我が家の玄関にカッコつけた家族の写真が飾ってあります。七五三の時みんなで撮った写真です。みんな、いい表情してます。七五三の写真って、いつもの記念写真とは違う、特別な感じがあります。そんな七五三の写真についてのまとめです。
七五三の写真はいつ撮る?スタジオアリスなどのスタジオ、安い時期とかあるの?
七五三というと、まず写真撮影ですね。スタジオアリスなどほとんどの写真スタジオで写真を撮ってくれます。
今は結婚式でも「前撮り」をしますが、七五三でも前撮りしたほうがいい時期とかあるのでしょうか?
七五三の写真撮影をする時期には、だいたい3つのパターンがあります。
「前撮りをする」「当日撮影をする」「後撮りをする」です。
家庭の事情と懐具合を見ながら決めていくことになるのですが、一生のうちそう何度もあるお祝い事ではないで、じっくり考えたいものです。
それぞれのメリット、デメリットをまとめてみます。
前撮りの場合
メリット
早割のキャンペーンで費用が安くなるというメリットがあります。早いところでは4月から予約を受け付けているところもあります。
写真館にとっても、一人でも多くのお客さんに来てもらいたい時期なので、写真の追加プレゼントや、お参り当日の衣装のレンタル料が割引になるなどの特典を準備してくれている所もあります。
他にも、スケジュール的にゆっくり時間が取れたり、何かあった場合には別の日にスライドできる、という利点もあります。
デメリット
申し込みが多い時期の土日にはなかなか予約が取れない、ということがあります。
着付けも、前撮りと当日、2回行う必要があります。着飾るのが好きな子にとっては楽しいかもしれませんが、窮屈な服装が苦手な子には、我慢の時間が増えます。
また、成長著しいこの時期に、あまり早く撮影し過ぎると、七五三の年齢よりも幼い姿のままの写真が残ってしまいます。
月別に詳しく見てみますと…
(4~5月)
一斉に七五三前撮りキャンペーンが始まります。
ゴールデンウィークをうまく利用すると、家族・義父・義母と一緒に撮影ができます。
暑くもなく、寒くもなく、日差しもさほど強くはないので、日焼けする前の姿で撮影したいのであれば、オススメの時期です。
しかし、利用者が最も多い時期です。
早めに予約を入れておかないと、土・日の撮影は難しくなります。
(6~7月)
6月中旬には学校や園でプール学習が始まるので、子どもが日焼けする前に撮影したいのなら、この時期までがギリギリということになるでしょう。
写真館次第では、4〜5月の予約が取れなかった人たちが、この時期に一斉に殺到することがあります。
(8~9月)
夏休みを利用して、平日にゆっくりと撮影することができます。
4月〜7月に比べれば「実際の七五三の年齢よりも幼く写る」ということが多少は避けられます。
気をつけたいのは、夏盛りなので日焼けが写り込むことも。
前撮りキャンペーンもそろそろ終わり始めます。どこの写真屋さんでも、撮影料金が割高になる傾向にあります。
前撮りを検討するのであれば、キャンペーンの時期に合わせるのがベストです。
もちろん10月でも前撮りは可能です。
当日撮影の場合
メリット
写真撮影とお参りが1日で全て終わります。
それぞれの予定を当日に集めておけば、仕事を休む日数も減らすことができます。
七五三の雰囲気をリアルタイムで味わうことができますし、お参り当日の子どもの様子をそのまま写真に残すことができます。
デメリット
参拝前に撮影すると、移動が大変で長丁場になるというデメリットがあります。
3歳でお祝いする場合には、子どもの負担が大きくなるかもしれません。
突然のアクシデントがあった場合の予定変更も難しくなります。
ぐずり出しでもしたら、楽しいはずのお祝い事が、子どもにとっては嫌な思い出として残ることになるかもしれません。
後撮りの場合
メリット
お参りが終わった後、別日に写真撮影をします。
混雑の時期は過ぎているので、写真館の予約が取りやすく、日程的にもゆったりできます。
子どもの体調不良などがあっても、日にちの変更がしやすいです。
デメリット
年末が近くなるので、慌ただしい時期と重なることも。
割安キャンペーンも期待できませんので、出費の多い年末には予算的に厳しくなるかもしれません。
年賀状の写真に使いたいという予定があったら、早めに済ませておかないと年賀状作成に間に合わない、ということにもなります。
また、どうしても時期を逸した感は残ります…。
予約がうまく取れるのであれば、5月の大型連休前後に前撮りを済ませておくのがオススメです。あとは七五三のお参り当日までゆったりと待っていられるし、子どもの負担も少なくて済みます。
うちは、七五三お参り当日に、写真撮影から神社参拝、お祝いの昼食御膳まで一気に全部やりました。
神社にはたくさんの人がいるし、露店も出ているし、まるでお祭りのようなにぎやかさ。結構ハードスケジュールだったけど、七五三の雰囲気は丸一日楽しむことができましたよ。
家族の一大イベントとして、今でも時々話題になります。
費用は?
七五三の写真撮影にかかる費用は幅広く、どういう風に撮影するかで大きく変わって来ます。オプションも色々あり、たくさんつければ、当然のことながら、費用も高くなります。
無料オプションなどを上手に使うことで、ある程度は抑えられます。
平均は、5〜6万円だそうですが、家庭によっては10万円以上かけるところもあります。逆に、工夫や交渉次第では、2万円ぐらいに押さえられることもあります。
早い時期に、キャンペーンの有無やどのくらいの値引きができるのか、いくつかの写真館に尋ねて準備しておくといいと思います。
他の家族と一緒に予約を入れるとか、「他のママ友にも紹介するから…」ということで安くしてもらえるかも。
一般的には、衣装にかかる費用の都合で、男の子より女の子の方が高くなることが多いようです。
写真には親も入る?
親が必ず入らなければならない、というものではありません。
記念として残しておくのであれば、子どもだけの方が主役がはっきりしますよね。「七五三の時の〇〇ちゃんの写真」という説明ができます。
でも、年賀状にその写真を入れるのであれば、家族一緒の方が、使いやすいかもしれません。
撮影した写真を何に使うかで、考えましょう。
写真館によっては、家族撮影になると追加料金が発生してしまうところもあるので、事前の確認も必要です。
我が家では、家族全員で写ることを選びました。
あの日は子どもたちも「めんどくさいなあ…」という顔で、上のお兄ちゃんなんかは「何で俺まで?関係ないのに。」とブツブツ言っていたのですが、玄関に大きく引き伸ばして飾ってある写真を見ると「家族のいい記念になってるなあ」としみじみ思います。
家族全員で写っている写真って、あるようでないんですよね。
しかもプロが撮ってくれた写真はかなり少ないです。
失敗談
最後に失敗談をいくつか紹介します。
前撮りのトラウマが・・・
長女の初めての七五三の時に、8月生まれの長女が3歳になるのを待って、主人の夏休みを利用して前撮りにいきました。人見知りの長女は、写真館でも初めから不安な様子。衣装は、すんなりと決まったのですが、美容室にも連れて行ったことがなかったのでヘアメイクが中々できずに大変でした。最終的には、私の膝の上に座ってなんとかすることができました。
撮影時も、表情が硬く「服脱ぎたい!帰りたい!」とずっと言っていました。親が一緒なら違ったかもしれませんが、私も主人も一緒に撮影するつもりはなかったので普段着で来ていたので、一緒に撮影することができませんでした。
他のお客さんを見てみると、お気に入りのオモチャやお菓子を持ってこられて、子供のご機嫌をとりながら撮影されていました。初めての写真館で何も準備してこなかったことを後悔しました。
前撮りがよほどいやだったのか、お参りの日に衣装をレンタルしに写真館へ行った際も、はじめは「着ない!」と言っていました。神社に着くと気分も変わったのかご機嫌になってくれたので本当に安心しました。
やはり幼い
早生まれの娘の初めての七五三。着物を着る娘の姿が早く見たくて5月に前撮りに行きました。撮影当時、娘はまだ2歳3ヶ月でした。
女の子らしい性格の娘は、可愛いらしいものが大好きで着物も喜んで着てくれたのですが、やはりまだ幼くて一人で立って撮影する事がうまくできず、写真館の方にはずいぶん苦労をかけてしまいました。横で同じように七五三の撮影をしていた娘と同級生らしい女の子は、兄弟が一緒だったためか落ち着いて撮影していました。
出来上がった写真をみると、ずいぶん幼い印象の写真になっていました。同じ早生まれの子のママに聞くと、今年はやらずに1年遅らせるとの事でした。うちも思い切って1年遅らせてあげた方が娘にとってもよかったのではと思いました。
黒すぎた…
キャンペーンの安い時期にと思い、七五三には少し早い9月の前撮りで撮影しました。7歳の娘は活発な子で、夏休みは毎日午前中に学校のプールに行き、午後から外で遊んでいたため、写真館で着物を合わせる時には真っ黒に日焼けしていました。
そのため、着付けをしてくれた写真館の人も「ずいぶん黒いね~。着物に日焼けはあまり合わないのよね~。」とポツリ…。娘の表情が曇りだし、あまりいい写真が撮れませんでした。どうせなら夏前に前撮りしてあげればよかったです。
失敗談には学ぶことも多いですね。
七五三の神社の予約のやり方は?いつやるといいの?
では、神社で参拝する時のマナーのまとめです。
七五三には、神社にお参りをします。ここまで大きくなった我が子の成長を喜ぶとともに、今まで見守ってくださった神様へのお礼を伝えに来ます。
ほとんどの神社で祈祷をあげてもらえますが、参拝当日に予約なしでいきなり行くと、凄く待たされるか断られるのどちらか。
事前予約が必要です。
神社へ予約する時のマナー
神社への予約は3ヶ月ぐらい前までには済ましておきましょう。
伝えることは「七五三の祈祷であること」「子どもの名前や年齢」「希望する日」などです。あとは、神社から尋ねられることに丁寧に答えていけば予約完了です。
神社によっては、希望する日に予約が取れないことがあります。
日にちをずらして予約できるようだったらいいのですが、どうしても予定が入れられない場合は、満年齢で七五三を行うことにして、翌年ご祈祷していただくという方法もあります。
初穂料を確認しておく
忘れずに聞いておきたいのが、初穂料(祈願料)の金額です。祈祷の際におさめる初穂料は、神社によっていくらか決まっています。その神社にいくら包む必要があるか、確認しておきましょう。
「初穂料はいくらほどになりますか?」という聴き方をすればいいでしょう。
大体五千円から一万円ぐらいです。祝儀袋に「御初穂料」と書いて持って行きます。
神社参拝だけでもいい
祈祷に行けない家庭の事情などがあっても、祈祷を受けるかどうかは、各自の気持ちの問題なので、神社を参拝するだけでも全く問題はありません。千歳飴は境内で買えることもあります。
そもそも七五三のお参りはいつまでできる?
七五三とは、3歳と5歳と7歳の節目にお祝いをする行事です。
昔からの風習では、数え歳(または満年齢)で、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の11月15日にお祝いをします。
数え歳〜生まれた年を「1歳」「1年」とする数え方
満年齢〜生まれた年を「0歳」「0年」とする数え方
例えば3歳のお祝いを数え年で行う場合は、満年齢でいうと2歳で七五三のお祝いをすることになります。
兄弟姉妹がいる場合は、上の子は満年齢、下の子は数え年で一緒にお祝いする、など、年齢に合わせて時期を選ぶことが多いです。
とはいえ、家庭の都合や仕事によっては、七五三のお祝いの時期を大きく外してしまうということもあるかもしれません。
七五三は子どもたちの成長を報告し、今後の健やかな成長を祈願する気持ちが大切なので、時期が外れても大丈夫です。
神社の規模によっては、時期が外れると予約を受け付ける手順が変わってくる場合もありますので、事前に神社に確認をとっておきましょう。
11月15日の前後になると神社も混雑するので、ゆっくり参拝し、境内で家族写真を撮ったりするなら、逆に時期を外すのもおすすめです。
慣れない着物や洋服を着ている子どものために、暑すぎず、寒すぎない日を選ぶようにしましょう。
まとめ
我が家の思い出と重ねながら、七五三の写真撮影についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?
簡単にまとめてみますと…
無理のないスケジュールにしたい→5月の連休前後までに前撮りを済ます。早めに情報を集めて、写真館を決めたり予約を入れたりする。早割のキャンペーンを利用する。
七五三を丸一日楽しみたい→当日の午前中に写真撮影をする。ハードスケジュールを覚悟して、対策を考えておく。
とにかく人混みを避けたい→祈祷の時期をずらして、写真は後日撮影する。
いつまでに祈祷を終わらせなければならない、というしきたりはないが、神社への予約は3ヶ月前に。
といったところでしょうか。
後々まで残る七五三の写真。
子どもにとって楽しい思い出になることを優先したいですね。
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