしょケットまくれ防止策
まくれ上がらないよう、おねしょケットは、ズボンにするのがおすすめです◎
スカートタイプは、寝ているうちにまくれ上がってきてしまって、おねしょをキャッチしてくれない可能性があるからです。
我が家もスカート風におねしょケットを作りましたが、やはりまくれ上がってきてしまいました。
ズボンなんて難しい…という方も安心してください。
ズボンといっても、ズボン風です。
・スナップボタン
股あたりにスナップボタンを付けてあげることで、まくれ上がり防止になります。
この方法はボタンを付けるだけなので、簡単にできますよ。
しかし、寝ている間によく動き回るお子さんの場合、スナップボタンはかなりの確率で外れてしまうんです。
・生地の前後を縫い留める
そういう場合は、前側生地とお尻側生地を縫い留めて、ズボン風にするというやり方もあります。
ですが、これも結構な確率で、糸がブチっと切れてしまうんだとか。
子供のパワーおそるべし…!
・布を縫い付ける
結果、最良な方法は、布を股のあたりに縫いつけることでズボン風にするというやり方です。
布はなんでもいいので、切れ端でもOKです!
この方法を我が家でも試してみました。
これなら縫い付けた布が、股に引っかかってくれて、パンツ丸出しで寝るということはなくなりましたよ。
おねしょケットでおねしょの回数が減る?!
おねしょケットを使用して寝ると、自然とおねしょの回数が減ると言われています。
それは、子どもがおねしょを意識するということからです。
そして、次のようないい循環が生まれてきます!
布団が濡れない
↓
ママが喜んでくれる
↓
ぼく(わたし)もうれしくなり、やる気がでる
↓
おねしょを意識するようになれる
↓
おねしょが減る(卒業する)
すごいですよね!
おねしょケットをつけるだけで、
「おねしょしないようにしよう」という意識が生まれると同時に、
万が一おねしょしてしまっても「大丈夫」という安心感も生まれます。
そして、おねしょしなかったときは、大好きなママがよろこんでくれて、褒めてくれます。
また、がんばろうと子どもは思います。
このプラスの循環の繰り返しで、いつのまにかおねしょはなくなっているのです。
すてきな循環ですね(#^^#)
また、おねしょをしてしまっても布団が濡れることがないので、親の精神にも優しいです。
おねしょをする
↓
怒る
というのは悪循環でしかないので、おねしょケットはおねしょトレーニングにはもってこいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おねしょケットの作り方について、3つの方法をご紹介しました。
ご家庭にあるものでつくれそうですし、作り方も複雑ではありません(*’▽’)
しかも、おねしょケットを利用することで、子どもがおねしょを意識し、プラスな循環が生まれ、子どももママもニコニコになれるなら、挑戦してみる価値ありですよね!(^^)!
ぜひぜひ、この記事がみなさんのお役に立てることを願っております☆彡
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント